LEFTALIVE感想文

プレイする切っ掛け

 これはゲームキャストさんのディスコードサーバーで度々、話題になっていたレフトアライブ。通称「LA」が何故かこのサーバー内で流行っていて今も流行っていると言って良い状態でした。

 一応言っておくとLAはステルスTPSで敵との交戦を避けつつときには戦いを余儀なくされるゲームです。

 さてそんな中、最近になってある人がそのLAを配っていると聞いたのです。実際にhumbleで極めて安く売られていてそれを爆弾のように投げつけられプレイするはめになっている人を見ました。この時の僕の心境は「タダなら遊んでみたいな。でもそれを言う勇気は無い」だったのでそのままでした。しかしその配っている人のsteam内のウィッシュリストに奇妙なゲームを見つけました。それは100円で売られているHouse of Detentionというなんとも変なゲームです。これを面白半分で送ればと淡い期待を持って送ったところ彼からお返しにsteamキーを頂いたわけです。

 この時の感じでは色々、悪評がついているけど難易度一番楽でやれば楽しいだろうでした。ま、予想は裏切られました。

さてプレイするか…

 お話はとある街の一日を描いた作品です。制作者がサバイバルなら食料とかどうすんのと知恵を絞った結果あみだしたのが一日の間ならそういうの無しで良いだろ、というもの。これに関してはとても良いと思います。

 またクラフトや空き瓶、空き缶を投げると何故か敵が寄ってくるのもステルスゲーならよくあることです。そうじゃなきゃやってられません。またその空き缶に遠隔操作付きの爆弾にすることで一網打尽なんてことも。

主人公

 ここには全部で3人の主人公がいて時間を前後しながら物語の核心に迫るというものです。割と良いんじゃないかと思ったかたは
「やってねえからそんなこと言えるんだ」
 
と言わさせていただきたい。何しろキャラの個性と言われるものは外観と一人だけスタンガン持っているくらいのもので全く性能差はありません。
 一人目の軍人も二人目の警察官も三人目の囚人もみんなみんな一緒なんです。クラフト出来るものが違うとか腕力とか足が速いとかヴァンツァーの操作が上手いとか全く無いのです。

プレイについて

 これには言いたいことがありすぎます。

画像1

 これは歩いている時にハンドガンを構えた時の照準です。歩いているから良いだろとは思います。では次に狙った状態です。

画像2

 さあ、これです。この距離でこれです。割と狙えている方なのかそれともでしょうか。これがもう頼りにならないことこの上ない。さて敵を狙ってみましょう。

画像3

 見て下さい。一見すると当たりそうですが照準が赤色になっていません。つまりこの距離だともうハンドガンでは駄目です。当たりません。ついでに言えば当たりそうな距離でも、しっかりと範囲内を銃弾は飛ぶので割と外れることがあるのです。しっかりと相手の頭が殆ど入るように撃たないと駄目です。ついでに言えば奴らの射程はこちらよりも上です。

 ステルスゲーなんだから相手の方が有利だろというのは最もです。それでも僕はまずこの銃器のダメさ加減に幻滅したのです。
 一応言っておけば難易度最低のカジュアルでなら敵ヘッドショット一発で倒せます。ということはカジュアルじゃなかったら?
 なんと通常難易度で3発必要なんです。ヘッドショットですよ。いくらなんでもおかしいでしょ。

これでステルスしろと?

画像4

 MAPです。チャプター1ですが殆どがいくつかのMAPを流用しています。さてこれを見て分かるのはたくさんの路地があるように見えるということです。実際は行くと何かが敷き詰められたりしていて通れません。そこになってようやくこの道は通行できないというマークが表示されます。そうなんです。実を言うとこのゲーム、ステルスを強要しておきながらルートは一本しかありません。
 しかもステルスゲーお得意の高低差による移動もありません。各地には敵がひしめき合っています。何ならヴァンツァーもいます。見つかったら地面が吹き飛ぶような銃弾を撃ってきます。当然、その辺りには敵兵もいます。

 結局のところ僕が早々に編み出したというか思いついたのが逃げることです。全力で走ることも出来ますが割とすぐに疲れます。それよりは前転しながら逃げるのが割と有効ですし結構移動速度も速いです。

色々出てくる不満点

画像5

 これはヴァンツァーを隙間から狙った画像です。赤いバツ点が見えます。あれは射線がこれに当たって届かないよという表示です。
 おいちょっと待ってくれや。普通こういうのは無視するのが基本だろ。それをなんでまた律儀にやんだよ。これは割と色んな障害物で起きる嫌なことでした。

 次に近接武器です。ステルスゲーながら3人のキャラ全てがステルスキルといったものは持ち合わせておりません。ですので有効なのが近接武器。隠しアクションの走りながらしゃがむ行動で出来るスライディングを当ててダウンさせダウン攻撃で一撃。これも一見するとこれ一つあれば良いんじゃねと思うくらい強いのですが何とこの武器は耐久力が備わっているんです。

 つまりどういうことかというと何回か使うと武器が破損してるよと言われます。完全に壊れるとただの重い棒になるのでまた探さないといけません。せっかくのステルスゲーに合った武器が壊れるという。理不尽さ。

 難易度による差は敵に対して与えられるダメージと被ダメージの低減。これだけです。敵はどの難易度でも正確な射撃をしてきます。カジュアルだからといって手を抜きません。こちらを見つけるのも一瞬です。カバーして顔を少し出しただけでも見つかります。

 なのですが、こいつら後ろを走ってても全く気づきません。後ろをこそこそと付け回しても振り向かないかぎり絶対に気づきません。まったくもって変なAIです。戦闘になったら更に変です。急に猛ダッシュして戦うのかと思えばあらぬ方向に向かって行きます。それもかなりな速度です。そして奴ら安全なとこからカバーしながら撃ってくるんです。もう最悪。

 ある人が言いました。
「メタルギアソリッドは超人が凡人を相手に戦うゲームだけどLAは凡人が超人に戦いを挑むんだ」
 実際そのとおりです。敵はこちらが登れないような塀もひとっ飛びです。敵の近接攻撃は酷く痛いです。こっちは近接武器がなければ銃器を振り回す程度で範囲を狭く使い物になりません。

最後に

 僕はもう殆どが惰性でクリアしてしまおうと思ってやってました。正直、何度やめようかと思いましたがカジュアルという最低難易度でやっておきながら未クリアは許されないという思いだけです。
 今はクリアしました。ああ、一つだけ良い点があります。
 steam版なのですが実績でキラキラしたレアな実績。全体で10%未満なら取れるやつです。あれがこのLAではいとも簡単に取れます。
 全チャプター14のうち6からクリアするだけでキラキラしたの貰えます。ただ他所でsteamキー買ったほうがいいです。値下げされてない状態のLAでは値段通りの評価を得られるとはとても思えません。

 PS4版ならすごく安いので、どんなもんか試しにという感じでやれると思います。

 あ、あと僕みたいにネガティブなものでなくポジティブな意見を見たい方は「すいなさん@エンジョイゲーマー」の
私が思うLEFT ALIVEの楽しみ方。
 
こちらをどうぞ。

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