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柔道整復師が考える動作分析①

柔道整復師の中内涼(ナカウチリョウ)です。

今回の記事では、いままで動作分析について学んだことを僕の解釈も入れながらパートを分けて発信していきます。

※今回の記事は施術者として2年目までの方と学生におすすめしていますので、普段から運動指導をしている方にとっては当たり前すぎる内容になっていますのであらかじめご了承ください。

そもそも動作分析って必要?

施術を行う際にまずは、患部の評価というのは大事ですよね。
柔道整復師だと評価法としてSpecial TestやROM・MMTなどを用いて行うのではないでしょうか?
そして、その評価結果から患部に対して手技や物療を用いて施術をしますよね。
そうすることで痛みの改善(一時的に)は可能だと思います。
これだけで効果は出ているし十分じゃないか?
そう思いませんか?

ただ、施術を行ったことで痛みはなくなった(一時的に)が
「再度痛めてしまうのではないか?」
「クセになってしまうのではないか?」
「なにか予防法はないか?」
など
このような質問を患者さんからされたことはありませんか?
僕はよくありましたし、いまもあります。
症状にもよると思いますがあなたはなんて伝えていますか?
(よろしければあなたがどのように伝えているのかをDMで教えてください。)
※僕個人の考えとしては同じ部位(正確には同じような部位)に再度痛みが発生しても様々な要因があると考えられるので、必ずしも前回と同じ痛みというものは存在しないと思っています。ただ、患者さんの訴えを否定するわけにはいきませんから伝え方は工夫が必要ですね。

患部の処置や痛みをとるということについては、あなたも普段から当たり前にしていると思います。

では、先ほど書いたような患者さんからの訴えのひとつである【クセになる】とはどういうことでしょうか?

クセになるとは?

例えばギックリ腰ですが
「気温が冷えて寒くなると・・・」
「毎年この時期になると・・・」
「あの仕事をすると・・・」

こんな話をよく聞きませんか?これが患者さんのいう【クセになる】のひとつと僕は解釈しています。

果たして、そのギックリ腰の原因は
本当に寒くなったからですか?
毎年の恒例で仕方ないのですか?
仕事のせいなのですか?
ここでもお聞きします。
このような話を患者さんにされたとき、あなたはなんて伝えていますか?
(こちらもあなたがどのように伝えているのかをDMで教えてください。)
笑って相槌を打って流していませんか?

ちなみに僕は現場で患者さんの施術を始めた頃はまさにこんな感じでした。
この頃は目の前の患者さんに対して患部の施術しかしていませんでした。
ただ、冒頭でもお伝えしたように患部の施術をすることで痛みは一時的に消失しますし、患者さんからも痛みが消失したことで喜びの声をいただきます。
そのため、なにも間違っているとは思っていませんでした。

もしも心当たりがあるならこれから一緒に学んでいきましょう!
必ず施術の説明に役に立つことを約束します!

月日が流れ、僕も施術する患者さんが増えて、会話をしていく中で先ほどあったような話を耳にする機会が増えました。
そうすると、
そもそもクセになるということはありえるのか?
本当は他にも原因があるのではないのか?

と少しづつ考えるようになりました。

もちろん先ほどの話も原因のひとつではあるかもしれませんが、施術して変えることはできませんよね?
「気温が冷えて寒くなると・・・」
→気温はコントロールできませんよね?
「毎年この時期になると・・・」
→冬をなくしたりはできませんよね?
「あの仕事をすると・・・」
→職場や作業内容は変えられませんよね?
だからこそ大切なのは普段からの身体の使い方に目を向けて、変えることのできるものを変えてあげることがひとつの手段として有効と考えました。
その中で僕が勉強したことのひとつが動作分析による評価だったわけです。

ここからが本題

それではおまたせしました!
おまたせしすぎたのかもしれません!!!

ここから本題に入っていきます。

ここからは僕と一緒に学んでいただける方はお読みいただけたらと思います。

※今回の記事は施術者として2年目までの方と学生におすすめしていますので、普段から運動指導をしている方にとっては当たり前すぎる内容になっていますのでご了承ください。

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