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藤岡幹大という心優しいギタリストとの想い出

「おい、なかやー。」
「おい、なかやー。」
何度も何度も名前を呼んで懐かしがってくれた15年越しの再会から約2年。
17才の時に初めて出会ってからどれくらい月日が流れたのか。
自分がバンドに夢中になり、高校にいきながら親に通わせてもらったMI JAPAN大阪校、イカツイ先輩が多いなか、いつも冗談言いながら面白おかしくギターを教えてくれた幹大さん。

今じゃ、Yahoo!トップだけじゃなく海外のメディアでも取り上げられるヒーローになった。
でも、こんな形でなんて、、本当に嫌だ。全く信じられない。
このニュースを見てから何をしてても、幹大さんのことが頭から離れない。
自分にとっては多感な10代の濃い時間を共にした、数少ない大阪から東京に出た先輩。

ある時、
渋谷の安居酒屋で語りあった日に絶対に一緒に仕事しましょうねと約束した。
そして、それは去年の初めに実現することができた。

本当にこの景色には幹大さんのギターがハマると感じられる場所を見つけた。
それは熊本県の高森だった、寒さがまだ厳しく、雪がぱらぱらと残る2月だ。
幹大さんを空港でピックして阿蘇の山奥にある高森へ向かった。
移動続きの上、疲れていたにも関わらず町の中を色々見て回って事業者さんにもご挨拶させていただいた。
そして夜には熊本市内の音楽居酒屋に行き熊本の仲間の前にも関わらず、
「俺は絶対引弾かへん」と僕に耳打ちしてたけど、
結局弾いてくれて、和やかな雰囲気のまま店を後にした。

その後も、
「おい、なかやー、カラオケ行くぞー」となり、
着ぐるみをきながら尾崎を熱唱していた幹大さん、
仕方ないなーと笑いながら一緒に楽しんだ時間が忘れられない。
飲んで、歌って、さらにシメのラーメンまで行って、
翌日は地震で崩れた熊本城を見て神妙な顔つきになっていたことも、いつも人のことを真摯に考えている幹大さんらしいなと感じさせる出来事でした。

そして年末にも、
三軒茶屋でセッションしているところにお邪魔して、
お酒を酌み交わしながら、ワシは飲みすぎたから弾かん。とか、言って外に出て行ったのを自分が悟すという。
そんな些細なことも、
ほんと仲良くしてくれてありがたい気持ちでいっぱいでした。

「次は高知に行きましょうね。」と約束をして、
早めにスケジュール言ってや、と会話したのが最後になるなんて。
俺はまだ信じられない。。

こんな赤裸々なプライベートなこと、
書くことをほんと躊躇したけど、
幹大さんと過ごした時間を残したくて、
少しだけど一緒に仕事をした仲間にも覚えてて欲しくて、こんな文章を書くことはこれからもないと思う。

俺は、幹大さんに出会えて本当に勇気をもらえました。
まださよならは言いたくないよ。

あなたと仕事が出来てこれ以上なく感謝してます。
ありがとうございました。


最後までお読みいただきありがとうございます! 今後もキャリアのことや、仕事の中で得たおもしろい学びを発信していきます。お役に立てたらうれしいです^^