中山功太

ピン芸人・中山功太です。よろしくお願い致します!お仕事のご依頼お待ちしています!nak…

中山功太

ピン芸人・中山功太です。よろしくお願い致します!お仕事のご依頼お待ちしています!nakayamakotaboshu@gmail.com

マガジン

  • 自己啓発コラム

  • 関西最狂ヤンキー列伝

  • 架空ロック100選

    架空の邦楽の名盤を紹介するコラムです。

  • 根腐の腐風(こっぷのふっぷ)

    初めて短編小説を書き始めました。 少しずつ書いていきます。 お暇な時に、宜しければお読み下さい!

最近の記事

映画を観るという事

大阪で朝の情報番組に出演していた20代の頃、映画紹介のコーナーの為に、週に1本最新映画を観させていただいていた。 試写会のスクリーンで観る事もあれば、自宅の14インチのテレビで特別にお借りしたVHSを観る事もあった。 番組が終わり、29歳で上京してから10年以上経つが、その頃に観た映画をTVやタブレットで観ると、当時の記憶が鮮明に蘇る。 その作品を観た時に感じた事だけでなく、作品を観に行った試写室があるビルの湿度やその日の秋風の香り。 VHSを観た時に住んでいた街の風景や部屋

    • 飛行機に置いてある雑誌風コラム #5

      〜休載のお知らせ〜 皆様、いつも「僕の旅、君の街、人の家」をご愛読頂き、誠にありがとうございます。 ニュースや新聞で既にご存知の方も多いとは思われますが、今回は、著者の若槻富実男先生が一方的に受けた暴行による過出血、また幸い手術は免れたものの、ご本人の著しいやる気の低下の為、休載とさせて戴きます。 いつも楽しみにして下さっている皆様、本当に申し訳ありません。 若槻先生の一日も早い回復を、編集部一同願っております。 また、若槻先生の掴み合いの大喧嘩に関する質問や苦情が以前にも

      • 飛行機に置いてある雑誌風コラム #4

        さて、酒の話でもしようか。 いま機内でこれを読んでいる読者諸君並びに、当雑誌を機外に持ち帰り読んでいるテイクアウト族諸君。 酒は好きだろうか? 「毎日飲む」「嗜む程度」「一切飲めない」 様々な人間がいるだろうが、私にとって酒と旅は決して切り離す事が出来ぬものだ。 言うなれば、龍と虎である。 「どちらが龍でどちらが虎か」などと言うくだらぬ疑問を持った者とはぜひ掴み合いの大喧嘩をしたい。 先日、今年で5歳になる愛息と訪れたデパートの屋上で、戦隊ヒーローショーを観ていた時、動きの悪

        • 飛行機に置いてある雑誌風コラム #3

          〜休載のお知らせ〜 皆様、いつも「僕の旅、君の街、人の家」をご愛読頂き、誠にありがとうございます。 今回は、著者の若槻富実男先生の過入院による過労の為、休載とさせて戴きます。 いつも楽しみにして下さっている皆様、本当に申し訳ありません。 若槻先生の一日も早い回復を、編集部一同願っております。 また、若槻先生の掴み合いの大喧嘩に関する質問が多数寄せられておりますが、私共と致しましては何も申し上げる事は出来ません。 どうかご了承下さい。 月刊「羽の乗り物」編集長 島袋 陸

        映画を観るという事

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        • 自己啓発コラム
          5本
        • 関西最狂ヤンキー列伝
          2本
        • 架空ロック100選
          10本
        • 根腐の腐風(こっぷのふっぷ)
          5本

        記事

          飛行機に置いてある雑誌風コラム #2

          旅の楽しみと言えば、人は何を思い浮かべるだろうか。 食事、旅館、温泉、観光、歓楽街...。 人それぞれだと言えばそれまでだが、また「そんなものは人それぞれだ」という者とは、掴み合いの大喧嘩になるのだが、私にとっての旅の楽しみは「距離」において他ならない。 空港までの電車の移動距離、搭乗口までの歩行距離、飛行機の飛行距離、その全てが遠く、長くあるべきだ。 私にとっての旅の良し悪しは、平たく言えば「いかに遠いか」に掛かってくるのである。 先日、とある雑誌のインタビューでこの想いを

          飛行機に置いてある雑誌風コラム #2

          飛行機に置いてある雑誌風コラム #1

          人生を旅になぞらえる人がいるが、一方では正しく、一方では誤りだ。 私にとっての「旅」とは、飛行機に乗り込み、生まれ故郷を遠く離れ、まだ見ぬ土地の空気を吸い込む、まさにその道程のすべてを指すのである。 先月のある雨の朝、編集者との掴み合いの大喧嘩がひと段落したところで、ふと旅に出ようと思い立った。 国道沿いで空車を確認したタクシーになだれ込み「空港まで」と呟く私。 「羽田か成田か」と尋ねる運転手。 「お好きな方へ」と返す私。 「それでは困る」と食い下がる運転手。 気が付くと私は

          飛行機に置いてある雑誌風コラム #1

          自己啓発コラム #5

          2020年現在、僕には、売れていない芸人が抱える限界の借金があります。 いえ、限界を遥か超えています。 お借りしてるのは、芸人の先輩、バイト先の上司、お仕事で知り合った方、人生の恩人、そして吉本興業です。 早急に返せる当てのない自分に貸して下さった皆様には本当に感謝していますし、一刻も早く返済出来る様に日々動いています。 なぜ多額の借金をしてしまったのか?今なら理由が解るのですが、平たく言うと 「カッコつけ」です。 僕は大阪でデビュー間もない頃から、お世話になっている先輩方に

          自己啓発コラム #5

          自己啓発コラム #4

          僕は2010年に仕事をトバしました。 「当日、現場に行けなかった」という最悪の事態です。 「仕事をトチる=遅刻」が最悪だとされている芸人にとって、そのさらに上の凶悪なる愚行です。 熊本での営業だったのですが、東京の自宅から普通に電車に乗り、空港に普通に着き、受付で「手荷物検査締め切りました〜」と普通に搭乗を拒否されたのです。 僕のスマホの時計では確かに手荷物検査締め切り5分前だったのですが、空港の男性職員は、その時刻から明らかに5分進んでいる、数字の色が薄まった100均丸出し

          自己啓発コラム #4

          自己啓発コラム #3

          ここ10年ほぼ仕事が無い自分にも、日本に数人だけ熱烈な「ファン」の方がいます。 皆様は僕のお笑いを好きでいて下さり、お金と時間を割いて舞台を観に来て下さり、その上で忖度の無い厳しい意見を下さいます。 それが本当に有り難く、心から感謝しています。 ですが、それとは別に、迷惑な「ファンまがい」もいます。 それは、街で偶然見掛けただけの、ただ中山功太という芸人を薄っすら知っていただけの「自称ファン」です。 彼ら・彼女らは皆一様に以下の様な言葉を投げかけてきます。 「ずっと変わらずに

          自己啓発コラム #3

          自己啓発コラム #2

          僕は2010年に大阪から東京へ引っ越して来て、僅か9ヶ月で、本業で生活が出来なくなりました。芸人でよくある「お笑いでメシが食えない」状態です。 当時の僕は仕事がなくて暇なので、朝9時45分にパチンコ屋に並びます。我ながら憎らしいのですが、生まれ持った強運でパチンコに勝ちます。店を出るともう夕方でお腹が空いています。仕事がなくても腹は減るもので、つけ麺を3玉食べます。1玉も3玉も同料金なので3玉平らげます。満腹になると眠たくなるので帰宅して寝ます。明日の9時45分にパチンコ屋に

          自己啓発コラム #2

          自己啓発コラム #1

          20代の頃、運良くテレビで一流芸能人の方とお仕事させていただく機会がありました。僕はそこで数多くの失敗を繰り返したのです。 舘ひろしさんと柴田恭平さんに取材をさせていただいた時の事です。映画の舞台挨拶の合間にお時間をいただいたにも関わらず、僕は「タメ口・グラサン・アフロヘア」という異常なキャラクターでインタビューに挑みました。無名芸人を朝の情報番組に出す為に、恩人の作家さんが考えて下さった大切なキャラだったのですが、お二人からすると、全く意味がわからなかったはずです。 高級ホ

          自己啓発コラム #1

          関西最狂ヤンキー列伝2

          池溜中の鳥切クン 嵯峨野町の不良達の腕力を一人で底上げした超武闘派。通称 肉の散弾銃。17人が軽傷を負った「うるう年の悲劇」の際、その巨漢から中3に間違われたが、当時なんと中1だった。タイマン素手ゴロにこだわり続け、16歳で足を洗った伝説の狂戦士。辛いカレーは苦手。

          関西最狂ヤンキー列伝2

          関西最狂ヤンキー列伝 1

          芦馬中の竜也クン 関西最狂=嵯峨野町という図式を焼き付けた立役者の一人。通称ヘルズゲートオープナー。スポーツのイメージが強い芦馬中の運動部を減らした男との悪評も高い。小柄さを活かした俊敏なタックルで転ばせてからの罵倒は口喧嘩の域を超えていた。菓子パンを好んだ。

          関西最狂ヤンキー列伝 1

          架空ロック名盤100選 010

          亡き骸とルームシェア(2019) ただ其処にある肉塊 aesthetic mental recordsが今夏に放つ「令和式V系歌謡メタルバンド」タダソコの圧倒的デビューアルバム。(2019年8月8日発売・配信予定)本作は90年代ヴィジュアル系シーンを引率したバンド、zombie for... のフロントマンnikuyumeによる完全プロデュースとなる。nikuyume自ら全国のライブハウスを視察し、何度もオーディションを繰り返した結果、nikuyumeに「この時代に演るべき

          架空ロック名盤100選 010

          架空ロック名盤100選 009

          (K)rush Your Grandpa!!! (2001) (W)rong Bone Grandma 結成1年目のインディー時代にデモMD3000個を完売し、新宿野外公園音楽広場を満園にした、分離式ミクスチャーロックバンドの驚愕の1st。DJ.SOFUのファストスクラッチングに、無許可で入院患者の生活音をサンプリングしたM1「intro to so-fu-bo」Vo.rap.朗読のR.J.(ろうじん)の親切ラップが胸に迫るM3「traffic jam with old m

          架空ロック名盤100選 009

          架空ロック名盤100選 008

          レゲエはオモロイ!(1985) OMORO☆MAN 1979〜2002年にかけて、東関西レゲエ界を背負って立った「歌うだんじり」OMORO☆MAN(田中正)の渾身の3rd。ドゥームな重低音が鳴り響くインスト曲M1「だいぶオモロイこと始まるで?」一気にお祭りムードに持ち込む浪速ダブM2「もうこんなにオモロイやん?」なにわの歌姫こと、さゆりハンとのデュエットM3「美人と歌うたら二倍オモロイ?」など、アッパーチューンの狂い咲き。ジワジワとチャートを捻り上がり、存在を西関西にまで知

          架空ロック名盤100選 008