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お笑いコンビ・サイダーの初単独ライブ「調和」に行ってきた!

8月29日(木)に目黒パーシモンホールで開催された、お笑いコンビ・サイダーの初単独ライブ「調和」に行ってきた。

お笑いコンビ・サイダーとは?


サイダーとは、川崎市多摩区中野島出身の二人組・水岡ともやさん(写真左)と武本よしふみさん(写真右)からなる若手お笑いコンビ。

高校時代に結成し、よしもとクリエイティブ・エージェンシー主催の高校生お笑いコンテスト「ハイスクールマンザイ2017」では、決勝大会へ進出。

漫才では、テーマに関して二人で案を出し合い、声を合わせてツッコみ、独特の解決策を導き出すネタを得意としている。マセキ芸能主催ライブを始め、都内のお笑いライブで活躍中。

3月末のツーマンライブで単独ライブを発表することを発表してから5か月。大学入学直後の彼らは、「遊びと単位を捨てて漫才だけに向き合ってみた(水岡さんTwitter談)」と気合が入る。

漫才、コント、動画。出演はサイダー二人のみ

今回のライブのセットリストは、以下の通り。漫才5本とコント1本、動画2本。全てサイダー二人のみが出演というところにこだわりが感じられた。

※ネタタイトルは、内容を見て勝手につけたものです。

漫才①「友達の名前の思い出し方」
オープニングトーク
漫才②「新しいじゃんけん」
漫才③「彼女を傷つけない別れ方」
動画①「バイイントランゲージ」
コント「売れっ子お笑いタレントの仕事の選び方」
動画②「ワードボンバー超異次元語彙力ゲーム」
漫才④「マジカルバナナに変わる新ゲーム」
漫才⑤「しりとりに変わる新ゲーム」
エンディングトーク

1本目の漫才は、大学生になった二人らしく、急に友達が増えて「友達の名前が思い出せない」というネタ。序盤から会場を温めた。

2本目の漫才は「新しいじゃんけん」。「現状のじゃんけんのルールに妥協が見られる」「パー(紙)がグ―(石)より強いのには納得がいかない」と始まり、二人が出した答えとは。

3本目は漫才「彼女を傷つけずに別れる方法」。二人の人の良さが垣間見えたネタだった。

4本目はコントで、設定はおそらく二人の数年後。売れっ子芸人役の武本さんが、仕事を不純な動機で選んでいくのに対し、マネージャー役の水岡さんも独特の対応を見せる。

5本目と6本目は、新しいゲームを考える漫才。既存のゲームをちょっとずつ変えながら、それぞれの案を出し合っていく。

ネタは水岡さん、動画は武本さんが作成

今回のライブでは、ネタの合間に2本の動画を放映。

2本とも二人でゲームをし、主に語彙力を競うものだった。動画では、予想を裏切る展開や、意外とゲームが弱い水岡さん、二人が夢中になるがあまり終わるまで気づかなかったミス……。それらテンポよく映され、会場は大いに盛り上がった。

実はこの動画、武本さんがすべて一人で編集したものだそう。漫才のネタはすべて水岡さんが作っているそうなので、ネタ担当と動画担当というようにバランスの良さが感じられた。

エンディングトークでは、恩師の前で高校時代のやんちゃ話

エンディングトークは、開場時に回収された「お客さんからの質問」に答える形式で行われた。

質問は「差し入れで嬉しいものは?」「小学生時代の遊びは?」「自分たちの面白いところは?」「20歳までにしたいことは?」など、真面目なものがからふざけたものまでさまざま。

その中で一番盛り上がったのは、「高校時代のやんちゃ話」。会場に来ている高校の恩師を気にしながらも話された叱られエピソードは、なかなかに罪深く、芸人らしさをが感じられた。

200人の会場をほぼ満員にし、大成功のまま終了した今回のライブ。終了後、お客さんが投稿したTwitterでも「楽しかった」「同世代が活躍しているのを見て刺激をもらった」といった声が聞かれた。

先日、「タウンニュース多摩版」にも掲載されたサイダーは、今後、二人の出身である川崎市多摩区方面での活動を強化していく。

さらに、サイダーオリジナルTシャツ(1,500円)や水岡さんの著書『笑いの取り方 誰にでも役立つ、人を笑わせるための20の教え』(800円)を販売し、活動費に充てるというのだから頼もしい限り。

大学生になり、さらに活動の幅を広げる二人にますます目が離せない。

写真/サイダーさんからの提供
取材・文/香山由奈

https://twitter.com/sodapop1210

前回の主催ライブの様子はこちら↓↓。


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