会社というのは、従業員が一堂に会して仕事をしている場所なのですから、多少周りの音が聞こえることは理解できます。

仕事の件を相談したり、どこかに電話をかけて話したり。

「同じチームなのだから、ほかの人のしている話に耳を傾け、状況を把握しておくべきではないか」という人もいるくらいです。

ところが、現状困っているのはそんなレベルの話ではなく、ちょっと離れたところの年上のお姉さまチームのおしゃべりが非常にうるさいのです。

否が応でも耳に入ってくるので聞いていると、「私のこの案件の担当者がバカで何考えてるかわからないのー」と言った愚痴を周りの人に話を聞いてもらい、自分の承認欲求を満たしているのです。

編集者は病みやすいと言いますから、そうやって発散しているのでしょう。しかし、私には「うるさいです」と伝えるスキルを持ち合わせておらず、どうすることもできません。

そこまで面識もない会社の先輩である40代女性の集団に「静かにしてください」というのは、駆け込み営業よりもきついことのような気がします。

ちなみに人間は、完全に静かな場所よりも少し雑音があるくらいの方が集中できるそうです。あまりに静かだと神経が過敏になってしまい、かえって落ち着かないのだとか。

そこでご紹介したいのが、ホワイトノイズです。

少し前に話題になったのでご存知の方もいるかもしれませんが、これを聞いていると無心でいられます。ただ、この何でもない音を一日中聞いているとこちらが病んでしまうような気もします。

だいたいイヤホンで音楽を聴けば、おしゃべりはカットできるのですが、「どうしても集中して、何の音も聞きたくない」という時にはいいかもしれませんね。