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【猫好き必見!】ディズニー・サンリオの人気猫キャラクターは下剋上で売れてきた!

皆さんは、このお話をご存知でしょうか。

ミッキーと散歩をしていたダッフィは、食べていたジェラートを地面に落としてしまいます。
「あ! ボクのジェラートが」
すると、そこに絵描きの猫が現れます。
「僕はジェラトーニ。大丈夫だよ!見てて」
するとジェラトーニは、落としてしまったジェラートで素敵な絵を描き始めたのです……。

これが東京ディズニーシーの「ダッフィ&フレンズ※」の人気キャラクター「ジェラトーニ」の登場シーンです。落としてしまったジェラートが素敵な絵の具になるなんて、何ともメルヘンチックなお話。

※「ダッフィ&フレンズ」・・・航海に出るミッキーが寂しくないようにミニーがつくってあげたぬいぐるみ「ダッフィ」から始まったシリーズ。ディズニーシーでは、このシリーズのぬいぐるみを持ち歩いて楽しむのが定番。

ミントグリーンの毛色に緑のベレー帽がチャームポイントのジェラトーニは、2014年に登場して以来、女子を中心に大人気となりました。

その人気の理由の一つは、猫という動物にあると思います。

古くはネズミ捕りの大事な要因だった猫。「猫に小判」「猫の手も借りたい」「猫の額」などのことわざ・慣用句の多さからも、生活に馴染んでいることがうかがえます。そして、今ではペットとして、観賞用として高い人気を誇ります。

そこで今回は、無類の猫好きの筆者が人気の猫キャラクターのルーツについて紹介していきたいと思います。

パリ出身の気高い子猫「マリー」

※HPより借用

猫のディズニーキャラとして欠かせない「マリー」ちゃん。

白い毛並みにピンクの大きなリボン。そのあざとい可愛さで約10年前、女子高生に大人気だったマリーちゃんが登場したのは、映画『おしゃれキャット』(1970)です。

映画「おしゃれキャット」とは……
フランスのパリ舞台に描かれた猫の冒険ストーリー。大金持ちの家に暮らす美しい猫のダッチェスは3匹の子供たちと楽しくすごしていた。ある時、飼い主は「自分の莫大な財産を猫たちに遺す」と遺言状をしたためる。それを盗み聞きした執事が猫たちを睡眠薬で眠らせ、パリの郊外に置き去りにする。目を覚ましたダッチェスは、野良猫オマリーに助けられ、とともにパリを目指すこととなる……。

そう、主役はマリーの母猫であるダッチェスで、マリーは3匹いる猫の一匹でしかないのです。

マリーは劇中でも、気高い女の子でもう一人前のレディーのつもり。ところがひょんなことから野良猫のオマリーを大好きになってしまうというツンデレさん。

その見た目と言い、人気が出るのも頷けます。

※夜になると、ちょっと化け猫っぽくなります。


最初は‟名前はまだない“猫だった「ハローキティ」

最後に紹介するのは、猫キャラクターの王女様・サンリオから「ハローキティ」です。

1974年に誕生したハローキティは、2019年で45周年を迎えました。

最初は名前がないキャラクターで、小銭入れに印刷された白い猫の絵でした。他のデザインもある中、白い猫の小銭入れだけが飛び抜けて売れたことから名前を付けることになったそう。

名前は、ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』の続編『鏡の国のアリス』に登場する猫 “キティ”に“ハロー”をつけてハローキティになりました。

※原作では黒猫だったキティ。

クッキーを作ったり、ピアノを弾くのが大好きな、明るくて、優しいキティちゃん。好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ。身長りんご5個分、体重はりんご3個分。

そんなキティは、今では日本代表する人気キャラクターとなりました。

まとめ

現在人気の猫キャラクターたちは、最初は主役ではありませんでした。しかし、その人気の高さから主役を超える存在に、のし上がってきたのです。まさに、下克上!

個人的には、今イチ推しの猫キャラクターである「ジェラトーニ」の人気がダッフィを超え、ディズニーシーにジェラトーニ単体のアトラクションができることを期待しています。

この夏は、ジェラートを片手にお出かけしましょう! 落としちゃっても大丈夫。きっと素敵な出会いが訪れますよ♪

編集:ホン サチ

参考:https://www.disney.co.jp/ https://www.sanrio.co.jp/character/hellokitty/ https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/duffy/

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