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韓国で見た未来への希望。はじめてのソウル旅行

いま、ソウルの明洞にある相鉄系列のホテルにいます。三連休を利用して日常を離れ、旅行を楽しむために来ました。今回は韓国滞在で感じたことを書きます。

なぜ韓国旅行へ来たか?

大学時代に韓国人留学生と国際交流サークルで一緒に活動していたので、その当時から韓国は身近な国でした。ただ現地まで旅をすることは無いままでした。

日韓関係は文在寅前大統領の時代に悪化し、両国の対話が途絶える不幸な時期がありました。また、新型コロナの流行により海外渡航のハードルが著しく上がったのも事実です。

現地で普通の人々がどんな生活をしているか直接見ないといけないと思ったのが、今回初めて韓国を訪れた理由です。

旅行前後のドタバタ…

去年10月に都内の会社に転職し、平日は1時間以上かけて通勤するようになりました。なので旅行前に十分な下調べをする時間が無く、前日は慌ただしく荷造りをしていました。

出発当日は成田エクスプレスで移動して第3ターミナルへ到着。LCC専用なので建物内はシンプルな造りです。今回は往復ともチェジュ航空ですが、オンラインチェックインでQRコードを利用して搭乗するスタイルでした。

チェジュ航空の機内です

成田から仁川空港まではおよそ2時間30分のフライト。機内は狭いですが、時間は短いので問題ありません。年齢を重ねると長時間の移動は体力的に厳しくなるので、韓国は身近な海外旅行先として魅力的です。

仁川に着いてから大変だった…

着陸してから入国審査でした。ですが日本の三連休初日ということもあり、長い行列に巻き込まれます。これまで短時間で通過していただけに焦りました。1時間以上待ってようやく審査を受けられました。

夜に作家のチョン・ウンスクさんにソウル市内の酒場を案内してもらう予定だったので、慌てて遅れる旨を連絡して待ち合わせの時間を変更。交通系ICカードの購入や空港鉄道の移動もドキドキで、事前の準備不足が響いた形です。

ソウルの下町は楽しかった😀

何とかホテルに到着して、ウンスクさんと待ち合わせ。最初はタッカンマリのお店で鍋をいただきました。実際にお会いしたウンスクさんはとても気さくな方で、慣れない自分をアテンドしてくださって助かりました。

また、植民地時代の話が多く出てきて、日本人として考えさせられました。漢字文化圏だった韓国が基本的にハングルのみの表記になったのも、戦前の日本による統治が深く関係しています。そうした負の歴史についても知るのが、未来志向の関係を構築するのに大切だと感じました。

おいしいタッカンマリに舌鼓♪

二日目は梨泰院へ

お酒を多めに飲んだので、翌日はお昼頃に起床。着替えてから地下鉄を乗り継いで、一昨年に転倒事故のあった梨泰院に行きました。

駅から出てすぐ、その現場はありました。今回の旅行で一番訪れたかった場所です。駅の北側にある狭い路地で、付近にはクラブやケバブ屋などが立ち並んでいます。事故当日はハロウィン直前で、多くの若い人が犠牲になりました。

現場にはモニュメントが建っています

若い世代が結ぶ日韓関係

今回の旅行で強く印象に残ったのは、若い人たちが多く韓国を訪れていたことです。行きのチェジュ航空の機内も、20代の若い女性が目立ちました。K-POPやコスメなどをきっかけにして韓国との接点が増えるのは良いことです。

いま若い人たちが年齢を重ねてキャリアを積んだときに、以前の日韓関係とは異なる交流が生まれることを期待せずにはいられませんでした。北東アジアの情勢は緊迫感があるのは事実ですが、将来を悲観しなくてもいいのではないか。そう思えたのが今回の旅行の気付きです。

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