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小山駅きそばの今後の目標

9/1に宇都宮と足利に小山駅きそばの味を引き継ぐお店がオープンしました!
「なかざわ製麺公認きそば提供店」ということできそばと同じ麺とつゆを使用して、中沢製麺が店舗運営のアドバイス等もさせていただいてます。

◎駅前横丁 宇都宮きそば
(運営 宇都宮東ホテル)
住所 宇都宮市東宿郷1-5-18
営業時間 11:00-14:00 
定休日 日曜日

◎おやまのきそば 足利市駅前店
(運営 志賀産業株式会社)
住所 足利市南町4254番地2
営業時間 10:30-17:00
定休日 なし

今までもキッチンカーで様々な場所に出店してくださっていた株式会社オフィスヨシダグループさんと合わせて3店舗体制となりました。

1月に小山駅のきそばを閉店したときは数ヶ月後にこんなことになるとはまったく思ってなかったのですが、結果的にこんなことになってます。

中沢製麺として何を考えて各地にきそばの後継店を公認しているのか、それについて今回は書いていきたいと思います!

宇都宮きそばの店頭

◎小山駅きそば閉店後に考えたこと
もちろん、あれだけ皆様に愛されていた小山駅きそばだったので、閉店が決まった後に「中沢製麺で駅以外のどこかにお店を出店する」ということを第一に考えました。
ただ、今のところどう考えてもただの飲食店としてきそばを出店するのは「ダウングレードだな」としか思えなかったんです。
中沢製麺がやるということで、それは本家なわけですけど例えば小山市内のテナントを借りて蕎麦屋さんを出してもやっぱり駅にあったきそばには勝てないんですよね。。
簡単に言うと「小山駅きそばよりも面白くない」んです。

なので、中沢製麺としての出店は閉店時の挨拶にも書きましたが「その時が来るまで待つ」という選択肢を取りました。

◎その後の考え
閉店後、「きそばを提供できないか」という問合せは大小合わせると20件ほどありました。
そういう話をいただくなかで思ったのは、駅という縛りがなくなったら逆に面白いきそばを作れるんじゃないかということです。

いまだに「駅で食べてたから美味しかったんだ」「駅だから味が良かったのに」と言われることもありますが、それは確実に間違えてると思います。
だって、味を決めてる私が「これならおいしいな」と試食してるのは中沢製麺の本社だから☺️
「駅で食べたらとても美味しいけど、駅以外で食べてもかなり美味しいもの」なんですよ、試食してる人がいうんだから間違いない😁

駅に限らず、毎日食べられるロケーションとあの味があればみんなの思い出の味としてのきそばを引き継いでいけるし、さらにみんなに新しい思い出を作り出せるなと思ったんです。
そして、小山駅という縛りがなくなったことで、よりきそばに多様性を持たせられるんじゃないかという結論になりました。

たくさん頂いたお話のなかで、「きそばに今までに無い付加価値を与えてくれる会社さんと新しいきそばを作っていきたいな」という想いが生まれて結果、それを実現してくれそうな宇都宮東ホテルさんと志賀産業さんと一緒に今回はお店をオープンすることとなりました。

足利市駅前のおやまのきそば

◎最終目標
こういった流れの中で自分が持った最終目標は「きそば」という食べ物をいろんなところで食べられる栃木県南付近固有の食べ物にしていきたいということです。簡単に表現すると「ご当地グルメ化」ですが、B1グランプリに出るとかそういう目標じゃなくて、地元の人に愛される食べ物で有り続けることです。
各地のきそばが運営会社さんが違うことで、あくまで基本はきそばのメニューですが、独自のメニューが生まれたりお店に独自の色がついていったり、きそばに多様性が生まれて次の世代に引き継がれていったほうが確実に面白いなと思ったわけです☺️
だって、もしもあったら面白いじゃないですか、「ワンきそば制のカラオケボックス」とか(笑)
カラオケ歌うのにきそば一杯食べないといけないとか。
多様性って自由なことなんです。きそばは好きなものを乗せて食べても比較的何でも受け入れてくれる自由な食べ物なんです。

ヘタに歴史があるので「○○じゃないときそばじゃない」とかつまらないこと言う人が絶対出てくるんですけど、きそばはずっと自由な食べ物であって欲しいなと思ってます😃

長々となりましたが、これが今目指しているきそばの姿です。
皆様が気軽に美味しくお手頃に食べられるきそばを続けていきたいなと思ってます!

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