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NETFLIX「全裸監督」第6話

大変評判の良い「全裸監督」を観ている。

観た人はだいたいイッキ見をしていて、「すごく良かった」と言っていた。私はまだ6話だ。そんな、イッキ見なんてはしたない。いや、なんとなくバタバタしてるだけです。時間が取れたらイッキ見したい。と思っていたうちにとりあえず6話まで来た。今のところすごくすごく面白い。

すべて見終わったらまとめて感想を書こうと思っていたのだが、おそらくその全体の感想とか作品の根幹に関係ない面白さが突如として6話に現れたので、先に単独でそのことだけ書く。前置き長いな。

大したネタバレではないので書くが、6話は村西とおる率いる撮影チームがハワイに行って新作を取る物語だが、そこでの様子がとにかくすごい。

何がすごいのか。「海外に行って日本人が何かをしようとする時の障壁やディスミニケーションや通じなさや、それでも通じ合いたいと思う様や摩擦」がこれでもかこれでもかと連打されるのだ。

空港に到着した時の現地コーディネータとの挨拶の場面。全体的にテンポの良いこのドラマにおいては、けっこう長めにしっかりと描いている。村西とおるだけが、ずっとずっとこの苛立ちを抱えてやっているのだ。その村西を追う視点が素晴らしい。

役者と顔合わせをしても、そこで問題が起こっても、人種の違いもあるし、言葉も通じないし、そもそも短い時間でアウェイな土地で何かをやることの圧倒的に不利な状況というのがこんなに丁寧に描かれたドラマはあっただろうか?個人的にはこのポイントが大変に興味深いし、もっと言えばムネアツである。

さて、残りはあと2話だ。シーズン2もあるらしいし、楽しみにみたい。原作も買った。いいな、こういうドラマもっと見たいな。


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