見出し画像

手帳ってつまり何がいいの?~自分軸手帳×越川慎司さんvoicyから気付いた話~

voicyにて、「トップ5%社員の習慣ラジオ」を配信しているコッシーさんこと越川慎司さんが、自分軸手帳とトゥギャザーすると知って、アーカイブをリッスンしてきた。

このライブが私にとってかなりインパクトのある気づきを与えてくれたので、あふれる思いをnoteにしたい。



手帳の師匠とビジネスの師匠

自分軸手帳を運営するようこさんは私の手帳の師匠である。
毎年なんとなく好きで買うけど全然使いこなせなかった(というかすぐ使わなくなって投げ出していた)手帳、それを変えるきっかけになったのは、当時オンラインコミュニティ内でようこさんの手帳術シェア会を聞いたことがきっかけだった。

そんなようこさんの声かけから制作が始まった自分軸手帳、1年目の制作メンバーとして関わらせていただいたことも。
(実は今年は別の手帳をつかっているけれど、それでも自分軸手帳自体は2年使ったし大好きだし思い入れが深い。自分なりの手帳の使い方は、自分軸手帳を通じて見つけてきたと、自信を持って言える。)

そしてコッシーさんのvoicyは、通勤デーの電車のお供である。
今年になって上司が変わり、自分の仕事の仕方を見直そうと思ったことがきっかけで聞き始めた。私の仕事人生において、残念ながら師匠と呼べるような人はいないので、コッシーさんは勝手に師匠のような存在に感じて、voicyに書籍に日々学ばせてもらっている。

配信のなかでも時々自分軸手帳の話をされていて、勝手に嬉しくなっていたのだけど、まさかのコラボ!
過去配信を聞くことも多く、なかなかタイムリーに聞けていなかったため実はトゥギャザーライブをすることは友人から教えてもらったのだが、もう聞かない理由がない。

手帳ってつまり何がいいの?

実はこのコラボライブを聞く前日、オンライン仲間数人とリアルでランチをしていた。その際に、話題は手帳の話に。

「手帳を書いてみたいと思うけど全然続かない。手帳ってつまりは何がいいの?」

ある友人からのこの問いに、私はうまく答えられなかった。

自分自身も、手帳続かない族から「手帳は相棒」と思えるまでに変化した経験があるし、コミュニティ内では「手帳の人」みたいに思ってもらえている節もある。
でも、何がそんなに良いのかをうまく言語化できていなかった。

特にその友人はデジタルツールの使い魔のような人。そんな彼女にとって、紙の手帳をあえて使う意味や良さって一体何なんだろう?と。

その日の夜も、色々思考を巡らせるけどどれも微妙にしっくりこない。

・デジタルよりも感情が乗る?
・パッと視認性が高い?
・手書きの方が脳が活性化する?

うーん、どれもなんだか違う気がする。

そんなタイミングで、自分軸手帳とコッシーさんのコラボライブを聞いた。
問いに対するヒントを得ようと思ったわけではなかったが、結果的に私的アンサーが見つかったような気がした。

手帳×行動実験

ライブの中での越川さんの言語化によって、私がこの4年間、手帳やノートでやってきたことは、まさにこの「行動実験」だったんだ!と急に視界が開けた感じがした。
行動実験、というキーワードはコッシーさんのvoicyの中でも度々登場していたが、これまではそれと手帳が自分の中でうまくリンクできていなかったのが急につながり、聞き終えた後にパズルがぴたっとはまったような爽快感すらあった。

私自身の話になるが、ようこさんの手帳術シェア会を聞き、新たな手帳ライフをスタートしたのが2020年。

予定管理ではなく、目標や理想(ビジョン)に近づくために手帳を使う。
自己効力感を得るために手帳を使う。
そのために振り返りは大切。

当時のシェア会資料や、その時描いた理想のメモは今も大切にとってある。

手帳ライフの原点

はじめは毎月の振り返りを中心にスタート。でも月末に振り返ろうと思うと、月の前半のことは記憶が曖昧になっている。それを書き残しておくために手帳を書く。管理というより、記録ツールとして。

振り返ることで、もっとこうしたいという思いが沸いたり、無意識に感じていたモヤモヤや課題が意識化される。
それを改善するために、じゃあどうしよう?こんなことやってみる?をまた書き留める。

すぐ忘れるからウィークリーや目標ページに書いて目に入りやすくする。過去の記録と振り返りが少し未来につながる。
試してみて、うまく行ったり行かなかったり。それをまた記録して振り返る。
うまく行った方法は続けたり、なぜうまく行ったか深堀りして、別のことに応用してみる。うまく行かなかったらやめて他の手段を探す。

改めて振り返ってみると、まさに「行動実験」の繰り返し。

一般的な手帳の多くにウィークリーページがあるが、1週間という期間は行動実験をしてみるにもわりと適切な気がしている。

人生を変えるツール

とにかくこの繰り返しで、4年かけて少しずつではあるが、自分の人生が「自分のもの」になると同時に、良い方向に変わってきた感覚がある。

もっと厳密に言うと、
自分にとって良いなと思える方向が段々わかってきて、そっちの方に意識的に舵をとれている。
そんな実感がある。

子供が少し成長して自分の行動に自由度が上がったとか、コロナで在宅勤務が定着して時間の余裕が出来たとか、オンライン仲間と交流の影響とか。
もちろん他の色々な要素もあるけれど、とにかく毎日が楽しくなった。

ワーキングマザー1年目は毎日生きているだけで精一杯、心も荒んでいた。自宅に帰ってきても一度座ったら立てなくなるから、立ったまま頑張ったご褒美のアイスを急いで流し込んでいたのが遠い昔に感じる。

それ以来「去年よりも今年が良かった!」を、毎年更新している。
これは明らかに手帳やノートで振り返りを続けたおかげだと思う。

やったこと、感じたこと、気付いたこと。そうしたデータや思考が蓄積された手帳やノートを見返すと、自分のがんばった足跡が見えたり、「貯まっている!」というか、なんともいえない嬉しい気持ちになれる。

ズボラなので別に毎日手帳を開いているわけでは、全然ない。でも、この「貯まっていく」感覚があるから、空白期間があってもまた戻ってきて続けられている。

手帳好き界隈では、よく

「手帳を続けて人生が変わる」

的なフレーズが言われているが、何がどうしてそうなるのか?という部分を私自身は掴めていなかった。

それが今ようやく、本当の意味で理解できたのかもしれない。

「手帳って何がいいの?」への私的アンサー

もちろん、意気込みだけでは続かないのも経験済み。
手帳を書く場所や時間を決めたり、ルーティンに組み込んだり、仲間と一緒に取り組んだりと、続けるためのtipsはまた別である。

でも、今なら友人の問いに答えられる気がする。

手帳ってつまり何がいいの?

自分のモヤモヤとか理想を言語化して、どうやったら変えられるか模索=行動実験する、そのための記録と振り返りのツールとして使えるのが最高。
紙の上だとパラパラめくって思考の行ったり来たりがしやすいし、書いた分貯まっていく感覚が視覚的にも感じられるし、デジタルよりオススメだよ!

想いが溢れて長くなってしまいましたが…
最後まで読んでいただきありがとうございました!