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5年ぶりにメトロックに参戦したらなんかもうめちゃくちゃ泣いてた話

新木場にある若洲海浜公園の今日の最高気温は、27℃だったらしい(諸説ありそう)。
見渡す限り真っ青、雲なんかほとんど見つからない最高の天気に恵まれた今日は、メトロック2024の東京の部DAY1が行われためちゃくちゃアツい日だった。

実は2019年、まだ会社員をしていたころ一度だけ大阪で参戦した野外音楽フェスが、メトロックだった。
当時はまだ「ミックスナッツ」や「Subtitle」もリリースしてなかったOfficial髭男dismや、前年に「マリーゴールド」をリリースした大ヒット真っ只中(今もだけど)のあいみょん、社会人なりたてのころ何度も「明日も」に助けられたSHISHAMOとか、他にもKANA-BOONやKing Gnu、フレデリック、WANIMAとか、今考えたらものすごい人たちが出てたな。

そして今回、嬉しい縁の巡り合わせで5年ぶりにあのアツさの中に舞い戻ることになった。
場所は大阪から東京に変わり、同行者も会社の先輩・友人から、夫と息子になったけれど。
(熱中症対策、頑張りました!)

到着早々今年初の導入となったらしい
ガチャガチャに吸い込まれる親子
キーホルダーとステッカーをゲット!
(2回やってしまった)

新木場駅までは1時間10分、会場まではさらにタクシーで15〜20分ほどかかるので、子連れ+遠方の我が家は12時過ぎに現地に到着。
出店コーナーで軽い昼食を済ませ、最初に向かったのはでっかい風車の聳え立つメインステージ、WINDMILL FIELDでスタートした新しい学校のリーダーズ。
パフォーマンスの最初、「キンコンカンコン」って学校のチャイムが鳴る演出があった気がするんだけど、あれは定番なんですかね?
最初普通に時報かと錯覚した(笑)けどめちゃくちゃよきですね!

メインゲートからもよく見える風車
(風力発電のやつ、あれって風車っていう?)
WINDMILL FIELDには公演の遊具もあり
うまいこと日陰を作ってくれていたので
息子はそこに退避
ジュースもこまめに飲んで、終始ノリノリだった

全部ブチ上がる感じで最高だったんだけど、「Giri Giri」と「Tokyo Calling」っていう曲が好き!

音の厚みというか、重低音がハンパなかった……!
ダンスもパフォーマンスもえげつなくて、走り回ったり肩車したり、SUZUKAさんが他の3人の中にダイブ?したりと、めちゃくちゃカオスで最高。
MVも特撮コンセプト?めっちゃ楽しい……

MCも楽しかった!
そしてYouTubeなどでよく見てたライブパフォーマンスのMIZYUさんの髪の毛掴んでバイクみたいにやるやつも生で見れてめちゃくちゃうおおおおおってなりました!!




カンカン照りでほんと少しも気が抜けないほどの暑さ。
爆上がりしたテンションを一度クールダウン。
私と夫はアクエリを、息子はオレンジジュースを飲んで潤いを補充。

お次はメインゲート近くにあるNEW BEAT SQUAREのBillyrromのパフォーマンスへ。
休憩後に足を運んだので最初の方見逃してしまっていたのですが、ABEMAの無料見逃し配信で全パフォーマンスチェックできるなんて神すぎる!!

↑うまくリンク表示されないけど、クリックしたら飛べますのでご安心を!

ジャズっぽくもあり、ロックっぽくもあり。
ムーディな音楽がめちゃくちゃかっこよくて、しっとり聴き入ってしまいたくもなるし、フェスなのでちゃんと手を掲げて楽しみたくもなる。
ちなみに個人的には、「Time is Over」と「Solotrip」という曲がめちゃくちゃツボ!

MVまでオシャレなんてSAI & KOU……
夜中のドライブに一生憧れのあるペーパードライバー私です。
音源とライブでまた印象が異なるのも二度おいしくて最高。
(語彙力の欠乏による"最高“の連発、陳謝いたします)

前方や、出演者の皆さんの姿までしっかり見える位置で鑑賞できたので、アーティストと観客が一つになって音楽に身を任せている様子を見るのがめちゃくちゃ最高だった。
めっちゃクールだな、端々まで魅了していく音楽というか、じわじわと侵食されていくというか。もちろん最高にいい意味で。




お次はまたまたWINDMILL FIELDに戻ってSaucy Dogのパートへ。
YouTubeやTiktokで何度も何度も聴いたシンデレラボーイ、あまりに優し過ぎて、心が浮いて飛んでいきそうだった。
サビは何度も聴いていたけれど、Aメロがあんなにも繊細だなんて。
物語を聴いているようでした。

心に残っているのは、多分ラストの曲だった「優しさに溢れた世界で」。
曲に入る前のMCで、確かボーカルの石原慎也さんが「学校頑張ってる人!仕事頑張ってる人!家事育児頑張ってる人!……みんな偉いよ!!!」って言ってて。
なんか勝手に涙が込み上げてしまった。

尊すぎる瞬間を、今享受しているのだなと感じた。
やらなきゃいけないこと、やって当たり前だと思っていることにまみれた毎日だからうっかり忘れてしまうけれど、どんな小さなことでも「よいしょ」が積み重なってて。
この歌は、この歌声は、ここに響くすべての音は、ここにいるすべての人の心と身体を労ってくれているんだって安心できた。

頑張っている。
それだけで本当に、尊いのだと。

Saucy Dogのライブ、またいつか行ってみたいな。




Saucyのライブの最中に、まさかのお昼寝タイム突入の息子氏。
その隙にまたNEW BEAT SQUAREに戻る。
何やら尋常じゃない盛り上がりを察知して。
(今回、SEASIDE PARKのライブに一度も参加できなかったのがマジで後悔しかない……だからこそ無料見逃し配信がありがたすぎる)

パフォーマンスしていたのはEast Of Eden。
5人組ガールズロックバンドのようだが、ロックではあまり聴きなれない旋律が響いているのに気づく。
ステージを見ると……バイオリン?!

特に「Evolve」という曲のギターとバイオリンの掛け合いがやば過ぎて、クラシックのイメージしかなかったバイオリンとロックの調和にめちゃくちゃシビれました……!
バイオリンが入ると、シリアス味が増すというか、高貴な感じになる気がする。

あとはとにかくボーカルの方の声の重みがすごかった!
そしてコールアンドレスポンスも見事で、前方のファンの方が先陣を切って声をあげてくださったり、手を挙げてくださったから真似をしながらライブを楽しめてとてもありがたかった。

この「花美」という曲の、「Go ahead! Go ahead! One way!」をみんなで拳を掲げて叫ぶのがマジで爽快だった。
途中で演奏が止まって、観客だけの声になった瞬間、鳥肌立ってしまったもん。




そして今回最後に参加したのは、WEST.のライブ。
実は新木場駅降りた瞬間から10周年ツアーのグッズTシャツ(野球ユニフォームの)を身に纏ったジャス民さんがあちこちにいらっしゃって、めちゃくちゃ期待値高まりまくってるのがわかった。
(ちなみにまだまだ息子は寝てた。なんならライブ終わるまで寝てた。笑)

先日、リアルサウンドでコラムを書かせていただいてから、私もいつかWEST.のフェス行ってみたいと密かに思っていたのだけれど、まさかこんなにもすぐに叶う日が来るなんて。

初っ端から「ええじゃないか」「Anything Goes」でぶちかましまくり、続いてコラムでも書かせていただいた「ハート」。

↑2022年のメトロックの様子がYouTubeにアップされてた!

作詞作曲を手がけた柳沢亮太さんが所属するSUPER BEAVERも、5/11の大阪と5/19の東京の部で出演されていたようです。
エモい。

↑SUPER BEAVERのライブもめちゃくちゃ最高にかっこいい!!

そのあとはフェスで初の試みだという、「知らんけど」のアコースティック生演奏バージョン。
ジャス民さんコール完璧すぎて、勢いにノッてしまえば何も怖くなかった。
「知らんけど」って何度叫んだことか。笑

MCで印象的だったのは、冒頭重岡くんの「人間の本気、見ていけや!!!!」というえぐい煽りと、濵田くんの「手っていっぱいやねんな(ニュアンス)」というよくわからない可愛いコメント。笑

めちゃくちゃグッときたのは、初めて聴いた「超きっと大丈夫」という曲。

言える 言える 君は頑張ってる
押してもダメならば引いてみようか
そんな事言わない 超一緒に押してやる
超きっと大丈夫 超一緒に生きてやる
さぁ行け

ここで爆泣きしました。笑

頑張れって言ってもらうよりも、頑張ってるって言ってくれる方が嬉しいし。
行っておいてって言われるよりも、一緒に行こうって、一緒に生きようって言ってくれる方が力になる。

WEST.の曲って、ずっとそばで、めちゃくちゃ本気で応援してくれる曲ばかりだよね。
だからなんか泣けてしまうんだろうな。
明日も超生きようと思える。
人間の本気を目の当たりにして、めちゃくちゃ力もらいました。




子連れだったこともあり、今回は最後まで参加することができず本当に残念だったけれど、見逃し配信を見ながらあのアツさを追体験できるので本当にありがたい限り。
(大阪だったけど)Creepy Nutsとか、UVERworldとか、[Alexandros]とか絶対やばかった間違いない。
朝から晩まで、朝日から月明かりまでフェスを楽しむのは、もう数十年先のお楽しみにとっておこうと思います。

5年ぶりに参加したメトロック。
あのときとは会場も、自分の年齢も立場も、同行した人も、あれもこれも異なっているけれど、根底で変わらないのは音楽って人の心を震わせるしたぎらせるし、しっかりと支えてくれるものなのだなと。
フェスという場所でいろんな音楽と一期一会できるからこそその存在の大きさを感じたし、古代人類が音楽を楽しむカルチャーを醸成してくれてマジで感謝だった(なんの話)。

もっともっとたくさんの音楽を浴びて生きていきたい。
そしてたくさん、涙を流したい。
そのために明日からも生きていきます。

メトロック、ありがとう!!

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