オフショア案件でクオリティ担保の要素1:テスター

システム開発でクオリティ担保するためにテストする工程が必ず必要です。ユニットテスト、結合テストなどいくつかのテストの種類があって、またエンジニア自身でテストするまたは専用テスターを用意するなど実施する方針もさまざまです。

NAL(www.nal.co.jp)ではクオリティ追求過程ではいろいろな方法をトライしてきた中、現在”不具合率5%”プロジェクトを実現するために、開発チームごとに専用テスターをアサインする方針にしています。

今回は"不具合率5%”プロジェクトをリードするのテストリーダーChu Thi Lan Anhさんとの対談を行い、NALのテスターの仕事内容や、NALのテスターがどのように働いているのかをより深く理解していただきたいと思います。

1. こんにちは、Lan Anhさん、今日は会話に参加してくれてありがとうございます。ハノイの天気は今かなり寒いですが、ホットコーヒーを飲んでおしゃべりしましょう。まず、読者の皆さんに、あなたの日々の仕事内容を紹介していただけますか?
 自社製品の開発やテストを行っている他のベトナムIT企業とは違い、NALでは主に日本のお客様のアウトソーシングを行っているので、お客様からの要望を読んで分析したり、分からない要望はPO(プロダクトオーナー)に確認したりする必要があります。これは重要なことで、製品の理解を深めることで、要件を満たす製品を確実にお客様にお渡しできるようになります。

 また、テスト状況のチェックリストを書いたり、テストマニュアルを作成したり、必要に応じてスクリプトの自動テストを書いたり、バグをログに記録したり、開発者がバグを修正した後に機能をテストしたりと、他のテスターと同じようなことをします。最近では、インターン生のテストスキルの研修を担当しています。

2. はい、最近は大人数のインターンを育成していますが、現在の仕事に影響はありますか?
 現在は12名のインターンをサポートしていますが、これは私がNALに入社してからの最大の研修です。でも、今の若い人たちはとても活発なので、私が手を握る必要はなく、自習用の教材を送ったり、質問があれば私が答えたりしています。また、みんなでシェアセッションをして、みんなで学び合えるようにしていきます。そうすることで、大人数でも少人数でも問題なくなったと思います。

 また、私が請け負ったプロジェクトを実行する時間と、彼らを訓練する時間を具体的に分けていますので、一般的には二つの仕事がお互いに影響し合うことはありません。

 3. NALでの5年間の仕事の中で、何か困ったことはありましたか?また、その問題を解決するためにどのようなことをしましたか?
 どの仕事も同じで、困難は避けられません。経験に応じて、困難が少ないか多いか、あるいは解決が早いか遅いかです。

 私は技術的な問題を理解していない時がありますが、インターネットや開発者に多くの概念を学ぶことになります。時には開発者が修正を認識していないバグがありますが、落ち着いて開発者と一緒にバグを分析する必要があります。開発者がまだ認識していない場合は、その状況をPOと話し合ってPOが判断することになります。

 4. テスターに求められる要件とは?
 テスターは製品を作る人ではなく、製品が顧客の要求に届くように品質を保証する人なので、テスターは製品を理解している人である必要があります。

 テスターは、長所と短所を見つけることと一緒に解決すべき問題を見つけるためにテスト計画や戦略を理解したり、簡単にリスクに対処する方法を見つけるために、コンポーネントのそれぞれに関与するリスクだけでなく、見落としを見つける必要があります。

 テスターは、コードは記述しないが、簡単にテストすることができるようにコードを理解する必要があります。スクリプトだけでなく、自動化ツールを使用して作業するためのスキルは必携です。

 5. あなたの見解として、プロのテスターに必要なスキルは何ですか?
 テスターになるためには、まず、コンピュータ、OS、データベースの基本的な知識が必要です。

 次に、テストの基本、論理的思考、プログラミングアルゴリズムを把握して、推論、発見、バグ対応を最短で行えるようにする必要があります。

 テスターが英語の文書を読んで理解できるようになることは、非常に重要です。英語で書かれた有益な資料がたくさんあるので、上手に読めば、この仕事に役立つ知識をたくさん身につけることができます。ベトナム語に翻訳されている知識の量は多くはありませんが、限られた英語力がテスターのキャリア開発の道を妨げるようなことはしないでください。テスターやどんな仕事でも、英語を知っていることは非常に有益です。

 6. NALでのテスターとしてのやりがいを教えてください。
 私は多くのベトナムIT会社で働いてきましたが、NALのようなオープンな環境はどこにでもあるわけではありません。スタッフは自由に新しいやり方を提案したり、不適切なことを議論したりすることができます。誰もが学び、知識やソフトスキルを向上させるたことを奨励され、促進されています。

 NALのベトナムシステム開発のスペシャリストたちは、多くのプロジェクトチームに分かれていますが、みんな団結していて、お互いを慕っています。ところで、私もひつのチームに感謝の気 持ちを込めて、少しだけ宣伝したいと思います。みんなとても可愛くて、私の仕事をたくさんサポートしてくれて、一生懸命働いて、熱心に遊び、仕事に行っても退屈に感じることはありませんでした。

 7. 今後の予定はありますか?
 今後は、自動テストのスキルを書く練習をしたり、テスト管理のスキルをもっと身につけて仕事に役立てたいと思っています。また、テスト資料を早く読んで理解できるように英語力を高めていきたいと思います。

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