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産後クライシスって?乗り越えるコツ3つ

子どもが生まれて幸せな時間を過ごしているはずなのに、なんだかうまくいかない、そう感じている人はいませんか?
もしかしたらそれは「産後クライシス」かもしれません。
「名前は聞いたことがあるけどよくわからない」
「もしかして私も産後クライシス?」
など、産後クライシスについてよく知らないという人も多いでしょう。
そこで今回は、産後クライシスの症状やなりやすい人の特徴、乗り越え方についてご紹介します。

1.産後クライシスとは?

産後

クライシスとは、赤ちゃんが生まれたあとに夫婦関係が悪化してしまうことをいいます。
クライシスには「危機」という意味があり、赤ちゃんが生まれたことがきっかけで起こる夫婦の重大局面を表し、「ガルガル期」なんていわれることも。
産後クライシスはどんな人にも起こる可能性があるものですが、
・まじめな人
・インドア派の人
・几帳面な人
などは産後クライシスになりやすいようです。


2.こんな症状や状態が当てはまったら、産後クライシスかも?

「もしかして私も産後クライシスかも」と不安を感じている人もいるかもしれませんね。
どんな症状や状態だと産後クライシスといえるのか、チェックしてみましょう。

・ささいなことで夫にイライラする
・感情的になりやすい
・夫に対して攻撃的になった
・けんかが増えた
・家にいてもリラックスできない
・夫婦の会話が減った
・パートナーに愛情を感じなくなった
・パートナーとのスキンシップが苦痛
・パートナーから冷たくされていると感じる
・夫が家事・育児に非協力的なことに不満を感じる
・妻が自分を放置していると感じる

産後は慣れない育児に追われ、上記のことを感じやすいのは事実。
しかしこれらの症状や状態がほぼ毎日、継続していると感じていたら注意が必要です。


産後クライシスの原因は?

産後クライシスはすべての人に起こりうることですが、具体的にどのようなことが原因で起こるのでしょう。
ここでは産後クライシスの原因について見ていきましょう。

ホルモンバランスの影響

妊娠中から産後にかけて、女性の体ではホルモンバランスが大きく変化します。
幸せなはずなのにイライラする、何もないのに涙が出る、などの症状もホルモンが関係しています。
ホルモンバランスによる感情の変化は、自分ではコントロールしにくいため、これが産後クライシスの引き金になることも。

産後の生活の変化

生まれたばかりの赤ちゃんは、昼夜関係なくお世話が必要です。
3~4時間おきにミルクを与え、おむつを替える、汗をかいたら着替えさせ、24時間休む暇もなくお世話をします。
これまでとは生活が一変するため、体力的にも精神的にも疲れてしまいます。
小さな疲れの積み重ねも、産後クライシスの原因と考えられます。

男女の考え方の違い

もっとも大きな原因ともいえるのが、男女の考え方の違いです。
女性は出産を経て、赤ちゃんが守るべき最優先になりますよね。
しかし男性は女性と同じように赤ちゃんのお世話ができるか、といわれるとすべての人ができるわけではありません。
自分と同じように赤ちゃんに目を向けてほしい女性。
子どもばかり構って自分に見向きもしなくなったと感じる男性。
こういった男女の考え方の違いが、少しずつ夫婦間の亀裂を生みます。


3.いつまで続くの?

産後クライシスがいつまで続くかは、個人差が大きいのが事実。
産後しばらくしてから始まり、ホルモンバランスが落ちつく数ヶ月後には元に戻る人もいますが、なかには子どもが4~5歳になるころまで続くことも珍しくありません。
長引けば長引くほど夫婦関係を修復するのは困難になるため、できるだけ早く産後クライシスを乗り切ることがポイントになります。


4.産後クライシスを乗り切るコツ

では産後クライシスを乗り越えるには、どのようなことをすればいいのでしょう。
ここでは産後クライシスを乗り切る4つのコツについてご紹介します。

妊娠中から夫婦のコミュニケーションをとる

妊娠中は産後クライシスになるなんて思っている人はいないはず。
赤ちゃんを待ちわびている幸せな時期に、夫婦でしっかりコミュニケーションを取っておくことが大切です。
産後クライシスになる可能性があること、もしなったらどのようなことをしてほしいか、お互いにすり合わせておくといいでしょう。
父親教室などに一緒に参加するのもおすすめですよ。

夫には「お願いベース」の声掛け

「なんでそんなこともできないの」
と、つい男性に対してイライラしがちですが、男性はわざとやらないのではなく、
「何をしていいのかわからない」
ということがほとんどです。
言わなくてもやってほしいのが本音ですが、そこはぐっとこらえて
「こういうときはこうしてね」
とお願いベースで声掛けしたほうが効率的です。

第三者から助けてもらう

なんでも完璧にこなそうと思っていると、夫婦関係も体もいつか壊れてしまいます。
そうなる前に、つらいときや大変なときは第三者にヘルプを出しましょう。
両親に頼れる人は頼るべきですし、頼れない人はファミリーサポートなどの子育て支援を利用しましょう。
また、産後クライシスで夫婦関係がすでに悪化している場合は、誰かに相談したりカウンセリングを利用したりするのもおすすめです。


5.まとめ

誰もがなる可能性がある産後クライシス。
産後クライシスにならないためには、妊娠中から夫婦で充分なコミュニケーションを取っておくのが一番大切なことです。
夫婦関係が良好なら、子育てもきっとスムーズにいくはず!
産後クライシスを乗り越えて、家族の絆を深めてくださいね。

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