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オシャレ音痴、奮闘記

私は、服のセンスがない。
服屋さんにいくのが、つらい。
店員さんに話しかけられるのも怖いし、何より何がかわいくて何がダサいのかわからなすぎて、店にいじめられてる気分になって、逃げ帰って来てしまう。

みんな、いつ、どこで、センスを磨いたの?
だって、高校まで、毎日制服だったじゃない?
勉強に部活に塾に、みんな忙しかったはず。

初めて自分のセンスのなさを感じたのは、
短大の冬だ。

これ可愛い!!

そう思って、ウッキウキで買った、
水色や青や白が散りばめられた、ポンポン付きのニット帽。

ニット帽なんて、生活必需品じゃないアイテムを買っちゃうなんて、私ったらおしゃれさん♬

と、意気揚々と教室の扉を開けた。

みんながこちらを見てる。
たっぷり間をあけて、一人が口を開いた。


『お前頭にカビた鏡餅載っとんぞ!』


ドッカン。
みんなが、大笑いする。
反比例して、私は悲しみの沼に沈んでいく。

私のオシャレは、カビた餅…

その後6年間、帽子を被ることはなかった。

そう、今がその6年後だ。
私は変わろうとしている。
私は、今日、GUに、行く。
自分なりのおしゃれを求めて、
でも失敗するといけないからプチプラの店で、
実力を試すのだ!

オシャレがわからないみんな!
大好き!!私もわからん!!

#エッセイ #日記 #オシャレ #オシャレ音痴
#センスがない #生まれて9606日目



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