決断の仕方 〜選択肢を絞る〜
未来への決断だったり、身の回りの荷物に関して、まとまらない時があるのではないだろうか。そこで、今回は効率的だと考える選択法についてまとめました。
PERMA(パーマ)の法則をご存知ですか?
セリグマンが幸せを構成する要素を理論化した法則があるのです。
PERMA(パーマ)の法則というのは、幸せを構成する5つの要素の頭文字を以下のように取っています。
P:Positive(ポシティブ感情)
E:Engagement(熱中)
R:Relationship(人間関係)
M:Meaning(意義)
A:Achievement(達成感)
ちなみに、Pのポジティブな感情とEの熱中は、先天的に決まっていると言われています。
逆に、Rの人間関係とMの意義とAの達成感は、自分次第で決まるものなのです。
つまり、やりたいことが見つからない人は、限りある時間やお金、体力や注意力といった自分のリソースを、人生において達成したい目標に集中できているかどうかである。
そのために、「何をしたら良いのか分からない」とお悩みの方には「好きなことを見つける」「何か熱中するものを見つける」など感情にフォーカスしたことをするのでは効果は見込めません。
そのため、まずは物理的に周りの環境を変える。夏目漱石の言葉に「表面を作る者を世人は偽善者という、偽善者でも何でもよい、表面を作るということは内部を改良する一種の方法である」というように、まずは物理的なところから変えるしかないのです。
つまり、PERMAの法則でいうRに当たる「付き合う人を変える」のよりもワンステップ下げて「物理的にものを減らす」ことをオススメしたい。
いきなり「物理的にものを減らす」のが難しいのだとしたら、
『行動を3択に絞ること』をオススメする。
ちなみに、生物学的に人は選択肢が3つ以上あるようと”どの選択肢を取ろうか”迷ってしまうのです。
例えば、もしカバンを開けたときの実行する行動を3つに絞るのです。
①パソコン作業をするためにパソコンを取り出す
②仕事の資料を入れたファイルを取り出す
③お店でお金を払うために財布を取り出す
ちなみにこのように行動を絞ることが有効な理由としては、「if-thenプランニング」と言われる目標達成の手法を用いているからです。
生物学的に人間の脳は、「XならY」という仕組みがもっともシンプルでかつ分かりやすいのです。それをif-thenプランニングでいうとX(if)ならY(then)となり、脳がその行動を選択しやすく、かつ習慣になりやすいのです。
そして、目標を立てるのに「普通に目標を立てる」と「if-thenプランニング」では、目標の達成率がこの2つだと異なるのです。
実験結果では、普通に目標を立てて目標達成率31%、if-thenプランニングを用いて目標と立てて目標達成率91%になるのです。つまり今は、「物理的に物を減らす」ことで、選択肢を迷う時間を減らしましょう。
そうすると、何に時間を費やすのかが変わり、自ずと付き合う人も変わってくるのです。だから、「何をやりたいのかが分からない」という人には、「行動する選択肢を3つ以内に絞る」を心がけましょう。
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