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結局、「性格がいい人が最強」説

最近、よく思うのは、

「結局、性格がいい人が最強なのではないか」

ということです。

その理由は、

・性格がいい人は、誰かに嫌なことをされてもあまり気づかないから
もし気づいても決してやり返したりしないので、それ以上(もめごとなどに)発展しにくいから

・嫌なことに過剰反応しないので、(性格のいい人の)心へのダメージも少ないから

・「やさしい言動」を見て嫌な気持ちになる人は少ないので、性格のいい人には、そもそも意地悪しにくい(気がする)から

・性格のいい人のやさしさや感じの良さが周りに伝播し、周囲の人もつられてやさしくなるから

など。

ちなみに、ここでいう「性格がいい」の定義は…

・裏表が(あまり)ない
・人にやさしくする努力をしている
・駅やお店などで「自分最優先」の行動をしない、周りを気遣って動く
・お店などで対応してくれる人に感じ悪く接しない
・自分と年齢や立場などが違う人に対して上からの態度をとらない
・自分を大きく見せようとしない
・裏で悪口を言わない(反対意見やクレームがあるときはまっすぐ本人に伝える)
・自分のイライラやストレスを人への態度に出さない努力をしている
・ささやかなことに対してもありがとうを言う
・自分の心や人に対して、ズルやごまかしのない言動を心がけている
・自分がやりたいことに向けてまっすぐ努力をしている
・スキルや知識を惜しみなく人にも共有する
・自分の気持ちを素直に言える

など。このような人は「性格がいいな、素敵だな」なと感じます。


改めてそう思ったきっかけは、今月からはじまった、「ユニコーンに乗って」というドラマの(西島秀俊さん演じる)小鳥さん。

銀行を退職して、48歳で未経験分野の会社へ転職。かなり年の離れた若者たちに交じって働き、「おじさん」扱いされたり、ときにはその若者から嫌味を言われたりしています。でも、その嫌味もすっと受け止め(「昔はそんな風に思ったこともありました」)て、そしてやんわりと否定(「でも今は、こう思っています」)しつつ、やさしく受け答えをしていました。その様子を見ているだけでも癒され、こういう人になりたい! と思いました。

そう、性格がいいと、嫌味すら通じないのです! 

これって、最強ではないでしょうか…?
この日から、わたしがこれから目指す人物像は「小鳥さん」になりました。

小鳥さんが特に素敵なところは、本心と人への言動が一致していること。

人は「隠したい内面や本音」があると、それを知られないために「人に見せるための表面」を調整しようと努力し、ときにそれに疲れて言動のバランスがとれなくなることがあるような気がします。
そして、「いじわるな裏面」がうっかり表に出てきてしまうことで、周囲の人とギスギスしたり、自分も嫌な思いをしたりするのではないでしょうか。
そう考えると、表と裏の両面が一致していること、その一致している両面の性格がいいことが、一番自分にもストレスがなく楽なのではないかと思うのです。


わたしは時々、「おばあちゃん」になった自分を想像することがあります。
最初に書いたような、わたしが思う「性格がいい」言動をコツコツとしていくことで、30年後くらいにはやさしい顔のおばあちゃんになれたらいいなぁ、と思っています。
最近は、自分の中の「ちょっと意地悪な気持ち」が顔を出しそうになると、「こんなとき、小鳥さんならどう言うかな」と想像する習慣ができました。