J1第1節vs 名古屋 3-0 win(Away/ 2024.2.23@DAZN)

スタメン

鹿島は4231。いばらきサッカーフェスティバルの水戸戦からスタメンを2人変更。CBには津久井に替わり負傷から復帰した郁万、ボランチには代表活動でチームへの合流が遅れていた海舟が入りました。その結果、水戸戦ではボランチに入っていた樋口がRSHに入り、藤井がベンチスタートという布陣。
一方の名古屋は3142。今オフで主力の流出を含む選手の出入りが激しく負傷者も多く抱え、実にスタメンの内4人が新加入選手。特にDFラインは3CBの内2人(井上、三國)が新加入という布陣となりました。

試合概要

鹿島は序盤はリスクを冒さず、攻撃ではシンプルにDFラインのの裏を狙い、相手ボールになると前線から積極的にプレスに行き、名古屋を押し込む事に成功します。すると19分、押し込んだ事で獲得したCKを一旦はクリアされるもセカンドボールを植田が頭で押し返すと信じて走り込んでいた隼斗に繋がりゴール、先制に成功します。その後も鹿島はビルドアップは上手くいかないものの不慣れな名古屋のDFラインにもビルドアップを許さず1-0で試合を折り返します。
鹿島はHTに選手を1人交代、聖真に替えてRSHに藤井を投入、樋口をトップ下に移します。これが功を奏したか試合の主導権を握る事に成功すると、47分、左サイドから安西が上げたアーリークロスにチャヴリッチが頭で合わせ追加点。62分にはチャヴリッチがドリブルで三國を翻弄してポケットに侵入し優しいクロスを上げると待っていた隼斗が落ち着いて頭で合わせてゴール。その後も主導権を握り続け、3-0のまま試合終了、幸先の良いスタートとなりました!

感想

1.ポポ将、普通で無理がない

ポポ将のサッカーは良い意味で普通。バランスも良いので誰かに過度に負荷が掛かっているようにも見えないので、選手もやり易く良さを出しやすいんじゃないか?と感じます。
元々アントラーズは選手の質は高いと思うので、普通にやればそこそこの結果は出せると思うので、これをベースにやっていくのは悪くないかも?と思います。
ただ、その「普通」では勝てなかった川崎Fを相手にした時にどうなるのか?どうするのか??早くも第4節の川崎F戦は注目だな、と思っています。

2.後半に圧倒できた要因が謎

前半はリードを奪うも五分五分か?という感じだったのに、後半はボールは保持されても主導権は握り続けているという印象で、端的に言えば「圧倒する」試合になったように感じましたが、その要因が何なのか?が分かりません。トップ下の聖真→樋口なのか?右サイドの濃野と藤井のコンビの相性が良いからなのか?HT指示で何か変化があったのか?単純に後半早い時間に追加点が奪えて余裕ができたからなのか?この辺りはちょっと注目して見返したいと思います。

3.セットプレーが豊富

アントラーズは元々セットプレーは強味でしたが、それは樋口のキック精度と中の面子(優磨、植田、郁万、知念など)の個の能力によるものだったと思います。
しかし今日の試合を見ただけでもセットプレーのアイデアの豊富さを感じましたし、解説でポポ将の元教え子の太田宏介氏も「セットプレーの種類は豊富」と言っていました。
昨シーズンは元々持っている個の強さだけでセットプレーから13得点しているアントラーズにアイデアが加わったら、果たして今シーズンは何点取れるのか?今から非常に楽しみです。

4.MOMは仲間隼斗!

自分のJ1100試合出場達成試合で、かつ奥さんの誕生日に2Gと結果を出した隼斗、格好良すぎでしょう。文句無しでMOMです!

4.その他気になった選手

濃野
Jの中でもでもかなり厄介な部類と感じる山中・和泉と対峙して何とかかんとか無失点で切り抜けた濃野は自信を持って良いと思うし、かなり計算が立ったと思います。

郁万
前半はパスミスが多くピリッとしない出来。
それじゃ鹿島を背負う選手になれないぞ!💢

知念
もうすっかりボランチ。無理の効く身体と攻撃力はもちろん、気の利いた守備が凄い。これ、岳が戻ってきたらどうなるんだ…?

藤井
今シーズンになってからの躍動感が凄い。監督と合うのか、濃野と合うのか?

チャッキー
シーズン始まって早速1G1Aと結果も出て。
これでも多分まだ100%のコンディションじゃなさそうなので、非常に楽しみ。

まとめ

3-0快勝も、アントラーズが良かったのか、名古屋が悪かったのか、ちょっと判断が難しい試合でした。次節ホーム開幕戦のC大阪戦で、その心配を吹き飛ばす連勝を見せて欲しいです。

ハイライト

MATCH DAY

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?