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プロ演奏家の公開レッスンを見学する、その贅沢と快感について

プロのバイオリニストが、バイオリン&ピアノDUOを公開レッスンする「マスタークラス」に、聴衆として参加させていただいた。

講師のバイオリニストは、ニューヨークを拠点に活躍する徳永慶子さん。ジュリアード音楽院で学び、日本人初の室内楽でのグラミー賞を受賞。現在はジュリアードで指導し、ただ今、一時帰国中。

慶子さん(右)と私。終了後にご挨拶させていただく

DUOでピアノを弾くのが、私の友人Mikaさん。
私たち一家が2021年までニューヨークで暮らしていた際の、いわゆる”ママ友”でもある。

課題曲は、シューベルトのソナタ no.1 D384。
まず、DUOのお二人が演奏。
そこから、慶子さんのアドバイスが始まる。

完成された音楽は、もちろん気持ちいいけれど、私は発展途上の音楽が聴ける、公開レッスンの見学も好き。

第一線で活躍しているプロの指導を見せていただけるのは贅沢だし、ただただ興味深い。
特に、私はピアノとフルートしか習ったことがないので、今日は「なるほど、弦楽器のバイオリンは、そういう難しさがあるのか」という発見も。

何より、講師のアドバイスを受けて、お二人の演奏がどんどん変わっていくのが気持ちいい。

特に、Mikaさんの「シューベルトとかモーツァルトは、あまり感情を込めて弾かないように気をつけていたのですが…」という問いかけに、慶子さんが、「まずは好きに弾いてみて」と返したとき。Mikaさんのピアノが、急に生き生き輝いたのには感動✨。
あっという間に50分ほどのレッスンが終了。

私、慶子さん、Mikaさん

そういえば。
ここで子どものレッスンの話を出すのは失礼かもしれないけれど、私は娘(10)のピアノのレッスンの付き添いも好き。

いつも一緒にレッスン室に行き、先生には「ママは、お買物とかして来ていただいても良いですよ」と言われるけれど、「飽きたら抜けてカフェでも行きますね」と答える。
そしてレッスン室の片隅で読書をしながら、娘のレッスンに耳を傾けている。「へー」とか、「ほー」とか、「あらら」とか思いながら。
曲が出来上がっていく過程がいいなと思う。気づくと50分のレッスンも終わりに近づいて、カフェに行きそびれることも多い。

そんなわけで、今日はプロによる贅沢なレッスンの見学と、ちょっぴり舞台裏をのぞき見したような快感を味わうことができた。

もちろん、同時に、慶子さんの演奏も、DUOの演奏も「完成されたものを最初から最後までキッチリ聴きたい!」というモゾモゾした気持ちも。
それは演奏会でのお楽しみですね。

ステキな機会を、ありがとうございました。

Mikaさんと連弾風

終了後、「ピアノと撮影してもいいですよ」と言われ、やはり遊ばずにはいられない。
そんな、なまず美紀でした。

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