鯰畝

なまずうねって名前で歌のある音楽をやってます Twitter→@namazuune …

鯰畝

なまずうねって名前で歌のある音楽をやってます Twitter→@namazuune 連絡先→namazuune.inf☆gmail.com(☆→@)

最近の記事

noteでの配布物に関して

鯰畝と申します。noteを経由してオフボーカル音源を配布してきましたが、今後はガイドラインを明示してその枠の中で自由に使えるようにします。不明な点や、ガイドライン外での利用をご希望の際はTwitter(@namazuune)のDMかメール(namazuune.inf☆gmail.com ☆→@)にご連絡ください。 オフボーカル音源の利用について・個人的で非営利な利用の範囲内であること 非商業目的のSNSや動画投稿サイトへの投稿にはご自由にお使いいただけます。ご連絡は任意です

    • 月光浴

      差し込む銀色さえ床に刺さる 望んだ灯りは手を伸ばすほど遠ざかる 膝を抱えて留めた私の中の空気が 飛沫を受けて萎みだすそれが苦しいの 秒刻みに枝垂れる 指を折って数えた 無駄を愛していよう 影が重なり萎萎と朽ちる 委ねた体、有象無象の只中 さはさりながら 淀みなく独り 仰ぐように祈るは光の充ちる方へ 迸って溢れ出す私の中の空気は 色を纏って動きだす それが可笑しいの 右左に振り子する季節を脱いで現れる こころをまた探そう 夜風にあたり朝を待ち望む 床に散らばる月光の残り

      • bluing burial

        抜け殻 キラキラ 着飾る フザケた 戯言 居なくなる ナンセンスな啓蒙 衰弱に愛を 海面 ユラユラ 漂う 生まれた カリギュラ 沁み渡る 体温の減衰 燦々と喧騒 透明な肢体が冷たくなった 最低な擬態が当然宙に舞った 大抵、愛の照明なんて矛盾点ばっか 幻影に向かって吼えろ空白の声で 抜け殻 キラキラ 着飾る 君ともうサヨナラ 失くなる 最後の抱擁 意識も朦朧 海面 ユラユラ 漂う 砕けた ガラスが 突き刺さる 海洋の延線 涙腺の漏水 透明な肢体は今頃どこか 海底に沈んだ

        • 落陽に寄せる

          眼差しの深さをどうにもあなたは知らない そこに広がる海は黒々と底が見えない 気迫に溺れ 砂を引っ掻き 踊るように見えて浮かんでいるだけ 粧われながら 額縁の外 ガラスの向こうの偉い人のスポットライトを待っている そこに広がる海をどうにもあなたは知らない 生臭い気持ちは瓶の中で腐って開かない 打たれ弱さは細い糸のよう 弛み絡まり動けないでいる 形を為すのが恥だと思っていた いらない言葉にそっと蓋をした 夕景が淀んだ目に染みるのは、 その尊さに、儚さに、重ねてしまうから?

        noteでの配布物に関して

          202005111 おなかすいた

          おなかすきました。 今日も元気に扶養されてます。

          202005111 おなかすいた

          夜は銀色

          立ち込む煙になれたなら 夜は銀色 氷柱が落ちたのだ その冷たさに鋭さに有り難う 真っ暗な私を救い上げる 真っ新な貴方を剥製にしたい と、思ったんだ 気化する心が空気に混じる 世界を覆い込んだ二人が 差し込む光を食べたなら 夜は銀色 氷柱は溶けたかな その冷たさに鋭さにさよなら 二人が煙に溶けたなら 夜は銀色 静寂に落ちたのだ 煌く夜は銀色 (オフボーカル https://drive.google.com/open?id=1jcdgH0VC8FKgloZC_OHo1-

          夜は銀色

          carmine cinema

          テープを切るためのナイフの刃、 テープの端が残る肩 雨上がりの空を、水溜りの蒸気を、 鼻腔に抱きしめて歩いていた 花柄の傘は駅で失くしたわ そのまま遠くまで離れてしまう 砕けないように笑っていれるわ 嘘でもいいのだって痛くないから ささめく街路樹と、蜜を吸う夜光虫を 見下ろす蛍光灯、目を逸らして 寂しさも忘れた、虫に喰われたような 星のない夜空は、戻らなくていい 漏れ出した赤が溢れてしまうわ 忘れてしまえよ まだ刺さってるんなら 傷口に粉を自由のくすりを 乾いていないの

          carmine cinema

          2019.1〜2020.1

          (2019.8.14 道端)  2019年1月から2020年1月に公開された私が作った曲について書こうと思います。とは言え、曲を聴いて何をどう感じるかは聴き手に委ねられる楽しみですから、曲の解説を私がゴリゴリに押し付けていくのはダサいと思っていますのでそういった内容は避けて記述して行きたいです。(怪文書の気配) バラの花(1月6日)  2018年4月に公開したエア頒布物( https://nico.ms/sm33016919 )に収録していた曲を微調整したものです

          2019.1〜2020.1

          漂白

          沖に投げたぽとりと 独り言 ボトルメール 耳を貸す気分になれやしないな 汲み上げたポエトリーを並べる遊びとか 満ち足りた顔とか 寒気がするな 忘れて、エートスの海で 無彩色の波はさめざめと押し寄せる 一つの幸せのための ベランダで泣く子供とか 裸の悲しい魚とか 虚ろに消えてゆくの ごめんね 聞こえる?エートスの海で 無彩色の波はさめざめと押し寄せる (オフボーカル https://drive.google.com/file/d/1J64MRByD4n-kzvqmEm6

          バラの花

          生は脆く愛は熱く それは儚い愛の色 やがて明ける夜のように やがて朽ちる赤の花を 愛すること、生きること 愛すること、生きること 赤い色の花を 夜は明ける花は朽ちる 日々がくれる明日を生きる 春が終わる僕が残る 赤が映える愛の花を (オフボーカル https://drive.google.com/open?id=14CPYg8_cxVrQE_la4_-Kbt78WB9O2hGS 使用に際してはこちらのガイドラインをご一読ください→https://note.com/nam

          バラの花

          シーラカンスは哀を夢見る

          劣等感の海に抱かれた 死人のようになった彼を 救うのは 誰 声で喉を枯らすように 張り上げても泡を吐くの 苦しくてもう息もできないのさ わたしは還るんだ 深い深い哀の底へと あなたはいちゃいけない 息もできない夜の底へと 濁った眼で見上げるのは 遠い水面に映る月 あゝ 泡になって浮かんでくような 軽い泪に込められるなら あゝ この話は拭い去ってしまえるだろう わたしは還るんだ 蒼い蒼い海の底へと この声はもう届かない 息もできない夜の底から そこから見えるのは 蒼い

          シーラカンスは哀を夢見る