囁きのキス~Read my lips.1巻のこと。〈私が好きなの?〉
ヴィレヴァン×百合の業界横断フェア「百合展」で、森島明子先生による『囁きのキス~Read my lips.』のカラーイラストが展示されています。
現在、4/1(土)~4/9(日)@梅田ロフトにて開催中!
東京会場の様子はこちら。
『囁きのキス~Read my lips.』は、2012年1月5日〜4月24日にかけて、NTTソルマーレが運営するコミックシーモアで連載配信された百合作。
人気漫画家である森島明子さんの挿絵効果もあり、この作品でわたし「南部くまこ」を知ったという読者さんも多いのではないかと思います。
そして今年1月からは、カラー版『囁きのキス』の配信がスタート!
なんと全話合計400点以上のイラストを、森島先生自らすべて彩色しているという豪華版です!
どうです、この細やかさ!(森島先生のTwitterから画像をお借りしました)
【モノクロ絵】→【グレー部分をとる】→【線の調整】→【色を塗る】という工程を踏んでいるのだそうです。
素人目にもものすごく手が込んでいますが、プロの漫画家の先生たちが「す、すごい!」「震える…」みたいになってらっしゃるのをみるにつけ、想像以上の手間暇をかけてくださっているのだと思います。
ほんと、このカラーイラストを鑑賞するためだけにでも、この機に『囁きのキス』を読み返していただきたい!
というわけで、百合展開催期間中に、『囁きのキス』カラー版を1巻ずつ、ご紹介したいと思います(*^▽^*)
幼い頃に聴力を失った高校生の遥香がいま気になっているのは、夢で出会った美しい少女。
聞こえないはずの声が聞こえるのはなぜ?
楽しくて不思議な夢。
あなたは誰?
私にも聞こえる声を、もっと聞きたい――
ある日、遥香は街で彼女と同じ制服を見かけて車道に飛び出す。
「危ない! なんてことするの!」
心配性のママに叱られたけど、追いかけずにはいられなかった。
夢で見たあの制服が実在する。
彼女も、ほんとうにいるのかもしれない……!
たった何駅かだけど、初めてひとりで電車に乗った大冒険。
必死で探し回ってやっと見つけた彼女は、なぜか公園の遊具にもたれかかって眠っていた。
ドキドキしながら近づくと、まるで花びらが開くようにその瞼が開いた。
「夢……?」
戸惑うように彼女の唇が動く。
その瞬間、動きを読んで言葉を理解している自分に気づいて、ズキンと胸が痛んだ。
たちまち悲しくなった私。
だけど、彼女・歩美ちゃんは、なぜか真っ赤に頬を染めて、一瞬なにか考え込むようにギュッと目を閉じてから言った。
「あのさ、ごめん、これ夢かもしれないから言うね……」
詳細&販売電子書店の情報はこちらから。→囁きのキス特設サイト
次は2巻をご紹介しますね♪(*^▽^*)
サポートありがとうございます。いただいたご支援は、聖クロス女学院物語の執筆およびKDP出版の制作費とさせていただきます。(*^▽^)<ありがとうだよ!