ダウンロード__18_

20,02,19。71年初来日ツアー①。

71年9月、ついにzeppelinは初めて日本の地を踏みます。

飛行機から空港に降り立ったJohn Bonhamが開口一番「サムライはどこにいるんだ?」と日本側スタッフに尋ねたとされるように当時の日本は彼らというより西洋人から見ると相当エキゾチックな印象だったのでしょう。

初来日時は9月23,24日武道館、27日広島体育館、28,29日大阪フェスティバルホールと公演が行われ、現在すべて音源が存在しており音質の差はありますが5公演すべてzeppelinの歴史に残るテンションの高いライブだったと言っても良いと思います。

23日武道館は糸井五郎氏の開演前のMCも収録されているバージョンがあり、その昭和臭漂う紹介MCはなかなかの聞き物です。オープニングのImmigrant SongのソロでギターのE弦が切れてしまう事が有名ですがなぜかギターをチェンジせずに弦を張り替え、堂々とチューニングを始める所が結構謎です(笑)

来日前のライブ同様発売前のアルバムから数曲披露されていますが英語とはいえRobertの丁寧なMCのおかげで新曲である事が満員の会場のファンにも理解できておりStairway to Heavenなどは演奏後観客が感動している様子が分かります。

来日アーティストのライブがまだ少なかった当時らしく武道館の観客は関西に比べるとおとなしい印象ですが、それでも初日アンコールでは今までに例の無い興奮の仕方をする観客にビビった主催側が思わず客電(観客席の明かり)を点けてしまい、メンバーが切れて演奏が中断する瞬間がとらえられています。

武道館両日ともに関西に比べると演奏時間は短めではありますが、アンコールのメドレーをはじめアコースティックメニューも変化に富んでおり聞き所満載です。

24日の音源は長く音質に恵まれていませんでしたが、97年(だったと思います)に「light&shade」というタイトルで発売されたブートに収録された音源で一気に聞きやすくなり、その印象も随分変わりました。

24日は休日であるため昼公演となり、RobertのオープニングMCが「good afternoon!」な事が印象的です。

今回のリンクはいつものLed Zeppelin Bootsからではなく比較的近年に発掘された71年武道館の8mm映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=eNNEPfdjPXo

決して映りは良くない上に断片的な6分少々の映像ですが、71年来日時のライブの様子が垣間見れるという事でマニアは総員度肝を抜かれた事は言うまでもありません。

そんな伝説のライブを披露したzeppelin御一行、さらなる伝説となる広島、大阪公演へと向かう事になります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?