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20,02,17。ledzeppelin70年。

1970年は英国ツアーからスタートしています。

現在では70年初頭のロイヤルアルバートホールでのライブ映像がオフィシャルでリリースされており、当時のzeppelinの若さと勢いにあふれるプレイが簡単に満喫できます。

90年代当時に映りの悪いビデオやビデオ落としの音質のCDでしか触れる事の出来なかった自分を含めたマニアからすると、思わず怨嗟の言葉が心の声として漏れ出して来る位良い時代になったものです(笑)

70年ライブの特徴としては完全にヘッドライナーとしてツアーを重ねるようになっています。

73年にスタジアムクラスのツアーメニューになるまで恒例だったロックンロールメドレー用の曲がHow Many More TimesからWhole Lotta Loveになり、オープニングも当時未発表だったWe're Gonna GrooveからImmigrant Songに変更されて完全にオリジナルナンバーで勝負できる体制になっていきます。

当時20代前半だったRobert Plantのヴォーカルはハイトーンも高らかでコンディションのよい日が多い印象ですが、個人的にImmigrant Songをオープニングにしてコンサート開始直後に喉を毎回フル回転させてしまったのは、のちに喉を壊してしまう遠因になったように思います。

70年の音源としてはロイヤルアルバートホール以外にも6月のバースフェスティバルや「live on blueberryhill」として名高いLAフォーラム公演等と名演も目白押しです。

バースフェスティバルはステージ最前列で録音していた人物がマネージャーのPeter Grantに録音機材を破壊されてしまった為か音質に恵まれていませんがLAフォーラムではブートレッガーが組織的にが録音していた様子で当時のオーディエンス録音としてはかなり質の高い音源が数バージョン残されており、組み合わせる事でほぼ完全再現が可能です。

70年の音源は音質に当たり外れこそあるものの、演奏的には外れの少ない印象を受けます。残されている音源は69年より数が少なめですが完全にled zeppelinとして出来上がり、メンバー全員の力量もフル発揮されている演奏が多いと思います。

今回のリンクは9月19日のマジソンスクエア夜の部の音源です。
比較的近年にいきなり発掘され、まぁまぁの音質でしたが演奏内容が素晴らしかった為大変評判になりました。

個人的に既に耳タコな音源には無い衝撃を受けて「まだまだ世の中にはどこかの野郎が大事に隠し持っている音源があるに違いない」と確信する事になるきっかけとなった音源です。

https://www.youtube.com/watch?v=LcHlz0w6l8w


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