ストーマの話。パウチあれこれ。

自分が使っていたパウチはダンサックのnova1と言うタイプでした。

いくつかのパウチを使ってみて一番使いやすい気がしたのでストーマ撤去まで使い続けましたが、パウチの中では比較的大型の部類に入るタイプだったようです。

当時のメールを確認してみた所10枚入りが1箱で9000円でした。
一枚につき3日使えればなんとか約ひと月持ちますが、自分は3日持たせる事が上手く出来ませんでした。

前に書いたとおりパウチの接着面はかなり強力です。
接着面が剥がれてしまう事はありませんでしたが、接着面の皮膚が内容物の重みで引っ張られる事とおそらくは接着剤負けで大体2日経つと接着面がピリピリし始めて交換せざるを得ない状態に。

交換すると一旦ピリピリした感じは消えるのでやはり安心の強力な接着ゆえの接着剤負けだったのかもしれません。

接着面や梅干君周囲の肌荒れに悩む事はありませんでしたが、撤去後4年以上経っている現在もストーマ痕はメラニン?が沈着したらしく少々黒ずんでいます。

接着面からの漏れは無かったのですが小腸ストーマで中身がほぼ液状だったことも有り、廃棄口周辺からわずかににじむ程度の漏れを感じることがありました。対応策として廃棄口手前を一度折り返してクリップで留めておくと言う方法を思いつき、以降はにじみを気にせず使用することができました。

内容物が液状とは言っても食べた物によっては未消化の状態で排泄されてくる食材があります。

自分が使っていたパウチは廃棄口がプラスチックのチューブになっており蓋がついているタイプ。この部分に未消化で排泄された物が引っかかりやすかったのです。

退院して体調がある程度戻ってくると自分には特に食事制限が無かったこともあり好きな物を食べるようになるのですが、自分の大好物であるラーメンには消化しずらい素材が含まれておりこれが原因で廃棄口に詰まって中身を捨てるときに苦労する事が。

未消化で排出される代表選手はなんといってもメンマ。
それと所謂ねぎラーメンに山盛りになった白髪ねぎも詰まりのもとでした。

もともとあまり噛まずに次々口に放り込む早食い派でしたが、パウチ詰まりで苦労して以来周囲の人が軽く引くほどよ~く噛んで食べるようになり、その習慣はいまだに継続しています。

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