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22,10,26。堪らないプロレス動画紹介④

今日は久しぶりに当日大量交付を食らう羽目に。

全く無いと流石にお手当に覿面に響きますから必要ではあるのですが、今日の現場は「件数が増えるととっても手間のかかる地区」だったので結構ハードな作業に。出来れば大量追加はもう少し回りやすい現場の日にして頂けると助かります。

堪らないプロレス動画を紹介させていただく4回目はプロレスリング藤原組における「藤原喜明vs鈴木みのる」戦です。

第2次UWF分裂後に少人数ながらもメガネスーパーからのバックアップがあった事から比較的順風満帆なスタートを切った藤原組ですが、丁度この試合の後位から団体内部に軋みが生じる事に。

関節技の鬼との異名を持ちながらも「お客を満足させてこそプロレス」だった藤原組長と「実力ある者が上になるべき」と考える船木&鈴木を筆頭とする若い選手の間で先の展開や団体の方向性について意見が分かれ始めた時期の試合で、結果的に30分時間切れ引き分けという結果にはなっているものの後に船木の口から「あの試合はほぼガチだった」との証言があった事が知られています。

そろそろここらで組長から1本取りたい鈴木とまだまだそうはいかないよの藤原組長の意地の張り合いがお好きな方にはたまらない動画なのですが試合展開自体はいかにも藤原組らしいグラウンド主体の悪く言えば地味な物になっています。

後のパンクラス時代とは違いがっちりした体格の若き鈴木みのるちゃんが仕掛けるグラウンドでの関節技を年齢的にやや衰えが見られるようになり始めた組長が凌いでいく展開が続くので盛り上がりには欠けますが、当時の二人の心理状態を知った上で見ると興味深いムーブがてんこ盛りです。

個人的に最大の見どころと思っているのが中盤14分過ぎに炸裂する組長の膝蹴りからのノーモーション頭突きを顔面に食らったみのるちゃんが見せる
「物凄い顔」(笑)

「いい加減にしろよ!」と言わんばかりの頭突きに「絶対引かねぇ!」と言わんばかりの表情を見せ、なおも食らいついていく展開にもはやただ見守るしか成すすべのないレフェリー。

30分時間切れを知らせるゴングが鳴ってもアキレスの取り合いを止めない両者を分ける為リングサイドの若手に「早く出て来いコラ!」と怒鳴るシーンが唯一レフェリー活躍の場だった所も堪らないこの試合ですが、取れなかった悔しさにリングを殴り続けるみのるちゃんに対し、「何もそこまで余裕を見せなくても…」なしぐさの藤原組長の様子がこれまたさらに堪らない動画なのでありました。


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