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あなたが日向坂46のために今すぐできる事 〜「回す」から「踏ませる」へ〜

「日向坂のため何ができるだろう」と、「ただがむしゃらに」考えてみると、ファンなりに「楽曲や日向坂の魅力がより多くの人に届く可能性を高める」ことが出来たら、それは素晴らしいことだと思います。

どうすればそんな事が出来るのかと考えてみた結果、よく言われる「ミュージックビデオ等の再生回数を増やすために何度も再生させる」方法、いわゆる「回す」以上に効果のある方法があるんじゃないかと、個人的には思いました。

その方法って一体なに?について書いたものがこの記事です。「なにか自分に出来ることって無いのだろうか?」と悶々としているような人の参考になれば幸いです。


「回す」から「踏ませる」へ

以下の図がほぼ全てなので、これだけでも覚えて帰ってもらえたら記事の意味があるかなぁと思います。

各プラットフォームへ送り、「日向坂ループ」にハマらせる図

(2023/10/22 14:50追記)
この記事の公開後に、イラストレーターのタテノカズヒロさんが上記の図を最高に素敵なイラストに仕上げてくれました。タテノさんのイラストのほうが分かりやすいと思います!

(2023/10/22 14:50追記おわり)

つまるところ、ミュージックビデオの再生回数アップ等を目指して既存ファンで再生を「回す」のではなく、見込みファンにコンテンツ元を「踏ませる」ことで「日向坂ループ」を発生させ、将来その人が日向坂コンテンツに触れる機会を増やし、ファンになってもらえる可能性を高めようというのが、この記事で言いたいことです。

実は「回す」ことはそれほど効果的ではない

以前、別の記事でも書いたのですが、そもそも YouTube は2012年(つまり10年以上前)の段階からすでに、動画の満足度の判定や推薦の仕組みにおいては「視聴回数」よりも「視聴時間などの他のエンゲージメント指標」に重きが置かれています。より具体的には、現在だと「視聴時間や高評価・低評価数、シェア、興味の有無、ユーザアンケート調査等」などが利用されるようです。

昨今の YouTube においては、新しい動画の発見に「推薦(おすすめ)」の存在が欠かせません。「推薦」とは、それぞれのユーザの視聴履歴等を元にその人が好きそうな動画をYouTubeが自動でオススメすることなわけですが、「最終的にどの動画がオススメされるのか」については、(諸々の情報を鑑みると)過去にその動画を視聴した人の満足度が高い動画ほど有利になるはずです。その満足度に効いてくるのが視聴回数よりもその他の指標です。なので、視聴回数を増やすという行動は、実はその動画を推薦(おすすめ)に乗せて多くの人へ届けることに繋がりやすいものではないと言えます

それよりも、個々人の行動としては、

  • 「高評価」ボタンを漏らさず押す

  • 「共有」ボタンからシェアしていく

ということを必ず行い、動画に満足していることをしっかり示すことが重要になるでしょう。そして「日向坂の魅力がより多くの人に届く可能性を高める」という観点に立つと、「共有」の方がより鍵になると考えています。

「踏ませる」ことの意義

「共有」が重要であると述べましたが、それは「とにかくコンテンツ元を踏ませる」ことが大事だということです。詳細に言うと、「ファンが日向坂のコンテンツについてSNSに投稿する場合は、常にコンテンツ元へのリンク(導線)も含めて投稿し、誰かがそのリンクを踏めばすぐコンテンツ元へアクセスできるようにしておく。そうすることで、たまたまその投稿を見かけた人の内、少しでも多くの人にコンテンツ元へのアクセス履歴が残るようにする」、です。

最初の画像を再掲します。

各プラットフォームへ送り、「日向坂ループ」にハマらせる図

イメージしやすくするため、たとえば先日の「君は0から1になれ」の公開日を想定して考えてみます。

この日、公開されたMVを見てファンが一斉にハッシュタグをつけてツイートすることで、Xのトレンドに乗ったとします。そして、まだ日向坂のファンではないAさんが、そのトレンドから何気なく一連のポストを見たとします。

もしこの時、見たポストにYouTubeのMVへのリンクがあれば、Aさんがそのリンクをクリックし、YouTube上で動画を視聴する可能性が生まれます。

すると、AさんのYouTubeアカウントで「日向坂46『君は0から1になれ』のMVにアクセスした」、という事実が残ります。さらに、もしAさんがそのMVを見て「結構いいじゃん」と感じ、視聴時間が長くなるなどすれば、「この動画に対するAさんの満足度は高い」と判定されるはずです。満足度が高ければ、「Aさんはこういう動画が好きだ」と推論されます。すると、今後AさんのYouTubeのトップ画面に、「過去の視聴履歴を踏まえ、Aさんがちょうど好みそうな他の日向坂コンテンツが推薦される可能性が高まる」ことになります。もしAさんがバラエティが好きなら「日向坂ちゃんねる」の動画が、もしAさんがしっとりした曲調が好きなら「こん好き」のMVが推薦される可能性などが出てきます。つまり、X上でのたまたまの出会いからYouTubeまでいざなうことで、ただの点の出会いではなく、線の出会いに繋がっていく可能性を残します。

Aさんがその推薦結果も気に入れば、それらの履歴もAさんのアカウントに積み上がっていくことになり、さらに多くの日向坂コンテンツが推薦される余地が出て、さらにそれらも気に入ればもっと可能性が広がっていき、というように、日向坂ループがどんどん回ってAさんを沼らせることに近づくわけです。

ループが回るほど沼らせることに近づく

これを実現するには、AさんがX上でポストを眺めて終わるのではなく、リンクを踏んで(クリックして)、YouTube 上で履歴を残すことが欠かせません。だからこそ、ファンがポストにコンテンツ元のリンクを含めることが重要だと思うわけです。

リンクが無いとどうにもならんよ

ここで重要なのが、この例で言えばたとえ「ゼロイチ」自体がAさんには刺さらなくとも、推薦によって提示された他の日向坂コンテンツがAさんに刺さる可能性が出てくる、という点です。それはドレミかもしれないし、月星かもしれないし、ひなあいの切り抜きかもしれません。とにかく何かしらの日向坂コンテンツにアクセスした履歴を残しさえすれば、あとはYouTubeなどのプラットフォーム側でいい感じにAさんが好きそうなコンテンツを見繕って「これはどうや?これならどうや?」と次々に提示してくれる可能性が出てくるわけです。Xでポストを見るだけで終わってしまうと、これが出来なくなってしまいます。もちろんX上では他の日向坂関係ポストが「おすすめ」欄に出てくる可能性は高まりますが、Aさんの日常におけるあらゆるシーンで日向坂コンテンツ爆撃を仕掛けるには、あらゆるプラットフォーム(YouTube、Instagram、TikTok、etc)に痕跡を残せる方がいいです。

今回は主にYouTubeを例に話をしていますが、Instagram でも TikTok でも理屈は同じです。それぞれのプラットフォームでそれぞれの推薦アルゴリズムが動いています。その推薦アルゴリズムに日向坂コンテンツへアクセスした事実を利用させ、どんどん日向坂コンテンツに出会い、沼らせる可能性を上げることが出来るはずです。

みなさんにも、猫の動画を一発見ただけで次から次に猫動画がやってきて無限に時間を吸い取られた、みたいな経験はあるんじゃないでしょうか?あれを日向坂で起こすイメージです。

「グレーなアクション」がより「踏ませる」ことにつながる

ここまで、コンテンツ元へのリンクを含めることの重要性を述べましたが、そのリンクを踏んでもらえる可能性をより高める方法があります。

やや古い内容ですが、こちらの記事で紹介があるように、リンクに文章のみを添えるより、画像も添えたほうがクリックされる割合が増える、という傾向があるそうです。つまり、普段多くの人がやっているであろう、MVのスクショや一部を切り抜いた動画など、厳密に言えば権利保持者から文句を言われるはずだがスルーされている内容(グレーなやつ)を添えてコンテンツ元へのリンクを含めたポストをした方が、むしろそのリンクを踏んでもらえる可能性を高めることができるだろうし、それは権利保持者から見ても都合がいいのでは、ということです。

以下はYouTubeの共有ボタンからXに共有した際の、iOSアプリにおけるタイムラインでの見え方ですが、正直あんまりそそられませんよね。

YouTubeから共有した際のXタイムライン上の表示
https://www.youtube.com/watch?v=i0ujTBnZw4M

これは YouTube 以外もそうで、以下は InstagramとTikTok のリンクですが、YouTube よりはマシかもですが、それでもあんまりリンクをタップする気にならない見た目になっています。

TikTok、Instagram を共有した際のXタイムライン上の表示
https://www.tiktok.com/@hinatazakanews/video/7289653271331900674
https://www.instagram.com/p/Cv2D5F3vbCG/

しかし、ここに切り抜き動画や転載した画像などを添えておけば、一気に魅力が上がり、「なんかカワイイなこの子、ちょっと見てみるか」となりやすいわけです。

切り抜きや転載画像なども添えて共有した際のXタイムライン上の表示
https://www.tiktok.com/@hinatazakanews/video/7289653271331900674
https://www.instagram.com/p/Cv2D5F3vbCG/
https://www.youtube.com/watch?v=i0ujTBnZw4M

なので、普段からやっている切り抜き動画・転載画像のポストにコンテンツ元リンクを含めるだけで、先ほどの「日向坂ループ」を回すことに貢献できる可能性が高まります。

ここからは余談ですので、Xのアルゴリズムについて興味がある人だけお読みいただければと思います。
そのアルゴリズムについて見聞きしたことがある人の中には、「でも、URLを含むとツイートの評価が下がるって聞いたよ?」なんてことを思う人がいらっしゃるかと思います。
端的に言えば、「画像や動画を添えていれば問題なさそう」だと考えられます。

Xの推薦アルゴリズムのコードは公開されていて、件の「URLを含むと評価が下がる」という噂の根拠に使われている箇所が「こちらのコード」と思われます。
コメントに「Contains a non-media non-news link, definite spam vector.」とあるように、「リンクを含んでいるけど、そのリンクがメディア(画像・動画)でもニュースサイトへのリンクでもないものはスパムやろ」という考え方のようです。
なので、画像や動画も添えて投稿すれば、少なくともメディアを含むことになるので、URLを含んでいるからといってすぐさまスパム扱いされることは無いと思います。なので安心して切り抜き動画や転載画像を添えればいいですし、逆に言うと「何かしらの画像や動画を添えてURLを投稿しないとスパム扱いになる」という、真面目にまっすぐ正直にやってる人のほうがアホを見るのが現状です。
ここでいうメディアにOGP画像が含まれるかまでは確認していませんが、含まれない可能性もあるので、やはり何かを添えていたほうが安心じゃないかと思います。
さらに、リプで教えていただいたのですが、コードの続きを読むと「リポスト(RP)かリプライかお気に入りされている数が1件以上あればスパムではない」という判定もされるようなので、たとえURLのみでもそれらが1件でも付けば大丈夫なようです(※自分で自分のポストをRP、リプ、お気に入りしてもOKなのかまでは未確認です)。

それでも、どうしてもポストにコンテンツ元へのリンクを含めたくない、というのであれば、せめてそのポストへのリプとしてリンクを投稿するのはどうでしょうか。その方が、最適ではないですがリンクを全く含めないよりはマシにはなると思います。

あなたは「あなたに似た新規ファン」獲得に、暗黙的に貢献できる

推薦についてさらに述べると、こちらの記事によれば、動画の推薦には「その人自身の履歴」だけでなく、「ユーザー間の類似度」も利用されているようです。これはつまり、「Aさんと似ている既存の日向坂ファンがこんな動画を見てるから、Aさんもこれを気に入るだろう」というような推論もされうるということです。なので、AさんがYouTubeで日向坂のコンテンツにアクセスした事実が残り、かつAさんとあなたが似ているとすれば、あなたの普段の視聴行動そのものが、より高い精度でAさんが気に入りそうな日向坂コンテンツをAさんにオススメする可能性を高めるということになります。つまり間接的に布教してるんですね。

ファンの普段の行動が、質の高い推薦につながる

もちろん、実際はこの図のような直接的な比較・利用はされず、なんらかの特徴量に変換されて個人を特定しない形での利用になるはずですが、意味合い的にはこういう感じです。これも、Aさんが YouTube へ遷移し、コンテンツ元に直接アクセスして履歴を残すことで初めて達成可能になります。だからこそ、再三言うように、ファンのポストにコンテンツ元へのリンクを乗せて「踏ませる」ことが大事なんです。

メンバー・運営が「踏ませる」ことを先導しつづける事も重要

ここまで、SNSのポストにコンテンツ元へのリンクを含めることの重要性を述べてきました。しかし恐らくですが「めんどくさっ」という感想が本音ですよね。普段は YouTube の切り抜きやスクショ、Instagram やニュース記事などの画像の転載だけでポストしていたところをURLまで含むとなれば、当然ひと手間増えることになります。最初のうちは頑張ってやれるかもしれませんが、「気合いや根性とか高い意識」みたいなものも「有限なリソース」なので、ちゃんと消費し、無くなります。なのでだんだんやらなくなります。個々の意識だけではなかなか続けるのは難しいです。

しかし、もしメンバーから直々にお願いされたとしたら、何も言われないよりは頑張れませんか?「ハッシュタグつけて投稿してください!」とか「ちゃんとリンク入れてね!」とかをメンバーから直接お願いされたなら、しかもメンバー自身も行動でそれを体現していたら、なんか少しは頑張れる気がしますよね。あるいは、「ハッシュタグの投稿、全部見てるよ!」なんて言われても嬉しいかもしれません。

なので、メンバーや運営から直接「こうしてほしい」という事を言い続け、実際にそれを体現して見せ続けることも非常に大事だと思っています。ここのミソは、「言う・見せる」ではなく、「言い続ける、見せ続ける」ことです。

  • Xのおすすめやトレンドに乗るように、こういうハッシュタグを付けてポストしてほしい

  • そのポストにはコンテンツ元へのリンクを入れてほしい

  • YouTube、Instagram、TikTok のいいね、高評価、シェアをしてほしい

こういったことを一時期だけ言うのではなく、ずーっと、一生言い続ける、やり続ける。YouTuberが必ず高評価とチャンネル登録をお願いするのと同じです。
一時期、メッセージアプリなどで「番組名やメンバー名を入れてツイートしてほしい」という呼びかけがありましたよね。今現在、そのような呼びかけはめっきり無くなってしまいましたが、そういったポストをすることの重要性自体が消え去ったわけじゃなく、重要性はそのままに、呼びかけだけが消え去っている状態のはずです。
あの時言ったから、先週言ったから、昨日言ったから、じゃない。ずっと言い続け、やり続ける。ファン側を奮起させ、やる気にさせ、習慣にさせるためにもこれが大事だと思います。

メンバー・運営からも呼びかけて、やってみせる

なのでもっともっと、言った方がいいしやった方がいい。もっともっと、メンバーも運営もファンに言葉を投げかけ、自身で行動もした方がいい。MVが公開されたなら、他のアーティストもやっているように、メンバー個人の Instagram で切り抜き動画を投稿したっていい。自分のリップシンクシーンだったり、お気に入りのシーンだったりを切り抜いて出すこともできます。そしてそれらをファンに広めてもらう働きかけをする。そうやってファンを巻き込み共闘させることで、見込みファンにそれらが届く可能性をどんどん高めていってほしい。

もちろん、「ガンガン切り抜き・転載しちゃって!」とは公式には言いづらいと思います。なのでそこは「メンバー・運営」と「ファン」の間とで暗黙の共犯関係が必要になると思います。悪いようにしないなら悪いようにはしないよ、ということですね。実際、現状を見てもすべてのSNSの活動において厳密に取り締まっているわけではないので、その辺は分かって泳がせているはずです。というか、全て潰すにはリソースが足りないでしょうし、たとえあらゆる権利侵害をすべて葬ったとしても、機会損失になるのは結局誰か、というところもあります。

そんなこんなで、まだまだ出来ること、たくさんあります。日々の小さい積み重ねが、将来的に大きく効いてくるはずです。

「結果」ではなく「行動」をコントロールしよう

ここまで主にファンが出来ることについて述べてきましたが、もちろん限界はあります。ファンとして、完成した楽曲やコンテンツが多くの人に届く可能性を上げる手伝いはできますが、楽曲やコンテンツそのものの評価・質・満足度をコントロールすることは原則として出来ません。それは結果であり、コンテンツに触れた人が自由意志で評価するものだからです。そこは運営やメンバーがいいものを作れるよう頑張るしかありません。

「高い再生回数」は結果といえます。運営側なら「ストリーミングキャンペーン」などで一定のコントロール策は打てますが、それでも完璧ではありません。以前こちらの記事でも述べましたが、足元の数値はなかなか厳しい状況が続いています。運営でもコントロールしきれないものは、なおのことファンにコントロールなんてできません。なのでファンとしては、今回述べたような「ポストにリンクを含む」などのようにコントロール可能な行動に注目し、「日向坂にとって良い結果につながるような可能性」を高めることを目指したほうがいいと思っています。

この記事の例でいうと、Aさん自体は最終的に日向坂にはハマらないかもしれません。しかし、もしリンクを踏んで日向坂コンテンツに触れる人が1万人いて、そのうち1%が日向坂にハマってくれるなら、100人の新規ファンを獲得することができます。「ハマる割合」が仮に固定の1%だとしたら、踏む人が10万人なら千人、100万人なら1万人と、母数が増えればハマる絶対数も増えます。
「ハマる割合」はファンがコントロールできるものではなく、日向坂自体の魅力が鍵になるため、メンバーや運営が頑張るところです。でも日向坂コンテンツに触れる「母数」については、ファンが行動をコントロールすれば、着実に増やせる数値だと思います。なのでファンはそっちに注目し、メンバーや運営に「ハマらせること」は任せるから、ワイらファンは日向坂に触れる「母数」を増やすよう頑張るぜ、という形で共闘しようよ、というのが僕の主張です。
サッカーで例えるなら、「とにかくパス(という名の見込みファン)をたくさん送れるよう頑張るから、メンバーや運営はとにかくシュートを決めてくれ!」、といったところでしょうか。

一緒に頑張るって、そういうことなんじゃないかなぁと思います。

「完璧」ではなく「今よりもマシ」にしよう

こういう話になると、「とはいっても、ああいう切り抜きはさすがにダメなんじゃね?」とか、「やっぱり良くないことなんじゃないか?」とか、いろんな疑問も挙がると思います。

でも正直な話、コンテンツの有償・無償を問わず、コンテンツ元へのリンクを含まない切り抜きや転載がゴロゴロ転がっているのが現状です。まずもって、厳密な話をすれば、ほとんどのファンがやっている「メンバーの画像をアイコンに使う」ことも、引用の範囲を超えた利用になるでしょうから権利者(運営)に「ダメ」と言われたらダメなわけです。
そんな状態から完璧なルールを制定して完璧に運用していくなんて不可能でしょうし、出来たとしても時間がかかりすぎます。

なので、「現状は現状として色々問題あるだろうけど、今よりマシになるなら、まずはそこを目指そうや」、というのが僕の考えです。

この記事の主張である「切り抜きしても転載してもいいけど、コンテンツ元のリンクを含めようや!」は、現状の問題を完璧に解決はしないまでも、新規ファンを獲得する可能性を少しでも上げることが出来るという点で、マシにすることは出来るはずです。
それに、すべてにおいて実行できなくても、たとえば自分の全投稿のうち、10%のポストについてはリンクを含めるようにできたのなら、少なくとも10%は改善してるわけです。マシになっていますよね

最初から完璧にやろうとすると、疲れて続かなくなりがちです。なので、「前よりはマシ」「何も考えてなかったときよりはマシ」というゆる〜い姿勢からやっていくのがいいんじゃないでしょうか。

「回し」が有効なタイミングもある

この記事の主張は原則「回すより踏ませる」ですが、回すことが有効なタイミングもあります。それは「動画や楽曲の公開直後」です。なぜかというと「ランキング指標に乗るから」です。

動画や音源は基本的に公開直後や公開から間もない時期にアクセスする人が多いと思います。それを利用して、公開直後に一気に大勢で視聴すれば、YouTubeなら「急上昇動画」、音源なら「再生回数上位楽曲」として扱ってもらえる可能性が高まります。そうすると動画や音源への新たな導線を獲得できるので、より多くの人に見てもらえる可能性が高くなります。

さらに、ランキングの上位に入れば、業界内でのプレゼンス(印象・存在感)の向上にもつながる可能性がありそうです。上位に入るほどの勢いがあるんだなとか、曲やファンにパワーがあるんだな等と認識してもらえるなら、損なことはないはずです。

ランキング入りにはバーストと呼ばれるような、急激な伸びが必要になります。たとえ1,000万回再生される動画でも、1日ちょうど1万再生を1,000日続けたものは、ランキングの上位には入りません。なので、公開直後に「みんな!回せ!」と音頭を取るのは理にかなっていると思います。といっても無理に何度も回す必要はもちろんなくて、どうせ再生するなら公開されて一週間後より公開直後のほうがランキングへの貢献効率はいいですよ、という話です。
これに加えて、散々言っているようにSNSにポストするならリンクを含める、動画にはちゃんと高評価をつけるなどをすれば、より新規ファンを獲得する効果が増すはずです。

無理してやるものではない

この記事を読んで、「うるせぇ!高評価ボタンも、URLのシェアも、好きなようにやらせろ!こっちの勝手だ!悪いと思ったものには断固としてそんなことはしない!」と思う方もいると思います。それはそれでいいんです。好きなように日向坂を楽しめばいいと思っています。高評価をしたかったらする、シェアをしたかったらする、でいいんです。

この記事はあくまで、「何か出来ることはないだろうか」と悶々と考えているような方へ「こうするのはどうですか」とご提案するものです。もし普段切り抜きや転載をしてるなら、せっかくなのでコンテンツ元へのリンクもついでに含めませんか、ということです。
「not for me」と感じる方も当然いると思っていますし、色んな考え方・応援のし方がある方が自然だと思います。

まとめ

「日向坂の魅力をより多くの人に届ける手助けを、ファンなりにできないだろうか?」と考えた結果、「結果」ではなく「行動」に注目し、「回す」ことよりもコンテンツ元のリンクを「踏ませ」て「日向坂ループ」を発生させ、日向坂へ沼らせる可能性を高めることが重要なのでは、ということを述べました。

見込みファンを「日向坂ループ」に巻き込み沼らせるには、コンテンツ元へのアクセス履歴を残させることが欠かせません。それにはファン側の「リンクを含む」という行動が重要ですし、そのファンの行動が持続可能であるように、メンバーや運営がいろんな手を尽くしてモチベートしていくことや、デザインされた施策を実施していくことも同時に重要です。

個人的には、こういう具体的な共闘関係が「メンバーや運営とファンが共に頑張る」ということを体現する1つの形なんじゃないかなと思っています。

派手な結果がすぐに目に見えて返ってくるものではありませんが、地味であっても小さなことからコツコツと。それが結局は大事な芯だし、年単位で効いてくるんじゃないかなぁと僕は思います。

あくまで一案ではありますが、こんな考え方もあるんだというのが少しでも伝われば幸いです。

何かおかしいところや疑問点、ご意見・ご感想などあればお気軽にコメントやX(@nametake46)などでお寄せいただけると嬉しいです!

最後に、タテノさんのイラストだけでも覚えて帰ってください!

英訳版

なんと、海外の日向坂ファンの有志の方々が、この記事を簡潔に英訳してくださいました。すごい情熱に感動しています。
以下のポストツリーにまとまっています。よろしければご覧ください!


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