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プチ・パラダイムシフト体験 エコ包装 自分の意識が変わった話

ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。
マカロニチーズをご存じですか?
アメリカのデリには必ずといっていいほど置いてあるのですが、昔から大好きでついつい買ってきてしまいます。昨日、最後の1箱を食べようとパッケージを開けた時、それまでと自分の反応が違っていることに驚きました。

アメリカで買ったマカロニチーズ

ここ数年お気に入りの安くて高品質なホールフーズ自社ブランド「365 Everyday Value」シリーズ。コンパクトな箱の中に乾燥マカロニとチーズパウダーが入っています。マカロニをゆでて、ミルク&バターと一緒にチーズパウダーを混ぜれば美味しいマカロニチーズの出来上がり!

紙製の箱を開け、真上からのぞくとこんな感じ ↓

直に入れられたマカロニに粉のチーズソースパッケージが突き刺さっています。パッケージを引っ張り上げた様子がこちら ↓

去年、ニューヨークのホールフーズで買ってきて初めて箱を開けた時は「うわっ!外箱に直にマカロニ入ってる!ソース刺さってる!」とやっぱり外国製は雑だなぁと思っていました。

昨日も最初は「そうそう、ソースがマカロニに埋まってるんだよねー」と思ったのですが、次の瞬間「あれ?これで全然いいんじゃないの?」と目からうろこが落ちるような感覚があったのです。

もし日本で同じような商品を梱包したら、マカロニをビニール袋でパックしてから チーズソースと一緒に箱に入れ、さらにその箱をシュリンク梱包するのでしょう。でもそれは過剰包装なんじゃないか?と、大げさに言えば、初めてMade in JAPANを疑う自分に気付いたのです。

もちろん高温多湿の日本とアメリカでは気候が違います。でも、この夏の長梅雨も超え、大型台風の居座ったあの超高湿度の日々を超えたにもかかわらず、この365シリーズのマカロニは湿気ることなく保管出来ていたのです。乾燥剤すら入っていないのに...。機密性が高いマンションだからなのか?日本の住空間も進化しています。

異常気象が続き、想定外の災害が毎年のように起こるようになって地球温暖化の影響を身近に感じるようになったからでしょう。

脱プラスティックは世界ではすでに当たり前で、外国からは日本の対策が周回遅れに見えることに気付いたこともあるのでしょう。

そして、何よりファッションだけじゃないエコバックの重要性や使い勝手の良さがわかった今だからこその変化なのかもしれません。

レジ袋のケースと同じですね。
消費者である私たちが、ある意味ヒステリックに食の安全や、潔癖なまでの清潔さを求めてきたからこそ、過剰包装がエスカレートした一面があることは否めないでしょう。そしてまた日本人のかゆい所に手が届く細やかさと、それを実現する技術力があるからこそ 私たちはそれを『当たり前』に受け止めるのでしょう。

裏を返せば、私たち消費者が意識を変えれば、日本のスーパーに並ぶ食品の過剰包装もなくなるのではないでしょうか?そして梱包代が浮いた分で原材料の高騰分が吸収できたとしたら環境にも家計にもいいことづくめです。まずは、メーカーが過剰な要求やクレームにキリキリする必要のない寛容な社会に変えていきたいですね。


森を再生させれば過去100年分のCO2を帳消しにできるという最新研究が出た矢先のアマゾン森林火災。

ヒトが悪化させ続けている地球温暖化による気候変動の影響で農作物の収穫が難しくなることも、残念ながらこれから増えていくのでしょう。

経済が停滞し続けている間に日本は ”買い負け” するようになりました。もともと食料自給率の低い日本。これからの時代は私たちひとり一人が、きちんと俯瞰した目で原材料費や人件費などのコスト増を受容できるようになる必要があります。これらが家計に及ぼす影響は、消費税が2%上がるなんて程度では済みませんから。

ずいぶんと話が大きくなりました。

週末のランチを簡単に済まそうとマカロニチーズを選んだだけなのに まさかのプチ・パラダイムシフト体験。日本の そしてこれまでの自分の常識を疑ってみるのも愉しいものですね。


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