デッドフレイ_alainさん

#FridayForFuture ひとりの少女の行動から世界に広がる温暖化対策 強化デモ

ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。
BBCの記事タイトルにある通り『世界各地』ではなく『地球各地』と表現されるほど広がりを見せている地球温暖化対策の強化を求める若者たちの一斉デモ。個人的には 大学生を中心に日本の渋谷でもデモが行われたことに、嬉しさと驚きを覚えました。

米ニューヨークで開かれる国連気候行動サミットを前にした20日、若者を中心に地球温暖化への対策を求める様々な抗議行動が欧米やアフリカ、アジアなど世界各地の150カ国で行われた。数百万人が行進したとみられ、人為的な気候変動に対する抗議としては過去最大規模のものとみられる。
(bbc.comより転載)

グレタ・トゥーンベリさんのことは知っていましたが、この地球規模のムーブメントをたったひとりで生み出したということを改めて再認識することができました。

昨年8月から金曜日ごとに学校を休み、スウェーデン国会の前に座り込んで温暖化対策を訴え始めたのを機に、気候変動対策を求める若者たちの中心的存在となったグレタ・トゥーンベリさん(16)はこの日、各地の抗議の様子を次々とツイートした。温暖化対策を訴える活動でノーベル平和賞の候補になっているトゥーンベリさんは、国連でのサミット出席のため、温室効果ガスを排出しないヨットで大西洋を渡り渡米した。
(bbc.comより転載)

彼女が続けていた「気候のためのスクールストライキ」。この授業に出ないという手法については当然ながら賛否があります。

それでも、ニューヨーク州の1800校の公立校で授業を休んでデモに参加することが許されたり、ロンドンでもこれを『教育の機会』と捉え、「この運動への参加を保護者が許可すれば学校も認める」という学校があったり、オーストラリアでも自治体が参加を促したケースもあったりと、少数派なのかもしれませんが、生徒の自主性を尊重する対応をしているところもあるそうです。

『KY(ケイワイ)』という言葉が流行ったのはリーマンショック前年の2007年だったとか。戦後の復興から始まった経済成長の恩恵を受けながら、一方的に与えられるだけの教育を当たり前と思って育ったわたしたち大人が手に入れた「空気をうまく読む力」は、今では「忖度(ソンタク)」「同調圧力」と呼ばれ ある種ネガティブな要素となりつつあります。

今回の地球一斉デモは「多様性=当たり前」で「普通≠みんなと一緒」という個性を認め合う社会構造への変化が確実に進んでいることも表しているのかもしれません。そう考えると、地球に住む人間が一丸となって、地球温暖化対策に取り組むようになる未来は 思ったよりも近いのかもしれないとも思います。

FPとしては、世界経済にとっての血液である「お金」の流れが大きく変わる可能性を感じさせられるニュースでもありました。いつまでも親世代と同じ意識のままではいられませんよ。


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