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僕司君が厨二だった理由を考えてみた



※この記事は二次創作界隈に生息する腐った人間が書いています。
 勝手気ままな解釈な上に、今回は腐った内容はないものの生産ライン自体は腐っておりますのでそういったものが苦手な方、馴染みも理解もない方が閲覧する場合はご注意ください。






「そうか、こういうことだったのか!( ゚д゚)」っていうポスト(旧ツイート)を見かけたので。
折角だからこれかも!って納得感を文字化しようとしてみむとてするなり( ´∀` )

のっけから余談だけど、この「してみむとてするなり」と元ネタの「男もすなる」のすなるの違いを調べて、漸く高校時代の古典の授業から引きずって来たふんわかした疑問が解決されたのでページURL置いときます。
ネットの海は広大だわ(*´艸`*)




◇そもそも、僕司君って誰?



タイトル画像にある通り、この僕司君というのは少年漫画『黒子のバスケ』(著 藤巻 忠俊)に出てくるラスボス的キャラクター、赤司征十郎君のもう一人の人格のこと。
『黒バス』については、私のnoteでも過去に2回ほどネタにさせていただきました。

連載していたのは私が学生だった頃。
今やアニメすら初回放送から10周年を超えたにも関わらず、まだグッズ展開もしている愛されバスケ漫画(アニメ)です。


主人公である黒子テツヤという影薄い子が、中学時代に所属していた中学最強最高峰の強豪バスケ部 帝光バスケ部。
黒子はワケあって、中学バスケの全国大会(全中)を最後に部活から引退し、一度は大好きだったバスケも辞めてしまおうとまで思い詰める。
が、やはりバスケ愛を捨てられなかった黒子は、高校バスケという舞台で過去のチームメイトであったキセキの世代という5人の天才たちを自分の理想とするバスケで倒そうと決心。
入部した誠凛バスケ部の先輩や同輩、相棒たちと支え合いながら強敵と戦い進んでいく。


と、まぁ、何か古めかしい感じに導入部分を書いてはみたものの、知ってる方はとっくに知ってるしハマってますよねという感じですね( ´∀` )

で、そのキセキの世代の1人でありキャプテンも務めたのが赤司征十郎君。
この記事で取り上げる僕司君とは、色々あってバスケの天才的才能が開花した時に生み出された赤司征十郎君のもう一人の人格の事なのです(´∀`*)ウフフ

主人格の時の一人称は「俺」。
才能開花時に生み出された人格の一人称が「僕」のため、ファンはそれぞれを俺司君、僕司君と呼び分けたりしています。

因みに、黒子君が一度はバスケから離れようとしたワケだとか、どうして赤司君が僕司君を生み出したのか、結末がどうなったのか……!ということは全て原点であり原典である原作を読めば一喜一憂しながらまるっと分かります!!
ということでみんな、黒バスを読もう!ヾ(*´∀`*)ノ(安定のダイマ)


因みに俺司君が僕司君になった話はこちら⇩の25巻ですよっヾ(*´∀`*)ノ



で、今またこの素晴らしい作品にn回目の再燃を果たした私が、苦節〇年、とうとう長年疑問だった「どうして僕司君はあんなに厨二なのか?」という問いに終止符を打つ時が来たのです……!!!(ノ・ω・)ノオオオォォォ-ー




◇なぜ僕司君が厨二だった理由を考えようと思ったのか




◆強烈な違和感 ~余りにもエキセントリックすぎた僕司君~




そもそも、何でその黒バスの中でも今回僕司君にフィーチャーするのかというと。

私が、単純に赤司征十郎が好きだからです(・∀・)
俺司君も僕司君も好き。

だけど、日本有数の名家の跡取りとして生まれ育ち、常に冷静で怜悧明晰な頭脳もあって立ち居振る舞い1つ取っても幼いころから完璧を求められその期待に応えて来ただろう赤司君ほどの人物が、ストレスの捌け口として生み出した人格がなぜ僕司君という超絶厨二キャラだったのか。

これは強烈な違和感を私に齎しました。
何故、あの完全無欠完璧超人の俺司君と入れ替わった僕司君が、あれほどエキセントリックな厨二人格なのか
、と。

ただの真面目天才完璧セレブ君ではキャラ立ちが足りなかったのか。
それともストレスに耐え切れず生み出されたという過程が僕司君をそこまで捻じ曲げてしまったと解釈すべきなのか(これは一理あるかもしれない)。
それがずっと謎で、ずっと心に引っかかっていて、二次創作をしようにも僕司君と俺司君の関係性やテッちゃん(黒子)と赤司君の関係性の解釈が、どうにも表面をなぞっただけかのように薄っぺらい気がしてならなかったのです。




◆完全無欠の”赤司征十郎”であることの合理性 ~損をしないための「良い子」像が必要だろう、という仮説~




高校一年にして伝統の強豪校洛山高校バスケ部主将を務めた赤司君ですが、勿論中学時代からそのリーダーシップは健在でした。
先輩である前主将や身近な大人である一軍コーチや監督からも信頼が篤く、二年生にして諸事情でバスケ第一に活動できなくなった先輩から主将の座を譲り受け、キセキのキャプテンと言えば赤司征十郎と言われるほど。
成績も常に学年一位であり、同級生どころか部内の誰もが彼をキャプテンと認めその意に従う、そんな傑物でした。

中学バスケ界においての絶対強者 帝光中学バスケ部を率い、「百戦百勝」のスローガンを現実のものとするためにも。
ゆくゆくは父から受け継ぐだろう赤司家という指折りの名門が持つ富や名声、責任を果たしていくためにも、赤司征十郎という人物に求められるのは「完璧であること」だったでしょう。
知性、人格、華々しい経歴となり得る部活動での功績、立ち居振る舞いの全てにおいて、彼は完全無欠でなければならない。

父から、周囲から求められる”赤司征十郎”像を他人には難なく体現していると思わせられるほどに、彼は器用で頭の良い人間だったのでしょう。

個人的に、頭が良い人ほど外面も良くなるものだと感じています。
他人、とりわけ自分よりも弱い者や敵対心を持たない下の立場の者を不当に虐げることは、強者としての立場を明確にはすれど一般的に褒められた行為ではないからです。
わざわざ敵を自ら作る行為は、時間的にも行為そのものとしても無駄です。


同時に、一般社会において、目立って尖って扱いにくい人材だと思われたらそれだけで損で面倒にもなります。
扱いにくいと集団から爪弾きにされて損をするのは、大人も子供も一緒。
というかむしろ、「子供とは大人に管理される立場である」という己の立ち位置を理解し自覚できるくらいの明晰さがあれば尚更、「手のかからない良い子」の方が目を掛けて貰え、無意識にも優遇され得る=他の子供より優位に立てる可能性が増すこともまた理解できるでしょう。
単に、「手のかからない良い子」として大人の信頼を得られれば、己の裁量権も広がり自由にできる物事が増えて楽、という場合もあるでしょうし。



何にせよ、己の損にならないために「良い子」であることは基本的に必須で、自身の立場を固めるにも都合がよく合理的である。
そう判断できるレベルの頭脳があるからこそ、頭の良い人の周囲への対応も他者から好意的に受け止められるようなものになると考えられます。
だからこそ俺司君の時も、普段は物腰丁寧で穏やかだったのだろうと、私は考えています。

幼いころから厳しい躾を受け、高度な教育を施され、大人と関り何でもそつなくこなす事が求められただろうと考えられる赤司征十郎が、いくら身の内に闇を内包していたとしてもその先鋭すぎる面を表に出すとは考えられない。
扱いにくいと指弾されないための自己防衛であり、人を統べる立場にあろうとするなら傑出はしてもはみ出し者になる訳にはいきませんから。


赤司征十郎という、完璧で理想の粋を集めたような器を持たねばならない人物にとって、僕司君ほどのエキセントリックさは仇になってしまう。
その可能性に気付けないほど、俺司であれ僕司であれ赤司征十郎は頭の悪い人物ではないだろうに……と、私はずっとずっと疑問を感じ続けていたのです。

僕司君のような苛烈な部分や人格を、ただ内に秘めているだけなら理解できる。
けれど、主人格である俺司君に変わって表出し、外界とコンタクトを取ろうとするその言動が先鋭化することは、これまで築いてきた俺司君の「良い子」像に罅を入れるどころか台無しにしてしまいかねない行為です。

この危うさこそ、長年私が僕司君の厨二という苛烈で突飛で先鋭的な行動の真意を理解できないでいる最たる理由でした。





◇問題解決 ~赤司君の頭が良すぎた弊害と私の誤解の二重奏~





◆赤司君の頭が良すぎた件




そんな私の疑問を解決してくれた金言(ポスト)を、簡単にまとめると


頭が良すぎる人たちは、物事が簡単に出来てしまうが故に、バグを内蔵させた概念を特に難しい理解もなく扱えてしまう。
しばらくはそれで問題ないが、バグとはバグった時がとても怖いもので、バグが発生してしまった時に突っ走ると死ぬ。


というようなもの。


「バグを内蔵させた概念」。
これです。正にこれ。

そう、バグ(厨二)を内蔵させた概念(僕司君)、と読み替えれば、何の疑問もないではないですか……!( ゚д゚)

いや厨二というと諸々語弊があるかも知れないのでここはバグ=エキセントリックさ(先鋭的、苛烈すぎる性格)と訳した方が適切かな(;'∀')


ともかく、赤司君は頭が良すぎたから、バグが内蔵された概念(僕司君人格)を扱っても基本的に己の損になる立ち回りはしないで済んだんだ、という解釈がこれで成り立ちます。

確かに僕司君だって赤司君の一部なわけで、苛烈さ(バグ)を内蔵していたからといって早々普段の立ち振る舞いをしくじる訳がなかった。
テッちゃんたちの前や試合でだと昔のよしみというかそういうあれやテンションの上昇なんかでちょっとばかり言動が尖ってしまっただけで、きっとバグ(厨二)が表面化することは普段は抑えられていた事象だったのでしょう。

当たり前だよね、どうなったって元々完全無欠完璧超人の天才赤司君なんだから!
言わば僕司君の黒歴史は旧友の前でちょっとハシャいじゃっただけ、バグが内臓されていると理解していなかった僕司君の人格の中で、ほんの少し表出してしまったと考えるのがむしろ正当だったのです。




◆そして重なる、私の誤解だった件




確かに赤司君の頭は良すぎた。
だから僕司君のバグ(厨二)内蔵人格も問題なく扱えてしまっていた。

けれどそこに輪をかけて事態を混迷化させたのは、何を隠そう私の誤った認識!
そう、つまり私の心配は、ただの杞憂に過ぎなかったのだ……!!工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

危うくこの盛大な誤解に一生気付かないでいるところだった(;´Д`A ```

原作で鋏を使ったのがたった一度しかないのに、あたかも僕司君が常に鋏を振り回しているのが二次創作のスタンダードになってしまったように。
気付かぬ内に、私の中でも「僕司君は普段から厨二であるもの」という誤った解釈がスタンダード化してしまっていたことに、私は今回やっと気付くことができたのでした( ´∀` )


と、個人的には「目から鱗」な納得感を得たのが先のポストだったのですが。
しかし、このポスト主さんの言いたい事はここに終始するわけではなく。
結果的にやはりバグはバグなのであって、バグを内蔵したままの概念が使えてもそれが良い結果に繋がるかはまた別、という結論が先のポストの話題の最終着地点なのです。

ということで、今日のまとめに入る前に、その「最終着地点」のお話を赤司君に重ねてみたいと思います(*˘^˘*).。oஇ
ただ単に「私の誤解でした~エヘヘ」で終わるなんて、流石に記事としての体裁が立たなすぎる気がするので(;'∀')




◆バグが齎したもの ~間違った勝ち~




先のポストにはあと2つ続きます。
そちらをまた纏めさせて頂くと


バグってるとプログラムが正常に走らない人々は、早い段階でエラーが出てバグに気付ける。
バグった状態で突っ走ることもないから、結果として死ぬ目にも遭う事はない。

カリスマが無いと、(バグったまま突っ走ることもないので、その結果)間違った勝ちを拾うこともない。
人生には間違った勝ちというのもあって、一度権力を使って道理としてはダメなのに争いに勝ってしまうと、その後は大抵良くないものになる。
勿論争わないでいられるのが一番いいけれど。


というもの(´・ω・`)


あるよ。
確かにあるよ、赤司君にならカリスマも権力も。


もしも僕司君がバグ(苛烈さ)を内蔵したまま誰にも負けることがなくそのまま大人になったとして。
いつかどこかで、内臓したバグの所為で道理的にはダメな勝ちを得てしまうかも知れない。それが出来てしまうかもしれないということ。

しかもこれ、いつかの話なんて想像しなくても、権力を実力と、僕司君一人ではなくキセキの世代全員でと読み替えれば、既に起こってしまったことじゃないかと。

現に僕司君と入れ替わってからのキセキの世代は、大きすぎる力が故に圧倒的な個人技でのみ試合を成り立たせ、常勝を不動のものにしてしまえた。
それとはつまり、バスケットボールというチームスポーツでチームプレーをしないという、そもそもの競技の根幹を覆すものであって(確かに戦略としてそういうものもあるにはあるけど)。
高校入学したての頃のキセキ達は確かに他者に頼らない、チームの力を必要としない個人技でのバスケをごく自然に選択した末に、戦術としては対局であるチームプレーを限界まで極めた黒子のバスケに敗北しているのだから。

しかも僕司君の場合、試合に負けるだけでは済まなかった。
試合中、己一人では勝利できないことを予測してしまった僕司君は、心を折られ試合途中で俺司君と入れ替わることになる。
WC決勝戦という高校バスケの頂上決戦という重大な局面で、僕司君の内蔵したバグが表面化し、しかしそのまま突っ走った挙句最悪の結末を迎えた形だ。

勿論、黒子の、誠凛の勝利は1つの結果に過ぎない。
けれど黒子の勝利は、天まで届くほどうず高く積み上げられた彼らキセキの世代の自尊心を砕くまでの威力があった。
俺司君としては悪くなかった試合かもしれないが、途中退場の僕司君の視点で見ればキセキの誰よりも手酷い一撃を食らわされたと言えるかもしれない。


これを、一度中学時代に間違った勝ちを得てしまったその後と捉えれば、なるほど結果は確かに良くないものであったと言えるよね(-ω-` )ナルホド



◆バグが内蔵されたわけ ~俺司君を追い詰めたもの~



僕司君が厨二(バグ)内蔵プログラムでありながらも問題なく作動してしまった理由は上記の通り。
そしてそのバグが内蔵されたまま突っ走った結果死ぬ、間違った勝ちを覚えてしまうとその後良くない結果に繋がることもある、という話もまた先述の通り。

今度はおまけに、じゃぁなぜバグが内蔵されるに至ったの?という話。

これはもう、詳細は原作を読んでね!!とダイマをすれば済むんですが(笑)
読んでる暇はないんじゃ~という方向けにまとめてみました( ´∀` )
赤司君が好きすぎて、前述と被りまくりなところばかりですが、赤司君愛が迸り過ぎちゃった結果なのでお目こぼしくださいw


俺司君の中にバグ(苛烈さ)が生まれた原因は、追い詰められたから。これに尽きるでしょう。
原作でも、俺司君自身が幼いころからの徹底した教育や父からのプレッシャーなどの精神的負荷が重たかったといった記述も見られます。


俺司君を追い詰めた精神的負荷とはつまり、「完璧であること」。

完璧であるとは、誰より強く、誰より賢く、誰よりも器用に、誰よりも優位であること。
何であろうが、誰一人にも絶対に負けないこと。

父も、周囲も、赤司征十郎たる己自身すら、完璧であって、勝者であることを当然であると理解し、そうであるよう期待する。
そこへ帝光バスケ部の「百戦百勝」という絶対常勝の義務と、バスケの天才的才能を次々に開花させた青峰、緑間、黄瀬、紫原というチームメイトたちをコントロールしなければならない責任感が上乗せされる苦悩はどれほどだったか。

そんな綱渡りの緊張状態の中、精神的に負荷をかけ続けた俺司君が歪みとしての厨二(バグ)を内包した第二人格(僕司君)を育ててきてしまったことに気付けなかったとして、誰にも責められはしないよな、と思うばかりです(´・ω・`)

更に重なる、これまでリーダーシップを発揮できていたと思い込んでいた紫原から直接「弱い人には従えない」と見下された衝撃。
才能が開花した紫原に勝負を挑まれ、一度は敗北が目の前に迫り、「弱者への転落」=「完璧な勝者」でいられなくなる恐怖や、父や周囲の期待に応えられなくなるという危機感と絶望感が募った崖っぷちの状況。


こんなの、誰だって心へし折れるわ!ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!
むしろ俺司君を内側に匿って守りながらも、僕司君という概念を動作させられたことそのものが、いっそ赤司征十郎という人の強さであったようにも思えてきます(´;ω;`)


結果的に、紫原には勝った。
とはいえ、言うまでもなく、これまで築き上げてきた赤司征十郎というアイデンティティが、木端微塵にまで打ち砕かれるような痛烈な経験だったに違いない。

そんな激痛さえ乗り切って、俺司君に代わって赤司征十郎の体面を守ろうと出て来た僕司君が強い尊い格好良い。
一時は崩れた自分に代わって赤司征十郎という体面も、俺司君の人格も、実は守ってくれていた僕司君を最後の最後で己の内に飲み込み外界からの衝撃から守るかのように再度入れ替わった俺司君もまた強い尊い格好良い。

もう、僕司君も俺司君も強くて格好良すぎるし二人で一人な赤司君が尊すぎて生きるのが辛い うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁ




◇結論「赤司君尊い」




僕司君は僕司君というだけで、例え厨二だろうとバグ内蔵プログラム的
第二人格だろうと何だろうと僕司君は尊い。
何より僕司君は俺司君の一番の理解者だと思うしそう願ってる。

そして俺司君も俺司君というだけで、例えメンタル脆いと言われようが第二人格に良く思われてなさそうだろうが何だろうと俺司君も尊い。
へし折れた分だけ絶対強くなってるし元々豆腐とかネタにはしてもガチでは言わせないってくらい元からきっと強い人だったと思うから本当に尊敬してる。

そしてそんな僕司君と俺司君が二人合わさることで赤司征十郎なんだと思うから、本誌の結末(エクゲ)がどうだったにせよ私の中では僕司君も永遠に存在し続けるので。
尊い僕司君と尊い俺司君で尊い赤司君だから。

赤司君尊い、これが絶対の結論であることは間違いない(*´Д`)



私の最大の愚行は、僕司君のインパクトにやられて途中で本誌を追いかけるのをやめてしまったこと。
もしも原作をリアルタイムできちんと追っていたら、今日まで続く盛大な誤解もしていなかったかも、と思うのです。

何せ、鋏事件から続く僕司君の壮絶な厨二っぷりにドン引きしてしまった当時の私は、その後どんどん黒バスを読むのを止め、遂にはコミックの収集すら止めてしまいます。
まだ若く、年齢も感性も僕司君たち若者に近いあの当時の私がきちんと最後まで読んで噛み砕いていたなら、浅はかな「僕司君=always厨二」という誤解をしないで済んだかも知れない。
そう思うだけで、当時の私の横っ面を広辞苑か何かで張っ倒したくなりますね!(#^ω^)ピキピキ

その後、社会人になって漸く途中で止まっていた黒バスを全巻集め、最後まで読み切ることになるのですが、今になると心底後悔は山の如しです。

あの時最後まで読んでいれば、あの時からずっと赤司君の尊さを抱いて黒バスファンをやれただろうに。
当時の若い感性なら、誤解をしなかっただけでなく、社会人になって鈍った時よりももっとずっと深い解釈が出来たかも知れないのに。
黒バス二次を書きたいと目論む一人として、とてもとても悔やまれる失態です(´;ω;`)


それでも後悔先に立たず。
今この時にまた黒バス再燃したからこそ、このポストを見付け、己の僕司君に対する長年の疑問に終止符を打つことが出来たのだと思う事にします( ̄^ ̄゜)グスン

そして書き散らすことで再確認できた赤司君の、俺司君の、僕司君の尊さを噛み締めてこれからの黒バスライフに活かしていこうと思います……!'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ




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