食べ物に含まれる農薬や添加物よりも気にするべきこと

最近ADIという単語を知りました。
ADIとはAcceptable Daily Intakeの略語で、「許容一日摂取量」と訳されます。
要は、ある物質を1日でこの量までなら一生食い続けても大丈夫だよ!っていう基準ですね。

ネット上では野菜や果物に付いている残留農薬や、加工食品や弁当などに含まれる食品添加物をなるべく避けよう!と訴える声は多いです。

いろいろ調べると、食品添加物・農薬の危険か安全かは摂取量で決まるそうです。

その安全性の基準となるのがADIです。

ADIの決め方として
ある化学物質を動物実験を行う

健康被害がない摂取量(無毒性量)を解明

無毒性量を100で割る

この量をADIとする

らしいです。つまり無毒性量の1%の量をADIにしてしまうようです。

例えとして、ハムの保存料として使用されるソルビン酸で見ていきましょう。
ハムに含まれるソルビン酸はハム1kgあたり2g程度。
ソルビン酸のADIは人間の体重1kgあたり0~25mgです。

これで試算した場合、体重50kgの人がハムを食べ続けると、600gちょっとでADIを超えます。無毒性量までですと60kg以上食べなければなりませんね。

普通に塩分過多で倒れます。ありがとうございました。

逆に言えば、添加物や農薬といった物質以外の要因で体調を崩すことの方がより現実的であるということです。

また、様々な食品を摂取することで、化学物質摂取によるリスクの分散を図ることもできますね。

まとめますと
・農薬、添加物の含有量はADIで決められている。
・食品に含まれるこれらは塩分・糖分に比べるとごく少量。
・食生活に気をつける時はバランスよくいろいろなものを食べよう!

といったところでしょうか。
なにかの参考になれば幸いです。