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旅の荷物を見ると人生に必要なものがわかる

「旅の荷物を見ると人生に必要なものがわかる」
あなたはこの言葉を聞いてしっくりきますか?
私は今までしっくりきていませんでした。
しかし先日とある体験により、旅の荷物を見て人生に必要なものって案外少ないんだ、ということに気付いたんです。


重量オーバー事件

今年7月の話です。
福岡への一人旅に、成田発のLCC航空peachを利用しました。
低価格の航空券を普段から愛用させてもらっています。

この日は、成田空港に向かう特急成田エクスプレスが遅延しており、チェックインもギリギリになってしまい、急いで搭乗ゲートに向かいました。

私は普段、LCC航空の機内持ち込み可能なサイズのスーツケースを使用しています。
しかしこの日は、手荷物検査で止められたのです。

「持ち込み可能サイズはオーバーしていないはず!なぜ!」とびっくりしていたら、
「2kgの重量オーバーです。2kg分荷物を出してもらわないと搭乗できません。」
と、まさかの重量オーバー!

今回はどうしてもノートPCなど電子機器類を持っていかなくてはならなかったため、普段はオーバーしない重さが発生していたのです…。
完全に重量規制について失念していました。


手荷物没収の行末

チェックインがギリギリなら搭乗時間もギリギリ。預け入れ荷物の受付時間はとっくに過ぎていました。

「とりあえず2kg分の荷物を出して、急いで配送依頼をして来てください。時間によっては搭乗出来ない可能性があるのでご了承ください。」

この時点で搭乗出来ない可能性を伝えられ、焦る私。
ノートPCなど電子機器類はどうしても仕事で必要だったため、考える暇もなく重そうに見えるものをとにかく取り出して配送依頼をしました。
ちなみに配送しても福岡に届くのは2日後で、2日後には東京に戻る予定だったので、結局自宅宛にしてもらいました。

そうしてなんとかギリギリ搭乗することが出来ました。


現地で荷物を眺め感じたこととは

無事福岡のホテルに到着し、改めてスカスカになったスーツケースと数少ない荷物と向き合いました。

そこに残ったものは、
・ノートPC類
・滞在中のトップスや下着類
・髪を巻くアイロン
これだけでした。
(最低限の化粧品とスキンケアは現地調達しました。)

これだけあれば十分過ごせること、普段ごちゃごちゃと荷物を持ち過ぎていることに気づきました。
シンプルでスッキリしていて、無駄なものがなく、清々しさすら感じたんです。

「旅の荷物を見ると人生に必要なものがわかる」
まさにこれを体感しました。

飛行機にに乗り遅れそうになったり、荷物を大慌てで出している自分の情けなさにヘコんでいましたが、今回の経験で新たな価値観を得ることができました。


最後に。

手荷物検査場で対応してくれた係の方、一緒になって搭乗ゲートまで全力で走って対応していただき、ありがとうございました。
これからも手荷物の重量に気をつけて、peachを愛用させていただきます!


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