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わてノート 能登半島地震 復興状況などまとめ(4月5日)

3日午前7時58分(日本時間同8時58分)、東部沖を震源とする大きな地震があった。日本の気象庁は地震の規模をマグニチュード(M)7.7と推定している。

共同通信

朝、津波警報が入ったので何かと思えば台湾で地震でした。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
あのあたりはフィリピン海プレートとユーラシアプレートがあるので地震が多いですね。921大地震というのが1999年に起こっていますがあまり記憶にないんですよね。その後の2016年の高雄の地震は覚えていて311の時の恩を返さないとという報道もありました。
復旧作業は進んでいるようですが、大きな被害がないと祈りたいところです。
それでは能登半島地震の復興状況の今週分を確認していきます。

  • 公共インフラ

    • 都市ガス:復旧済み

    • LPガス:2月末に応急復旧完了、通常出荷体制に移行

    • 電気:石川県内の停電は、安全確保等の観点から電気の利用ができない家屋等を除き 復旧。(4/2 経産省)

    • 通信:携帯電話基地局は各社車載型基地局で応急復旧中

    • 地上波(テレビ・ラジオ):復旧済み

    • 上水:3月末を目安

    • 下水:3月末を目安 管路施設:点検対象 18 市町村 (被害無 :1 市町村、機能確保済 15 市町村、点検中 :2市町村)(輪島市珠洲市)

    • JR七尾線:七尾駅~和倉温泉駅間は、2/15 から運転再開

    • のと鉄道:4/6全線開通

    • のと空港:民航機運航再開(1/27)週 3 便運航(火・木・土)

  • その他施設

    • 砂防 土砂災害:440 件 新潟県 18 、 富山県 13 、石川県 409

    • 医療機関:石川県の医療機関において全施設断水解消(4/5)

    • 社会福祉施設:高齢者施設断水71か所、障がい者施設断水28か所停電1か所

    • 防災重点農業用ため池:新潟県1か所、富山県11か所、石川県 270か所、福井県1か所で堤体に損傷を確認

    • 農業集落排水施設:被害あり新潟県11か所、富山県20か所、石川県72か所

    • 廃棄物処理施設関係:石川県、し尿処理施設2か所停止中、焼却施設など全復旧、最終処分場3施設停止中、新潟県焼却施設1か所停止中

  • お住まい・避難所

    • 人的被害 死者245名 重傷320名

    • 住家被害

      • 全壊 8695棟(新潟 102 、 富山 232 、 石川 8361)

      • 半壊 18986棟(新潟 2899 、 富山 687 、 石川 15388 、 福井 12)(4/5)

    • 応急住宅仮設:5161戸着工、1782戸完成(4/5)

    • 避難者数:(1次)3740人(広域)336人(2次等)3408人(4/2)

国土交通省

災害・防災情報:令和6年能登半島地震における被害と対応について - 国土交通省 (mlit.go.jp)

3 一般被害情報(消防庁 HP 4/5 14:00 時点)
○人的被害
・死者 245 人(石川 245)、重傷 320 人(新潟 5、富山 3、石川 312)
○住家被害
・全壊 8,695 棟(新潟 102、富山 232、石川 8,361)
 半壊 18,986 棟(新潟 2,899、富山 687、石川 15,388、福井 12)

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第89報)(2024/04/05 14:00現在)

人的被害は先の報道で死者一名発見されて245名となっております。また住家被害は全壊半壊戸数が少し修正されていますが大きくは変化ありません。

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第89報)(2024/04/05 14:00現在)

上水道はあまり変化なしですね。

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第89報)(2024/04/05 14:00現在)

仮設住宅は完成が進み1780戸完成となりました。一気に増えましたが入居は4月中頃以降になるのかなと思います。

国土交通省北陸地方整備局 (mlit.go.jp)

大規模被災箇所の緊急復旧(輪島市野田町)【施工中】(令和6年4月1日時点)
大規模被災箇所の緊急復旧(輪島市野田町)【施工中】(令和6年4月1日時点)
大規模被災箇所の緊急復旧(輪島市野田町)【施工中】(令和6年4月1日時点)

国道249号の大規模被災か所の復旧状況が公開されていました。隆起と地すべりなので時間がかかりそうですが、半島内の細い道も含むと年単位でかかるということだったので、こういった所がたくさんあるのかなと思います。

のと鉄道

のと鉄道七尾線全線開通出発式 令和6年能登半島地震により被災し、未開通区間となっていた、能登中島~ 穴水駅間の復旧工事が進捗しました。これにより、七尾線は全線で運行再開する ことから、以下のとおり出発式を執り行います。
1  日 時  4月6日(土)5時40分~ (始発6時12分)
2  場 所  穴水駅1番ホーム

のと鉄道

のと鉄道から明日全線開通ということで出発式のお知らせが出ています。これで鉄道は全線復旧ですね。

厚生労働省

令和6年石川県能登地方を震源とする地震|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

(2)医療施設の被害状況(4月5日12時00分時点) 石川県の医療機関において断水はすべて復旧済み。

石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第90報)

医療施設の断水も続いていましたが、ようやく医療機関はすべて復旧済みとなりました。

石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第90報)
石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第90報)

社会福祉施設と障害者施設は変化なしですね。

農林水産省

令和6年能登半島地震に関する情報:農林水産省 (maff.go.jp)

・令和6年4月5日14時00分現在


・令和6年4月5日14時00分現在

農水省からはため池や集落排水の被害状況が出ていますが、まだ復旧には至っていません。道路や上下水道が進んでこないとなのかなと思います。職員さんの派遣も続いていますね。

1次産業は仕事して収穫などまでに時間がかかるので、今すぐ応援というよりは生活再建しつつ長いスパンで見ていく必要があるのかなと思います。山林は一年以上かかりますし、酒造はコメから作っていくので時間かかりますよね。水の質が変わっているかもしれないので、試行錯誤が必要になるかもしれません。

石川県

目的別・令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報(対策本部・被災状況) | 石川県 (ishikawa.lg.jp)

石川県の対策本部の資料ですが、前回見きれなかったのでその他も確認しました。

第45回(4月2日 16時00分)資料より
第45回(4月2日 16時00分)資料より
第45回(4月2日 16時00分)資料より

住家被害を受けた方へのコールセンターが設置されているようですね。各市役所等からも連絡が出ているかと思いますが、気になる方はご確認ください。また仮設住宅入居後の健康管理をどうするかという話も出ています

第45回(4月2日 16時00分)資料より
第45回(4月2日 16時00分)資料より
第45回(4月2日 16時00分)資料より

それから引き続きの給水活動と農林水産の被害の詳細もでていました。ボランティアについても出ています。
こうやって見てるとボランティア云々というより日本全体で起きている人手不足が被災地にも表れているように見えますね。軽作業的なものでも足りてない状況から察するとそんな気がします。。
また解体作業については記者会見でもでていますが、こちらも人や重機の問題と最終処分場がストップしているのでそのあたりの影響もあるのではという気がしますね。

各市町

輪島市ホームページ | 輪島市 (city.wajima.ishikawa.jp)

お困りごと相談所を開設します

総務省石川行政評価事務所による能登半島地震で被災された方への相談所を開設します。

※会場はJAのと輪島支店となります。お間違えのないようご注意ください。
4月7日 12時30分~15時30分

輪島市

珠洲市ホームページ トップページ (suzu.lg.jp)

志賀町 (shika.lg.jp)

広報しか令和6年4月号 (shika.lg.jp)


穴水町 (anamizu.lg.jp)

浄化槽の復旧について

 令和6年能登半島地震で被災した浄化槽については以下の通り対応をお願いします。

 ①浄化槽コールセンターで被災状況調査の受付をしてください。
 ②全浄連・県浄化槽協会で被害状況調査の実施を行います。
 ③調査後点検結果について住民に書類送付されます。(調査結果報告書、石川県工事業者名簿等送付)
 ④工事業者を手配し工事の準備を行う。(業者は以下の一覧業者からお選びください。) 
※石川県浄化槽工事業登録業者一覧(データ版)はこちら(令和6年2月末時点)

穴水町

防災情報|能登町役場 (noto.lg.jp)

最終更新日:2024年4月5日(金曜日) 18時56分 コンテンツID:4-3-21329

~避難者の皆さんへ入浴支援のお知らせ~

ラブロ恋路では、能登半島地震の被災により入浴が困難となっている方を対象として、無料開放をいたします。

無料入浴期間:令和6年4月6日(土)~当分の間

能登町

被災した個人設置型浄化槽の補修について
令和6年能登半島地震に係る上下水道料金の取扱いについて
令和6年能登半島地震に伴う水道料金の漏水減免のお知らせ

能登町

七尾市緊急時トップページ(簡易版)/七尾市 (nanao.lg.jp)

広報ななお(災害広報第2号発行)/七尾市 (nanao.lg.jp)

NHK

能登半島地震 被災者への支援物資 NPOが無料配布 金沢 | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震 七尾の上水道通水も 和倉温泉宿泊施設 約7割断水続く | NHK | 令和6年能登半島地震

石川「のと鉄道」全線再開を前に地元高校生らが駅を清掃 | NHK | 鉄道

能登半島地震で被害 「兼六園」桜開花で無料開放 金沢 | NHK | 令和6年能登半島地震

石川 珠洲「道の駅狼煙」きょうから営業再開 能登半島地震による断水が先月解消 | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震 被害は 避難は 断水は 時系列データで振り返る 4月2日 | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震 災害対策本部員会議 市長町長の発言から【4月2日】輪島市珠洲市穴水町能登町七尾市志賀町 | NHK | 令和6年能登半島地震

「輪島市から2点お願い。1点目は『公共施設の公費解体』。市で試算したところ、新たに作り替えるものを除き、取り壊したい公共施設が43施設あり、概算で49億円を要すると計算。これを公費解体で行った場合、市の実質負担は2.5%と計算すると1.2億円。公費解体が適用されない場合、市の負担が7億円を超える計算となり、輪島市としては大変きつい状況。公共施設の公費解体お認めいただくようお願い申し上げる」

「もう1点。避難所の高齢者の避難者から相談が増えてきている事案。り災証明で一部損壊の判定を受けたが、屋根は壊れているし、窓ガラスも割れていて年金生活の身としては修理ができないと言われる。一部損壊では仮設住宅にも入れず困っているという相談。避難所の閉所も進めていくうえで、この問題はのちのち課題になってくると考えている。解決方法を市でも考えているが妙案はなく、いい方法があれば教えていただきたい」

輪島市

「り災証明にかかる被害認定調査は2次調査の申請が2531件に対し、調査済みが1日までに2303件で残り228件の積み残しがある。3月までは17班態勢で行っていたが、4月1日からは2班のみの態勢となり、はかどらない。り災証明が確定しなければ被災者の皆さんが次のステップに進めず、迅速に進めることが重要だと思っている。あとひと月、4月中だけで結構なので、思い切った増班をお願いをしたい」

珠洲市

「避難所は町内に15か所、避難者は266人、ラインや電話による避難者登録は752人となっている」

「仮設住宅は76戸が整備済みで、建設中は374戸。入居世帯は75世帯160人となっている。今後は4月6日に陸上競技場の仮設住宅に85世帯が入居予定」

「公費解体について。窓口受け付け予約件数が1187件で、受付件数が910件となっている」

「自衛隊による入浴支援は3月31日をもって終了した。これで穴水町での自衛隊の支援はすべて終了した。炊き出し、物資搬送、給水、入浴への支援、長い間ありがとうございました」

穴水町

「町からふたつお願いがある。まず金沢行きのバスについて。現在、町の役場と金沢駅をむすぶバスは臨時ダイヤとなっていて、金沢行きは午後に1便、能登町行きは午前に1便となっている。このダイヤでは町民が金沢に行く場合に日帰りすることができない。町から金沢行きのバスを午前にもう1便設けるなど、金沢に行く際にも日帰りができるようご支援をいただければ」

「ふたつ目は、液状化により被害を受けた宅地の復旧について。町では液状化で沈んでしまった住宅が多くある。傾いた住宅の復旧が急がれるので、120万円の支援給付金など対策事業の具体化をお願いしたい。あわせて盛り土の造成地の崩落対策や急傾斜地の崩落対策を含め、さまざまな施策があり、支援メニューを住民に説明するため複数の施策を一覧に示した分かりやすい資料の作成をお願いをしたい」

能登町

「いくつか要望がある。公費解体に関し、大規模非住家家屋の評価は七尾市では判定が非常に難しく、被害判定調査の支援をお願いしたい」

「中長期の(職員)派遣の費用は派遣先自治体であるわれわれの負担となっている。現在は8割が特別交付税の措置になっているが、災害復興特別交付金は10割になっていて、できるかぎりそれに近づけていただきたい」

七尾市

「要望事項。発災当初、志賀町の富来地区の小中学校の校舎が避難所となっていたが、小学校の建物被害が大きく、中学校の校舎を小学校が間借りする形で1月25日に再開した。空き教室を利用して放課後児童クラブを運営しているが、新年度、小中学校ともに特別支援学級を設置することになり教室に余裕がなくなっている。新年度からは床が損傷している柔道場を利用して放課後児童クラブを運営することになっているが、トイレも近くになく空調設備もない。放課後児童クラブの新規建設を検討したが、場所の選定や設計、施工などで約2年程度の時間がかかるため、児童及び保護者に負担を強いることになる。仮設による運営・設営を検討しているが所管の厚生労働省から補助がないと伺っている。1日でも早く子供たちが安全安心して利用できる施設を用意するため、国・県の支援をお願いしたい」

志賀町

各市町で状況も少しずつ変わってきた感じでしょうか。
公費解体のところが判定基準や国等の支援でできるかどうか、被災自治体が大きくないので影響が大きいのかなと思います。また木造住宅や高齢者が多いというのも今までの震災と変わってきているのかなと。
水道については表向き通水等は進んでいますが、配管などがまだのところが多いようですね。道のりは長いですが一歩ずつでも進んでいければと思います。

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