見出し画像

わてノート 能登半島地震 復興状況など(4月2日)

最近ふと思いますが、東京ないし都会は砂漠化してるのかなと感じます。その昔東京砂漠という歌が流行りました。

調べると1964年の東京渇水の時に東京砂漠というワードが出てきて、そこから生きづらさと、人を変えてしまう東京というところを歌に託したそうですね
ただそのような比喩というより実際の現象としての砂漠が訪れているのかなとなんか感じてます。

そのあたりのことをnoteを書こうと思いましたが、まとまらなかったので・・またどこかでnoteにできればいいなと。
ただそういう意味では今回地震の被害に遭っている能登半島周辺は森とも言えるんですよね。海かもしれませんが

そのようなところは自然あふれていて良いようで、暮らしやすいかというとそうでもない。人以外の生物もたくさん生息してますからね。でも多様な生態系があるということは、また何かが芽吹いてくるということでもあるんだろうなと。

4月となって暖かくなってきました。被災に遭われつつ暮らしている方、支援活動などなさっている方に敬意を表して、復興状況を確認していきたいと思います。

  • 公共インフラ

    • 都市ガス:復旧済み

    • LPガス:2月末に応急復旧完了、通常出荷体制に移行

    • 電気:一旦目途(240戸程度停電)(3/12 経産省)

    • 通信:携帯電話基地局は各社車載型基地局で応急復旧中

    • 地上波(テレビ・ラジオ):復旧済み

    • 上水:3月末を目安

    • 下水:3月末を目安 管路施設:点検対象 18 市町村 (被害無 :1 市町村、機能確保済 15 市町村、点検中 :2市町村)(輪島市珠洲市)

  • その他施設

    • 砂防 土砂災害:440 件 新潟県 18 、 富山県 13 、石川県 409

    • 医療機関:石川県の6医療機関において水使用不可等の被害が発生中

    • 社会福祉施設:高齢者施設断水71か所、障がい者施設断水28か所停電1か所

    • 防災重点農業用ため池:新潟県1か所、富山県11か所、石川県 269か所、福井県1か所で堤体に損傷を確認

    • 農業集落排水施設:被害あり新潟県11か所、富山県20か所、石川県72か所

    • 廃棄物処理施設関係:石川県、し尿処理施設2か所停止中、焼却施設など全復旧、最終処分場3施設停止中、新潟県焼却施設1か所停止中

  • お住まい・避難所

    • 人的被害 死者245名 重傷320名

    • 住家被害

      • 全壊 8754棟(新潟 102 、 富山 232 、 石川 8420)

      • 半壊 18974棟(新潟 2883 、 富山 687 、 石川 15392 、 福井 12)(3/29)

    • 応急住宅仮設:4956戸着工、894戸完成(3/29)

    • 避難者数:(1次)3740人(広域)336人(2次等)3408人(4/2)

国土交通省

災害・防災情報:令和6年能登半島地震における被害と対応について - 国土交通省 (mlit.go.jp)

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第88報)(2024/04/02 14:00現在)
令和6年能登半島地震における被害と対応について(第88報)(2024/04/02 14:00現在)

まず国土交通省から。位置図の更新がありましたのでそちらを確認していきます。道路と土砂災害については見た感じ先週時点と比べて変化はなさそうですね。

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第88報)(2024/04/02 14:00現在)
令和6年能登半島地震における被害と対応について(第88報)(2024/04/02 14:00現在)
令和6年能登半島地震における被害と対応について(第88報)(2024/04/02 14:00現在)

上下水道です。厚労省から上水道も移管されているのでこちらにまとまっている模様。下水管路については能登町が100%となりました。輪島市もだいぶ進んできました。89%ですね。ようやく終わりの目途が見えてきたかなと。珠洲市は63%で半分を超えてきました。

上水道は3月末めどとなっていましたが、おおむね断水解消という記載になっています。現段階で6700戸くらいが断水状況で地図で見ると上記のオレンジと赤色の部分が4月以降の復旧エリアとなるようですね。輪島市と珠洲市からは地区ごとの復旧目安が出ていましたので関係者の方はそちらをご確認ください。

厚生労働省

令和6年石川県能登地方を震源とする地震|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

(3)DMAT 派遣状況(4月2日12時00分時点) 石川県において DMAT17隊が活動中。(内訳:県庁本部で8隊、病院・避難所等で9 隊が活動)
(4)DPATの活動状況 (3月31日16時00分時点) 石川県においてDPAT3隊が活動中。(内訳:県庁本部で2隊、病院・避難所等で 1隊が活動)
(5)看護師の活動状況 ・公的医療機関から能登北部公立4病院への看護師派遣は3月30日の活動をもって 終了した。(1月12日から延べ3,205名を派遣)
(6)その他の医療班の活動状況
 ・ JMAT の活動状況(3月29日12時00分時点) 石川県において現在16隊が活動中
 ・ 日赤救護班の活動状況(3月26日10時00分時点) 石川県において現在3班が活動中
 ・ JRAT の活動状況(3月26日17時00分時点) 石川県において8チームが活動中(内訳:珠洲市2、輪島市1、七尾市2、いし かわ総合スポーツセンター3)
 ・ JDAT の活動状況(4月1日12時00分時点) 石川県において3チームが活動中

川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第89報)

厚労省のほうは看護師の派遣が終了となったようです。看護師の退職等で不足の報道もありましたが目処が立ったということなんでしょうかね。県の資料によると全国からの派遣は終了となって県内からの派遣は継続しているようです。厚労省からは終了という感じみたいですね。
福祉関係チームは以下の通りで今まで通りのようです。

(4)災害派遣福祉チーム(DWAT)の活動 ・石川県において DWAT14都府県合計44名が活動中(内訳:1.5次避難所16名、七 尾市・志賀町・輪島市・穴水町・珠洲市28名)(3/29)
(5)社会福祉施設等に対する介護職員等の派遣体制
 ・介護職員、生活支援員等合計で約4,400名が登録(職種や派遣可能時期等が様々で あるため、同時に派遣可能な人数は限定される点留意)(4/2)。
 ・現在、被災地の社会福祉施設等・1.5次避難所で46名程度が活動中(これまでに、 被災地の社会福祉施設等へ627名、1.5次避難所へ1,217名の介護職員等を派遣。さら に、今後100名以上を福祉施設・1.5次避難所へ派遣する)(4/2)。

石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第89報)

石川県

目的別・令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報(対策本部・被災状況) | 石川県 (ishikawa.lg.jp)

被害等の状況について(第115報)【2024年3月29日14時00分現在】
被害等の状況について(第117報)【2024年4月2日14時00分現在】

報道等で避難所の閉鎖が3末でいくつかあったとのニュースがありました。探してみると石川県から資料公開されているんですね、気が付きませんでした。。上の図が先月末で下図が本日発表分です。1次避難所は20か所くらい閉鎖ですね。輪島市・珠洲市・能登町・志賀町・穴水町・七尾市。基本的にはどこかと統合だとは思いますが、避難者も400人くらい減っていますので止む無くの方もいたのかもしれません。厳しい状況ですね・・

知事記者会見(令和6年4月1日) | 石川県 (ishikawa.lg.jp)

あと記者会見が昨日あったようです。
記者会見資料は公開されていますので細かいところはそちらをご確認ください。3か月なので復旧状況と今後の予定などについて会見が行われたようです

知事記者会見(令和6年4月1日)

のと鉄道の全線再開が今週末のようですね。これで鉄道は完了かなと


知事記者会見(令和6年4月1日)
知事記者会見(令和6年4月1日)
知事記者会見(令和6年4月1日)
知事記者会見(令和6年4月1日)

それから仮設住宅は8月末が目途とでています。物理制約があるのでどうにもならないのでしょうが夏を避難所で越すのはしんどいですね・・
それから停電と携帯電話の電波などについても基本的には復旧済みで、残りは宅内配線や避難所での通信などですね。
学校については例年通り入学式始業式は行われるようで、こちらは良かったかなと思います。

NHK

能登地方の倒壊家屋 公費解体の申請できないケース相次ぐ | NHK | 令和6年能登半島地震

石川 全国自治体から応援の職員約360人 被災した市町で対応へ | NHK | 令和6年能登半島地震

石川 七尾湾特産「能登かき」養殖業 2億円被害 廃業する業者も | NHK | 令和6年能登半島地震

石川 輪島 「白米千枚田」で田起こし 被害が少なかった一部で | NHK | 令和6年能登半島地震

輪島市 珠洲市 七尾市 石川県内の暮らしの動きをまとめました 能登半島地震3か月 | NHK | 令和6年能登半島地震

【ドローン映像】「朝市通り」「輪島港」能登半島地震3か月 | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震3か月 石川 生活再建に向けた支援が課題に | NHK | 令和6年能登半島地震

今回のアンケート結果について、災害社会学を専門とする東京大学の関谷直也教授は「能登地方から一時的に人口が流出するのはやむをえないが、戻りたいと希望する多くの人が、数年後に戻れるかどうかが重要なポイントになる」と話しています。

そのうえで、「能登半島の特性などにより遅くなっている、震災がれきの撤去やインフラの復旧について、住民が納得できる情報提供が足りていない。どのくらいの時期に地域が復興し、元どおりの生活ができるようになるのかを示すことが、地域に住み続ける意欲を持続させることになる」と述べ、行政が復興に向けた具体的なスケジュールを示していくことの重要性を指摘しました。

NHK

3か月たってこれからは生活再建などの報道が中心になっていくのかと思います。そのような中で今までの生活にある程度戻れる方や戻れない方、同じように復興したとしてもどこか違うということが出てきます。自分が神戸で感じたのは震災前と震災後で何かが違うという感覚でした。
なので考えすぎるとふさぎ込んでしまうこともあるので、なにか仕事だったり片付けだったり学校だったり、一瞬でも夢中になれるものがあると良いのかなと思ったりします。桜の季節でもありますしボーっと眺めるだけでもよいのかなと。
明日明後日と天気が少し崩れるようですが、気を付けていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?