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怒りは弱さ、甘えの表れかもしれない

昔、アルバイト先の社員の方が、50代くらいの男性だったのだが、周りにあたりちらしていた。部下に小言を言ったり、早く早くと常に言っていた。周りは、軽くあしらいながら、半ば、哀れみにも似た雰囲気で、仕事は進んでいた。高校生の私からみても、その男性社員のやり方は、逆効果で、そうする事で、仕事の能率が上がるわけはないのは、明らかだった。そして、そのひとは、周りから、可哀そうな人という扱いだった。と私は感じた。その時、怒り、イライラを表す人は、弱い人なんだと思った。

息子の中学校の教師や、教育委員会と話し合った時、怒りをもって接してきた教育委員会の方に、私も腹が立った。今、考えると、その人も、弱い人で、自分の立場を守ることしかできなかっただろう。そして、それに反応した私も弱い人間だ。

しかし、怒りをあわらにする人は、弱い人だけだろうか?
恋愛をしていた時、相手に腹がたって、感情的になったり、泣いたこともあった。それって、弱い人? 期待が大きいと期待に添わない時に、怒りが起こる。裏切られたような感情が起こる。好きだから、冷静ではおられない。

自分の子どもに対しても、他人に比べると10倍、怒りやすくなる。他人の子だったら、うるさくしていても、泣いても「子供だしそういう事、あるよね」と大きな心でみてあげれるが、自分の子だとそうはいかない。

恋愛と家族という、近い関係においては、怒りは、弱さというより、甘えかもしれない。

感情は起るが、それを相手にどう使うかは、慎重になる必要がある。子供に感情的にどなり、ヒステリックになっても、子どもは嵐を去るのをひたすら待つのみとなる。恋愛に関しても、何度もそうなると恋も冷めてしまう。

先日も、実は、イラっとしたことがあり、分かってくれないと思い、絶望感を味わった。それは、丸2日続いて、結構ダメージを受けた。怒り、イライラをなくしたいと思っているが、それは、無理そうだ。それなら、沸き起こる感情を、どう扱うのかを学んでいきたい。

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