自分のやりたいことってなんだろう？

"好きなことを仕事にしよう"なんて言葉が飛び交う現代。
好きなことなんて言われても……
それだけじゃ生活できないでしょ！
夢とかやりたいことなんてないし……

個性や意志を持つことが尊ばれる時代に窮屈さを感じながら、淡々と過ぎていく日々に「このままでいいのか、私」なんて考えが顔を出す。そんな人も少なくないのではないでしょうか。

でも、
好きなこと・やりたいことはあなたの中にあるのです！
そして仕事かなんて関係ない！それは叶うのです！！

写真に映る黄色い花束を持ち、白いドレスを着た女性は西澤穂乃花さん（旧姓：才場穂乃花）、25歳。彼女はそれを体現し続けてきました。

今年の6月、彼女が結婚式を行ったのは森の中。それは幼いころからやりたかったこと。そんなご自身のやりたいことを叶え続ける穂乃花さんに、憧れや夢を実現させる秘訣を伺いました。

##　森の結婚式

―ご結婚おめでとうございます！「森の結婚式」をSNSで拝見しました。森の中で行われるのは珍しいと思うのですが、なぜこのような結婚式をすることになったのでしょうか。
ありがとうございます！オリジナルの結婚式をしたかったんですよね。人生で一度しかないものだから、私たちらしい結婚式にしたかった。それも、日ごろお世話になっている人たちを巻き込んで、みんなで作る結婚式に。だから、写真とかドレスとかプランニングも全部自分たちで行いました。
場所が「森」だったのは、小さい時に連れて行ってもらった結婚がとてもステキだったからです。その時からずっと「森の結婚式」に憧れていました。

―では、この結婚式で小さなころからの憧れを実現されたのですね！さらに全て自分たちで行うというのはより一層大変そう……。実際の式までどのようにして準備されたのですか？
4月頭にプランニングを始めて、２か月で準備をしました。2月の初めに妊娠が発覚したこともあったので、急ぎましたね（笑）タイムリミットがあったと言いますか。
だからこそ、式の準備もあえて周りを巻き込みました。お世話になっている人たちと作り上げたかったし、その上で感謝を伝える結婚式にもしたかったので。また、夫も協力してくれたのがとても助かりましたね。周りの協力があったからこそできた結婚式だと思っています。

―オリジナルの結婚式を終えた感想は？
ただただ楽しかったですね。そして、みんなに感謝しかなかったです。私一人の力じゃ、あの結婚式はできなかったから。一つの夢が叶いました。終わってから「穂乃花らしい結婚式だったね」と言われ、自分にしかできない結婚式ができたことも嬉しかったです。自己満足の世界で作ったものかもしれないけど、それでみんなが楽しんでくれていたことも感じられてとても幸せな1日でした。

##　憧れを叶える夢ノート

―結婚式のほかにも、アニバーサリープランナーとしてこれまで複数のパーティーを企画されていますよね。アニバーサリープランナーとは一体何なのでしょうか？
記念日をお祝いするお手伝いをする人です。365日、1日1日が誰かの大切な記念日。そのお祝いのお手伝いをすることで私も幸せをもらえるなんて素敵だなと思い、友人や知人のお祝い事の企画から携わることを始めました。それがイベントになることもあったりして。そんな自分を名乗るとしたら何だろうと考えた時、「アニバーサリープランナー」を思いついたのでそう名乗ることもあります。ただ、「素敵だな」と思ったことをやっていただけなので、趣味として仕事とは別で行っています。

―純粋な「いいな」や「素敵だな」という憧れを実現されているのですね。これがやりたいことだと実感をもったきっかけなどありますか？
母の４９歳の誕生日をお祝いしたことだと思います。
思いつきで前日に準備を開始しました。父と弟と風船を膨らまし、祖父母にも手紙をもらい、玄関に装飾。帰ってきてそれを見た母は号泣していました。そんなに仲が良かったわけではないけれど、家族みんなで一致団結して行ったサプライズでとても喜んでくれました。それがとても嬉しくて、喜んでもらえることを考えていたらパーティーやイベントのようなものを行うことにもなっていましたね。

―「やりたいこと」を実現する秘訣はあるのでしょうか。
「夢ノート」！ですかね！

—夢ノート？どんなものでしょう？
自分の"やりたい"が集まったノートです。やりたいことが浮かんだらいつもそのノートに書いています。やりたいことは“できる・できない”を見極め、それぞれいつまでにやりたいかの期限をつけます。その期日をもとにスケジュールを立てて実行。それから、できたものにはシールを貼り、まだできないものにはまたいつまでにやりたいかの期限をつけて……としていくうちに、気づいたらいろいろ企画していました!

##　新しい命とこれから

―そして、ご出産もおめでとうございます！実はこの取材のお願いをした日がご出産日だったんですよね！勝手に運命を感じてしまいました（笑）結婚、出産とライフステージが大きく変わった今、穂乃花さんのやりたいことは何ですか？
子供といろいろなところに遊びに行きたいですね。遊びに行けるようになるまで時間はかかると思いますが、これから夫と計画していきたいです。
あとは敬老の日とか、祖父と祖母に感謝をしっかり伝えたいです。出産を経験してから世の中のお母さんたちって本当にすごいなと思いました。先祖がいなければ今の私はいないと改めて感じたからこそ、より家族を大切にしたいと思っています。誕生日など記念日にお祝いはしているけど、普段から改まって言うのは恥ずかしくて伝えられていないので。今後はもっと日常から感謝を伝えていきたいです！
落ち着いたらノートにも書こうと思っています！！

―最後に"やりたい！"をなかなか叶えられないと悩んでいる人たちにメッセージをお願いします！
小さいことでいいので、やりたいことを100個ノートに書いてみてください。小さなことを実行できることが、「やりたい」を叶えるための道のりです！

あなたの夢は？と聞かれても答えられる人は数少ないかもしれません。目の前のやるべきことに追われて、今ではやりたいこともわからなくなっている人だって少なくないはず。でもそんな人でも“まずはペンを持って手を動かしてみましょう“と穂乃花さんは言います。わからないことを頭の中でグルグルするより、実際に「書く」という行為で思考を体から外に出すことで、あなたの中に眠っている「やりたい」が出てくるかもしれません。
「大切な人を大切にしたい。」穂乃花さんのやりたいことも初めはこの”想い”でした。彼女はこの”想い”をノートに書いたことで、記念日を祝うといった具体的なやりたいことに気づき、それをどんどん形にしているのです。
淡々とした毎日に飽き飽きしているのであれば、まずは「素敵だな」と思うことを書いてみましょう。なんでもいいのです。あなたの理想を好きなように。そうするうちにいつかの理想や夢が叶っているかもしれません！まずはノートを開くところから。簡単でしょう？

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