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サクラにまつわるお話

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サクラで思い出されるお話、サクラを花見する猫探しのお話など。
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サクラの古墳 後編

サクラの古墳 後編

サクラの古墳 前編

ここは思ったより広く、
しばらく歩いた場所に小学生が遠足に来ていた。
桜の下、シートを広げてお弁当を食べていた。
行儀のよい大人しい子供たちだった。

さらに左方向に進むと、
バスを停められる大きい駐車場があり、
フェンス付近にも桜が咲き、
花びらが散っていたので、
人影が見えないこともありスマホで撮影した。

次は隣接した公園へ行ってみた。
途中、ふわふわと呼ばれる大型遊具

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サクラの古墳 前編

サクラの古墳 前編

サクラの古墳 後編

四月下旬、すっかり桜の季節も終わりで、
「花の命は短し」とはよく言ったものだ、
二週間ほどの開花期間だから、
桜は愛されるのかなと思いつつ、
すっかり花見猫を見るのも諦めムードだったが、
どうしても気になり、
インターネットで「開花時期、桜」
というキーワードで検索してみた。

咲いている場所があった。
インターネットのマップ機能でルート検索をすると、
思ったほど遠くなかった

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サクラのお城

サクラのお城

前回のお話「夜ザクラの猫をさがして」

四月初旬
少し北へ行ってみた。

もちろん花見猫を探しに。

ここは公園と山に桜がある。
道一つ越えると行き来が出来た。
桜は見事に満開だった。

まず大きな川沿いの数十本連なる桜並木を見る。
TVドラマ「金八先生」で見るような大きな土手だ。
そこを歩いているだけで、
TVドラマに紛れ込んだような気分になった。

公園の遊歩道を一周、
夕方のせいか散歩道とし

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夜ザクラの猫をさがして

夜ザクラの猫をさがして

前回のお話 「サクラの犬たち」

四月に入っていた。
少し意地になって花見猫を見たいと思い、
夜7時過ぎにお山へ行ってみた。

理屈としては猫は夜行性だし、
夜店の屋台があれば旨そうな臭いに釣られて、
うろうろしているかもしれないと考えたからだ。

前回同様、駐車場は楽に停められた。
歩きで足元が見やすいよう、
片手に小さいLEDライトを持っていく。

灯りの灯った灯篭や街灯は幻想的で、
ライトア

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