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ナミソラフウモ
2018年5月6日 19:13
四月の中旬ソメイヨシノが散りかけた頃車に乗っていたら道路沿いに植樹してある枝垂桜が満開だったパステルピンクの色合いは可愛らしくもあり、艶っぽくもあった夕方だったが駄目元で北の公園へ、ハンドルを切ったほのかな期待を持ってそう花見猫を見つけに……ほどなく到着やや日が陰っていて強風だった駐車場から見える桜並木ソメイヨシノの一本だけが七分咲きだった他の木が葉桜とな
2018年5月4日 21:20
前回のお話「夜ザクラの猫をさがして」四月初旬少し北へ行ってみた。もちろん花見猫を探しに。ここは公園と山に桜がある。道一つ越えると行き来が出来た。桜は見事に満開だった。まず大きな川沿いの数十本連なる桜並木を見る。TVドラマ「金八先生」で見るような大きな土手だ。そこを歩いているだけで、TVドラマに紛れ込んだような気分になった。公園の遊歩道を一周、夕方のせいか散歩道とし
2018年5月2日 22:27
子供の頃はお花見の何がいいのかさっぱり分からなかった。こどもの目線で振り返ろうと思う。昔のお花見は今のように家族、カップル、子供のためというよりは会社の集まり、大人の男の酒盛り場的な要素が強かったように思う。今もそうかな?大人たちのお花見に参加するとビニールシートの端に座らされ海苔巻きやいなり寿司はもうなく(大人の女性が食べちゃう)麦茶を水筒でおすそ分け(ジュースなんて買って
2018年5月1日 19:08
小学校高学年、新学期、木造校舎、最上階の古いけれど新しく一年過ごす教室。クラス替えはなく、とりあえず出席番号順に座り、慣れない机や椅子の高さに馴染めずにいると、ホームルームで一人、満面の笑みを浮かべた女性教師が両手を広げてこう言った。「みんな、後ろを見てごらん、お山の桜が一望できるだろう。うちのクラスが独り占めだよ」女子児童は感嘆の声を漏らし、男子児童はへえと味気ない反応を見せた