アイネクライネナハトムジーク。

#推薦図書

ここでは初エントリー。せっかくだからお題ありきで書いてみる。

私の推薦するのは「アイネクライネナハトムジーク」。

この本は「まんが」と「小説」の両方が存在するが、両方読んで思うことは「この本はどちらも、マンガ家いくえみ綾先生の作品である」ということである。

念のため申し上げると、「原作:伊坂幸太郎」先生である。しかし、これは単なる「小説のコミカライズ」なんて簡単なものではない。

「伊坂幸太郎氏がいくえみ綾氏を憑依させて書き上げたオムニバスラブストーリー」であり、故に「いくえみ綾先生の作品」なのである。

……元々は、伊坂幸太郎氏が音楽家の斉藤和義氏から「ラブストーリーを書いて欲しい」と願われて生まれた物語。だけど、本を拝読した時に私は、いや私の中の誰かが「これはいくえみ綾先生の作品だ」と断言した。そのくらい、何一つ溢さず、溢れず、隅から隅までいくえみ綾作品で完成しているのである。

約30年以上前から彼女の作品を好んで読み続けてきた。ユニコーンにハマった氏が作品に奥田民生氏を登場させたりするのも見てきた。人生の所々に、必ずいくえみ綾先生の作品が存在する。その私の中にあって、伊坂幸太郎氏が書き上げたこの「アイネクライネナハトムジーク」は、伊坂幸太郎作品ではない。のである。

だからこれは、先に申し上げたように伊坂幸太郎氏がいくえみ綾先生を憑依させて書いた、本当の意味でのゴーストライター作品となっている。と、断言する。

ほんとうだもん。アイネクライネナハトムジークは、いくえみ綾作品だもん。

もし少しでもお疑いなら読んでみて欲しい、両方を。いや、先に漫画を。そしてそれをほんの少し補填するために、小説を。絶対に、いやいくえみ綾成分で育った人なら絶対に、これはいくえみ綾作品である。と断言できる。ハズなのです。多分。メイビーブルー。

作品は2019年9月、映画としても公開される。舞台はもちろんわが故郷の仙台市。今からワクワクが止まらない。

※尚、コミック下巻には当の伊坂氏が後書きで参加されているので、そちらも是非。読み終えてから、是非。






この記事が参加している募集

5

杜埜

関西のすみっこに住まう主婦。仙台出身。オットの人ひとり、娘ひとり。もうひとつの実家は沖縄。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。