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生活保護を受けていたお友達がまた死んだ

警察から電話がかかってきました。
お友達が死んだと。
カップルでふたりとも首をくくって死んでしまいました。

なんで電話がかかってきたか?最後の通話相手だったからです。

お友達カップルは生活保護受給者で、心の病があります。ありました。
精神疾患があるので、就労指導を受けることなく、毎日のんびり暮らしていました。
いや、暮らしていたように周りからは見えたのです。

実は、生活保護を受けていたり精神疾患があったりする友達が死ぬのはこれがはじめてではありません。
6人目です。
私の親友も、5年前死にました。

精神障害が重いなら、生活保護を受けたり、精神疾患で障害年金を受けたりして自宅で療養するのって、急性期には悪くない選択肢だと思うんですよ。
無理して働いても、事態が悪化するだけですから。

でも、あまりに長期間、福祉を受けてゴロゴロするのって、死んでしまうリスクがあるんです。
絶望するんだと思います。人生に。
定期的にお金が振り込まれてきて、行くあてもなくて、仕事もしろといわれなくて、しようと思っても受け入れ先がなくて。

お先真っ暗、って思ってしまって、死んじゃうのでしょうかね。
生活保護者の自殺率、非常に高いんです。
これは隠れた社会問題だと私は思ってるんですけど、あんまりいわれませんね。

ネットではインフルエンサーが

「仕事がいやなら福祉を受けて寝てればいいじゃん。そのほうが社会の発展のため」

なんて軽く言いますけど、どうなんでしょうね。
本当に死んじゃう可能性がありますよ。

たしかに、生産性がマイナスの人はいますから、市場経済からそうした人を排除すれば、経済は伸びていくのかもしれません。
でも障害者を公務員として就労してもらうとか、手はあると思うんですけどね。

みんな、働いて自立したほうが良いと私は思います。
それと同時に、生活保護を受けても、メンタルをやられない仕組みが必要かもですね。
福祉活動家は、すぐに生活保護につなげようとしますけど、問題は受けたあとなんですよ。生活保護って、遠慮するから水際作戦されるんで、役所の窓口に申請書叩きつけたら、すぐ受けられるもんだし。

私は親友も失い、何ができるかわからないので、無力さを感じます。

でも、働きます。
私は障害が重度で、病院では医師からもケアマネからも「生活保護受けて!」といわれていたのですが、どうしてもどうしても嫌だったので、働いています。
でないと、本当にヤバイ世界に足を踏み入れてしまうような気がするから。
そのカンはあたっているようで、私は一歩足を踏み外せば、本当に真っ暗なのです。

お悔やみを申し上げます。


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