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野草食日記 112 サマーパースレイン入り きゅうりとパセリ、大根のサラダ

ハーブの図鑑にサラダ用ハーブとして載っていたサマーパースレインが、なんとうちに挿し木をしたスベリヒユのことだということがわかりました。
フランス名もあって、プルピエ (pourpier) と言うんだそうです。
横文字になっただけで、美味しそうに思えるのは私だけでしょうか?!
単純ですね。


ヨーロッパや東南アジアではタチスベリヒユという栽培品もあるそうで、フランス語では「庭のスベリヒユ」という意味の pourpier des jardins。

甘糟幸子さん著の「野草の料理」という本の中に、タチスベリヒユは日本ではほとんど栽培されていないという記述があります。
私が持っているのは2004年第1刷の再販本ですが、元々は1981年頃に初版だったようです。40年近く前の記述とすれば、もしかしたら今はどこかで栽培されているかもしれませんね。

スベリヒユはシュウ酸が含まれるので、茹でないと食べられないと聞いていました。
でもヨーロッパではサラダ用ハーブですって。
ちょっとドキドキでしたが、庭に根付いたスベリヒユを少しだけ摘んでサラダに散らし、手作りのポン酢でいただいてみました。

同じくシュウ酸が多いというスイバに比べたら酸味はほとんど感じられません。
パセリの香りの中にスベリヒユのぬめりが加わり、サラダの良いアクセントになっていました。

先日、夏バテをした際にビタミンCとBを摂ったほうがよいとアドバイスをいただき、なるほどと思ったのですが、スベリヒユはビタミンCを多く含むそうです。
ビタミンCは水溶性ですから、生でいただく方が茹でて水晒しするより効率よく栄養を摂れそうですね。

ただ、薬膳的に見ると性質が寒性なのです。とすれば、私のような冷え性の人は多食しない方が良さそうです。食べるときにも身体を温める性質のものと意識的に組み合わせようかなと思います。

   


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。