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野草食日記 107 北海道産 山わさびお試し中

山菜好きの友人より、これ色々試してみて!と、北海道から「山わさび」なるものが届きました。
はじめは、一体これはどうやって使うの???と、クエスチョンマークで頭がいっぱいでしたが、普通にお刺身につけて食べると聞き少し安心。
また、ローストビーフにつけるともいうので、すぐ、あぁ、あのホースラディッシュのことね!!とピンときました。

というのは、珍しい食材好きだった20代の頃、職場近くのお洒落スーパーで売っていた外国産ホースラディッシュの瓶詰めを買ってみたことがあったからです。
水色とシャンパンゴールドだったかな?!
パッケージデザインが爽やかで素敵で、それはそれはお洒落な瓶詰めでした。

当時何につけて食べたのでしょう?
そのあたりの記憶は全くないのですが、多分ローストビーフでも買ったんでしょうね。
そうと来れば、やっぱりホースラディッシュでしょ!とちょっと高級なその瓶詰めを買い物カゴに入れたのだと思います。

私はホースラディッシュ、つまり西洋わさびは日本では採れないとずっと思っていました。
でも、北海道にはあるのですね。
そのことにびっくりです。

この1週間、色々な料理に試してみました。
タイミング悪く、なかなか写真が撮れなかったのですが、ようやく昨日一枚収めることができました。
カツオのお刺身に添えたものです。


山わさびは市販のチューブわさびの原料に使われているそうです。
けれども、チューブわさびに較べると、実際の山わさびはもっともっと優しげな風味です。
なのでカツオと合わせるとその強さに負けてしまう感じがしました。

そこで生姜と混ぜてみましたが、何故か山わさびの風味が生きないのです。
ではニンニクは?!と合わせてみると、これがドンピシャ。

カツオに負けない風味を持つニンニクに、山わさびの香りと辛さがうまく寄り添い、両者がそれぞれの個性をうまく引き立てあっていると言ったらいいでしょうか。

山わさび、まだまだ色んな可能性を秘めていそう。
でも、20代の頃に買ったお洒落ホースラディッシュの印象とは全く違う、ゴツいオッさんのような外観には、少なからず驚いた今回の出会いでした。



野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。