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野草食日記 30 ノビルは下ごしらえが大変

ご近所さんが共同で作物を育てている畑にノビルが沢山生えていて、誰も採らないからご自由にどうぞと言ってくださるので、ほくほくの態で行ってきました。

いつもは採っても10本程度なのですが、とても大きく立派なのがあちこちにあるのと、よく耕してあるのか土が柔らかく掘りやすかったのも手伝って、あっという間に30〜40本ほど収穫してしまいました。

さぁ、家に戻ってからが大変でした。

まず土を洗い流したあと、枯れたりオレンジ色の斑点がある葉が多かったので、球根と葉を切り分け扱いよくします。

そのあと、球根の根っこの部分をナイフで取り除く→薄皮を剥く→汚れた葉を取り除く  という作業で何だかんだ1時間半程かかってしまいました。

大きい球根には子供の球根がくっついているので、それも剥がさなくてはなりません。

景色の良い2階に持って行って時々外を眺めながら行なったので、そうしんどく感じませんでしたが、これが暗くて眺望の悪いキッチンだったらきっと鬱々としてしまっただろうなと思います。

主婦は他にも色々な家事で忙しいし、ノビルが植わっていても誰も採らないというのもわかる気がしました。

道の駅などで、綺麗に掃除されたノビルは、大変な手間がかかっているのだな。

今回、巨大なノビルを初めて目にしたのですが、葉っぱも幅広で今まで見てきたものと印象が随分違います。

よく、ノビルと間違えて水仙の葉を食べてしまい食中毒という話を聞きますが、本当に水仙に似ているのです。

太い葉のノビルは球根を確認してから食用にする。このことを肝に命じて野草食を楽しもうと思ったことです。

↑ 汚れてた葉っぱも大きなボウル一杯分出ました。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。