心地悪さを、サインに。

暑すぎた夏を経て、今年はより一層秋の心地よさを感じています。
みなさんは、いかがでしょうか?

あまりに澄んだ気持ちの良い青空に誘われて、今日のランチはお弁当を持って1人で公園へ。
いつもその公園に行くと食べる場所があります。駐輪場からも近くて、売店が近くにあって食後にコーヒーも飲めるので便利な場所。
でも、今日は、なぜかカラスが何匹もおりまして…。

ものすごい至近距離にカラスが来てしまうので、2度ほど席を移動したのですがやはり近くに来てしまう…。今日は耳を休めたくて静かな場所でランチを…と思ったのですが、大きなカラスの鳴き声でとても心も耳も休まらず、場所を移動することに。

広い運動公園の中、落ち着く場所を求めて彷徨う私。
お弁当片手にウロウロしながら歩いていると、上から「ぽとん!」と何かが落ちてきました。

それは、どんぐり。

下に目をやると、無数のどんぐりが落ちていて、「ああ、この前まであんなに暑かったけど、もう秋なんだなあ」とじんわり。
どんぐりの木には、まだセミの抜け殻がくっついていて、夏から秋へ季節のバトンが渡されていることを感じました。

そして、6歳の双子の娘たちにどんぐりを持って帰ったら喜んでくれるかなあと思ったら、あたたかな感情が胸に広がってきました。
そんな気持ちを感じながらゆっくり歩いていくと、小高い丘になっているところにベンチを発見。

「ここ、良さそう」
そう思って腰を下ろすと、目に飛び込んできたのは自由に飛び回るトンボたちと、気ままに過ごす人たちの姿。
ストレッチをしている方もいれば、シートに寝そべって日光浴をしている方もいて。その周りをたくさんのトンボが飛んでいて。

「なんて自由なんだろう」
と、その光景を見て自分の心が軽くなっていくのを感じたのです。
広い空が見えて、爽やかな風が吹いていて、自由を感じて。
つい10分前に感じた心地悪さはどこへやら。

もしあの時、心地悪さを感じながらもその場所に留まっていたら、出会えなかった景色と感じられなかった想いがありました。

小さなことかもしれないけれど、やっぱり「自分の心地よいと感じること」を大事にしたいと思った時間でした。
”心地悪さを感じること”は、”自分の心地よいと感じること”につながるし、つなげていきたいなあと改めて思ったランチタイム。
心地悪さを感じたら、蓋をするのではなく、まずそう感じている自分を認めてあげること。そこから新しい景色が広がっていくように思います。

心とお腹にエネルギーチャージをした帰り道、たくさんのどんぐりを娘たちのお土産に。残り数ヶ月になった2023年。その日々の中で大事にしたいことを再確認した時間でした。




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