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ボイスサンプルを”書く”ことで感じたこと

こんにちは^^明日から12月ですね。今年を振り返る時期になりました。
私の2023年は、時にもやもやしながら、じっくりと立ち止まりながら、それでも「光の方をみよう」と思う必死さのようなものもあった一年だったなあと感じます。

そんな2023年、とても印象に残るお仕事をさせていただきました。
その中のひとつが、同業のナレーターさんにボイスサンプル原稿を書いたことでした。今日はそのお話を綴りたいと思います。

【声優・ナレーターの日和みか子さんのボイスサンプル原稿を作成】

声優・ナレーターとして活動をされている、日和みか子さん。
彼女の考え方や感じ方がとても好きで、普段から仲良くさせていただいています。みか子さんは、私の発信をよく読んでくださっていて、「ぜひボイスサンプル原稿を」とお声がけいただきました。
完成したボイスサンプルはこちら^^

さて、どんな原稿を書こう、と思った時に大事にしたいと思ったことは、彼女の想いが声にのるような、彼女らしさのあるボイスサンプル原稿を作りたいということ。そして、みか子さん自身が、聴く度にあたたかいものが胸に広がるような、お守りのようなボイスサンプルにできたらと…

なので、みか子さんには「これまで支えになった言葉」をまず伺ってみました。挙げてくれたのは、おばあちゃんとのエピソードと、おばあちゃんがよく言ってくれていたという「だいじょうぶ」という言葉。そこから私の心の再生ボタンを押して、物語と言葉を紡いでみました。

【いつもと違う角度から見た、ナレーターの仕事】

今回のご縁から感じることがたくさんありました。
ひとつは、いつも自分が原稿を「読む」立場から、原稿を「書く」立場になったこと。ライターとしても活動をしているので書く機会も多いのですが、ボイスサンプルの原稿を自分以外の人に書くのは初めての経験でした。

想いを込めた短い原稿をみか子さんの声で聴いた時、私は涙がでそうになったんですよね。「言葉に命が吹き込まれる」ということを、自分が書いた原稿で体感したのです。違う立場から客観的にナレーターという仕事を見ることができたことは、とても大きかったのです。

同じ原稿でも、読み手によって伝わるものが変わってくるのがナレーションだと思っています。短い秒数の中で、どんな気持ちや背景があるのかを感じて解釈し、表現するスキル。私もそれを磨いていこうと刺激にもなりましたし、何より「ナレーターは、声で命を吹き込む」ということをみか子さんの表現から改めて強く感じ、ナレーターという職業を誇りに思う気持ちが高まりました。

【”人の想い”を大切に受け取り表現すること】

もう一つ感じたことは、今回のように人のリアルな想いに触れて、それを自分なりの形で表現することに喜びを感じるということです。

想いを大切に受けとって、優しくやわらかく想いをお返しするような表現。「私は自分の言葉と声でそんな表現をしたいんだ」と感じさせてくれました。見えないけれど心のコミュニケーションが存在した、みか子さんと一緒に作ったボイスサンプル。想いに共感性がある方と何かを生み出す経験は、私にとって、とても心に残る時間となりました。

みか子さんも、今回のボイスサンプルについてnoteに書いてくださっています^^みか子さん目線でも感じていただけたら嬉しいです。


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