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1000万馬券を的中させる方法

君たち。
一攫千金を狙いたいと思わないか?
たとえば、、、100円が2900万円になるとしたら?

そんなウソみたいな話が、本当にあったのだ。
2012年8月4日、新潟競馬第5レースでJRA史上最高の払戻し金が出た。
三連単29832950円。
つまり100円で買った馬券が、2983万2950円になったのだ!

では、競馬をご存知無い方のために説明しよう。
なぜ、こんなことが起きてしまったのか?
まず新潟の第5レースは、メイクデビュー戦であった。
メイクデビュー戦とは、JRAの競走馬として登録された馬たちが、生まれて初めて出るレースのこと。つまりメイクデビューは、一生に一度しか出られない。年齢は、全員二歳。馬の年齢を人間に換算すると『×4倍』と言われているので、8歳の小学生のデビュー戦ということになる。

当然、たどたどしい。
なかなかゲートに入らない馬、
まっすぐ走らない馬、
他の馬に噛み付こうとする馬など、ハチャメチャだ。この初々しさこそデビュー戦の楽しみなのだが、どの馬が勝つかを当てるのは俄然難しくなる。なぜなら、どんな走り方をするのか、レース中はどの馬がどの位置どりか、最後の直線で瞬発力はあるのかなど、やってみないとわからないからだ。

しかし一度も走ったことがない馬たちのレースでも、『トラックマン』と呼ばれるプロの方々は、『本命』『対抗』など印を打たなくてはならない。本心では『一度もレースに出たことの無い馬なんて、わかるかーい!』と言いたいところだが、仕事だ。是が非でも印を打たなくてはならない。となると予想ファクターになるのは、『血統』『調教での動き』『体付き』などになる。

しかし人間の予想を見事に裏切ってくれるのが、デビュー馬たちだ。血統が良いのに全く走らなかったり、調教で冴えなかった馬がレースでいきなり激走したり、、、。
結局、このレースは

1着 8番ミナレット (14番人気)
2着 6番ヘイハチピカチャン (12番人気)
2着 14番ファイヤーヒース (10番人気)

※2着は同着

という全く人気の無い馬たちで決まり、大万馬券となった。

つまり大万馬券とは、プロが見向きもしないような馬たちが馬券に絡むことで生まれるのだ。よく耳にする『無印の馬』とは、まさに『プロが誰も印を打たず、見向きもしなかった馬』なのである。

ちなみに『三連単』とは、1着2着3着の馬を着順まで当てる買い方である。従って、非常に当てるのが難しい。だからこそ当たった時に大きいのだ。

では、プロも印を打たないような馬で決まってしまうような馬券は、誰が買えるのだろう?

答えは、競馬をよく知らない人たちだ。
競馬を知らないからこそ、知っている人なら絶対に買えない馬を買えるのである。

では大万馬券を的中させた人は、どういう買い方をしていたのだろう。
よく耳にするのは、『同じ数字をずっと買い続けている人』。
具体的には、
『結婚記念日の馬券を買い続けていました』
『孫の誕生日を買い続けていました』
という人たちだ。

ちなみに過去に1000万ほどの馬券を的中させたご夫婦がいた。取材によると、ご夫婦は揃って結婚記念日馬券を購入しており、二人それぞれ1000万ほどの大万馬券を当てていたのだ。

つまり新聞の印に左右されず、自分のラッキーナンバーを買い続けることこそ、大万馬券への一歩ということになる。

ここで、親愛なる君たちにお伝えしておきたい。
まず最初に、『馬券は自己責任』である。
『ラッキーナンバーを買い続けたら大万馬券が当たる!』と六車に言われたから買い続けているのに、全く当たらないじゃ無いか!
というクレームは言語道断。
馬券とは、己の責任で己の夢を買うものなのだ。

次に、馬券あるある。
『同じ数字を一年間ずっと買い続けてきたけれど、一度も来ないじゃかいか!もうヤメた!』と、馬券を買わなくなったその週に、必ずその数字が来るのである。

私の知り合いの元プロ野球選手は、自分の背番号で馬券を買い続けていた。しかし全く馬券が来ないことから、買うことをやめてしまった。その週、まさにその数字で万馬券が出たのだ。
競馬とは、そういうものである。

私の周りでは、ラッキーナンバーを買い続けて万馬券を的中させた人が沢山いる。
先日、私がレギュラー出演をしているグリーンチャンネル『M'S TV』にゲストで来てくださった見栄晴さんは、結婚した年から結婚記念日馬券を買い始めた。2007年の4月3日に結婚したので、その年の有馬記念で『3.4.7.』の三連単BOXを買ってみた。

三連単BOXとは、全ての組み合わせを買う方法。つまり『3.4.7.』の三連単BOXを買った場合、1着→2着→3着の順に見ると
・3→4→7
・3→7→4
・4→3→7
・4→7→3
・7→3→4
・7→4→3
という具合に、全部で6通りの組み合わせになる。つまり三頭の三連単BOXを各100円ずつ買うためには、合計600円の軍資金が必要というわけだ。

見栄晴さんは、合計600円で結婚記念日の三連単BOX『3.4.7.』を購入した。
すると、神様からの結婚祝いだろうか?
いきなり『3→7→4』という結果になり、三連単80万880円という大万馬券をゲットしてしまったのだ!
軍資金600円で80万880円ゲットとは!
いくら競馬に詳しいからといって、この馬券を軍資金600円で当てるなんて不可能だ。理屈抜きのラッキーナンバーで買ったからこそ当てられたのである。

しかし、この話は後に続く。
有馬記念以来買い続けてきた結婚記念日馬券だったが、悲劇が起きた。
2019年3月24日、高松宮記念。
この頃、見栄晴さんは馬券の調子が悪くお金が無かったため、いつも買うはずの結婚記念日馬券600円をケチって買わなかった。

すると『3→4→7』で決まり、ナント三連単449万7470円の大万馬券になってしまったのだー!
ぎぇ〜っ!!!

いつものように買っていれば当たっていたのに、600円をケチった時に限って、来てしまったのである。

いかがだろう?
夢を買い続けてみたくなったかい?


かくいう私も、最近ラッキーナンバー馬券を買い始めた。六車の『6』と、奈々の『7』、これに『1』である。なぜ『1』かというと、3着までの馬券は、その中で数字が完結することがよくあるからだ。

たとえば見栄晴さんが当てた有馬記念は、
『3→7→4』で決まっている。つまりこれを紐解くと、『3+4=7』という完結だ。

ついでに冒頭のメイクデビュー戦の結果も見てみよう。

1着 8番ミナレット (14番人気)
2着 6番ヘイハチピカチャン (12番人気)
2着 14番ファイヤーヒース (10番人気)

『8→6→14.』という馬番で決まっているが、これも紐解くと『8+6=14』と、やはり完結しているのだ!まあ『14-8=6』でも良いのだが。
とにかく馬券における3着までの数字には、度々このようなマジックが起きるのだ!

そこで私は考えた。『6.7.』を選んだ場合、残りの一つはどの数字を選べば良いのか?
数字のマジックで考えると『7-6=1』もしくは『6+7=13』ということで『1』か『13』を選べば良いことになる。
ちなみに、この数字のマジックは掛け算や割り算の時もある。たとえば『6→2→12』のように『6×2=12』、『10→2→5』のように『2×5=10』の完結だ。
しかし『6.7.』から考えた場合、掛け算で出てくる『42』も、割り算で出てくる『1.16...』も馬番にはないので、考慮しない。

ということで、私は『1.6.7.』と『6.7.13.』で迷った結果、前者を選んだ。この方が、内枠の馬で荒れるレースになった時、絡みそうな数字だからだ。

こうして私は、自分が決めた『1.6.7.』を毎週買い始めた。
ところが、当たらない。
サッパリ当たらない。
こんなことをやっていて、万馬券的中できるのだろうか?
自分で予想した方が、当たるのではないか?

しかしダメだ。
ここでやめたら、やめた週に絶対『1.6.7.』で決まるのが目に見えている。
ここは忍耐。
私は毎週毎週『1.6.7.』を買い続けた。

するとついに今週!
JRAではなく、岩手競馬で『6.7.』が絡む馬券が出た!しかも万馬券!

結果は、

1着 13番ダイワリベラル (10番人気)
2着 7番サラトガスピリット (2番人気)
2着 6番ワールドレーヴ (9番人気)

って、『6.7.13.』かーい!!!

三連単で、61万4580円。
もし私が『1.6.7.』ではなく『6.7.13.』の三連単BOXを選んでいれば、61万馬券が取れていたのに!!!

くぅぅぅぅ。
今週から『6.7.13.』の三連単BOXに変えようか?
いや、ダメだ。変えた途端、絶対に『1.6.7.』の馬券が来るのだ!
あぁ悩ましき、数字のマジック。
『1.6.7.』の万馬券が出るのは、いつの日か。

おっと失礼。取り乱してしまった。
さて、君たち。いかがだろう。
ラッキーナンバーを買い続けて、1000万馬券をゲットしてみたくなったかい?

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