見出し画像

ミュージカル「のだめカンタービレ」 観劇感想

10月からは観劇セーブするとか言っていたのですが、、、。
のだめは行きました。

そもそもミュージカル「のだめカンタービレ」
スーパーハイパーウルトラチケ難公演じゃありませんでした?(箱が小さすぎる!)

私もダメで元々ですが抽選の応募したものの、当たらないし、当たる気配すらない、、、。
知り合いに主演の三浦さんファンも色々応募して結果、FCでやっとだったみたいでした。
だからもうほぼ諦めていたのですが、たまたまオケピで手に入れることができまして、観劇して来ました!

さてさて、2001年生まれの私にとって、
ドラマ「のだめカンタービレ」はピアノを習っていた幼稚園年中さんの時。

話の筋は全く理解しておらず、のだめちゃんとミルヒー、真澄ちゃんや峰くんのコメディシーンが大好きでした。おなら体操とかは今でも歌えるし、大好きなドラマ。

実際にのだめちゃんがドラマで使用しているピアノバッグを母が買ってくれたので、のだめちゃんみたいにピアノのお稽古バッグにしていて、すごくお気に入りでした。

のだめちゃんのピアノバッグ


さらに先月、フジテレビでドラマ版の再放送があったので、録画して一気見したのですが、なんだか今見てみると全然違くて。
もちろんコメディシーンは少し発想が古いとはいえ面白いし、オケのシーンはワクワクするのですが、今大学生になったからこそ共感する将来への不安や葛藤に涙なしでは見られなかったです。

あと余談ですが、のだめの世界のキラキラすぎるキャンパスライフにまぁまぁのダメージ。
現実はコロナ禍でオンライン授業の世界で、青春らしきものはなかったよぉ。(多分この原因はコロナじゃなくて、ぼっちで観劇ばっかりしてるから)

先月ドラマを予習していたのもあって、ワクワクで観劇したミュージカル「のだめカンタービレ」

観ているとあののだめちゃんが目の前にいて、感動している幼稚園生の自分と同じ大学生として登場人物に共感している現在の私が心の中で狂喜乱舞してる一方で、純粋に新作ミュージカルの誕生を楽しんでいるという不思議な感覚の観劇体験でした。笑



さてさて、全体的な感想は、
「あの『のだめの世界』をどう舞台上で再現するか?」
にとにかく重点を置いて作られたんだなぁといった感じ。

新作ミュージカルとしては、
楽曲もオーケストラやピアノの名曲に比べると決してキャッチーではないので、あまり思い出せないし、のだめちゃんをしっかり描きすぎたせいで、他のキャラクターは疎かになっているのでちゃんとまとまってない印象。

もちろん、ドラマ1クール分を3時間におさめているので、かなりのシーンが削られたり、描かれる範囲が狭まってしまうのはどうしようもないことなのはわかっていますが、もう少しテーマを絞って一つの作品としてまとまりがあるとよかったのかなぁ。
ただこれに関しては、長編の漫画と3時間のミュージカルはタイプが全く違うし、漫画作品のミュージカル化ではあるあるな気がします。

他の作品ではなかなかみることのできないせっかくのオケシーンも削られすぎちゃっているせいで、その良さと工夫が最大源活かしきれていなくてもったいないといった印象でした。

とネガティブな部分を述べましたが、
とにかくキャスト陣が素晴らしかった!

ドラマ時から変わらず、魅力的で可愛すぎるのだめちゃんの上野樹里さん。
とんでもない存在感と共に貪欲にお客さんを笑わせてくれるサービス精神の竹中直人さん。
映像のイメージに引っ張られすぎない唯一無二の千秋先輩を完成させるだけでなく、最強のバレエシーンで踊りまくる三浦宏規さん。
とにかく芸達者な内藤大希さん。イメージぴったりすぎる有澤樟太郎さん。
器用すぎるが故にいいように使われまくる竹内さんと仙名さん。
そして、若手&実力派揃いのアンサンブル。演技もするオケの皆さん。

といったカンパニーだったのでお腹いっぱい大満足!と幸せな気持ちにさせていただきました。

原作ファンの方、ドラマファンの方、ちょっと気になる方、どなたでも大満足できるとっても素敵な作品でした!
そして、明日は配信があるので、私も時間が許せばみようと思います!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?