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しつこいけどムーランルージュを語りたい。

先日、ムーランルージュ帝劇公演のmy楽が終わりました。
再演が決まったとはいえしばらく観られないと思ったら、もう1幕の途中から涙が止まらず…。
ただでさえ、2幕はよく泣いてるのに。
見納めとして何も逃したくないのに、涙で滲んで見えないジレンマ。
ミス・サイゴンの時に編み出した必殺「ひたすら目元にハンカチを当てる」というシンプルな対抗でなんとか食い止めました。
周りのお客さんにも泣いてる方多かったので同志の方いたのかしら?(いたということにしよう)

いやー、ほんと。
ムーランルージュ大好きなんです。
色んな語彙を使って、愛を語ることはできますが、もうシンプルにただただ大好きなんです。
なんなら心酔という言葉が一番的確。

もう観劇してても、毎回ムーラン大好きだなぁって感じてます。
作品の全ピースが大好き。

ここから相当ヲタクです。
読まれる方は心の準備をお願いします。

いや、1幕は割と平和なんです。
普段なら泣いてないので。
普通に小さく踊りながら楽曲楽しんでます。クリスチャンとサティーンのドラマチックでロマンチックな恋の始まりをじっくり追ってます。

ただ問題は2幕。
2幕は激動のドラマに想いを馳せるのでいつも顔はぐちゃぐちゃ。ここで誰も得しない。
私の2幕での心の騒ぎを言語化します。
(苦手な方はスルーしてください!ヲタク全開です!)

リミックスがカッコ良すぎる、振り付けが洗練されてるのに情熱的で興奮しすぎるBad romanceでまず体温が上がる。

公爵への嫉妬剥き出しのクリスチャン、逐一反応の可愛いLady Ms、公爵ロートレックのぶつかり合い、動揺のサティーンなど観るものが多すぎるリハーサル1でバタバタする

結末を考えるともはや苦しいけど、まっすぐで美しくてとろけるCome what mayでボロ泣き

衣装が好きすぎるマテリアルワールド
アンサンブルの皆さんのテイラー(?)の衣装が特に好きすぎる。
そして毎回帽子が落ちないか勝手にハラハラ。

公爵サティーンクリスチャン全員の固定映像が欲しい(Kpopのファンキャムみたいな)修羅場のリハーサル2

そして心の準備と深呼吸

大好きなchandelier!
クリスチャンの苦しみがダイレクトに伝わるので、表情が全くもって見逃せない。
さらに一番大好きなサティーンの妖精衣装!
本来のサティーンにはない、クリスチャンの創造が故のあの怪しい微笑み、どう頑張っても掴めない彼女の動き。
このシーン死ぬほど好き。もう心が掻き乱されすぎる。

またもや心の準備と深呼吸

間髪入れずにくるロクサーヌ!!!
この世のミュージカルで一番好きなナンバー。
嫉妬に狂うクリスチャンも絶品なのはさることながら、アンサンブルのペアダンスの女性アンサンブルの皆さんの表情が最高なんです。
振付死ぬほど好き。タンゴにばちばちに合わせてくる振りがとにかく気持ちいい。
ライティングも本当に好き。神。

そして後半の公爵のセリフの交差する三人の構図。もう好きすぎる。愛してる。大好き。
七月までは大好きが先行して興奮してたけど、八月からは興奮通り越して毎回号泣。

クリスチャン辛いよね。こんなに愛してるのにどうにもできないなんてという感情と構図振付楽曲好きすぎる愛してるって気持ちとこの時間よ終わらないでくれの気持ちで毎回呼吸を忘れて死にそうになってます。
(自分で書いててもキモいし長いな)

公爵邸でのやりとり。
酔っ払って愛するサティーン以外周りが見えないクリスチャンの無邪気さに心を痛め、彼なりの感情があることを思い出させられる公爵への理解、クリスチャンを愛していても現実に向き合わなければいけない葛藤のサティーンと見どころが多すぎるこのシーン。
今回下手が多かったのですが、表情がよーく見えて全員の気持ちが理解できるので本当に辛くて幸せ。
クリスチャンにCome what mayを歌いかけられている時のサティーンの表情があまりにも辛くて大好き。
ミュージカルですが、芝居のぶつかり合いで心がえぐられまくるこのシーン大好きです。

心の準備

Crazy Rolling!!!
もうただ好き。訳も好き。
クリスチャンの精神が堕ちていく様をハラハラしながら、サティーンの体調の悪化に心抉られ、ロートレックとジドラーの愛に感動、サティーンの公爵への支配されない宣言で歓喜。
2人のデュエットで大興奮。
幕が降りる直前でキャストが揃う粋な演出に興奮。
とにかく感情が忙しいの。

やっと落ち着いた深呼吸して、劇中劇。
それでもすぐyour song repriseで滝涙。
極限状態のサティーンに心震わせて、サティーンの歌で希望を抱くもすぐに彼女の死を迎えるクリスチャンの心情に想いを馳せます。

ちなみに彼はどのタイミングで理解したのだろう。
私はあの瞬間彼はあまりわかってないと思います。
なんなら愛のために死んでるくらいに思ってるかと。 
もちろん個人の解釈ですが、あそこまで感情が昂っている状況で愛する人が倒れ息絶えて、知らなかった病のことまで理解できるとは思えないですよね。
だとしたら余計辛い。
亡くなって周りから事情を聞いて初めて彼女の愛の深さ、状況を理解すると考えると。

そして、ゆっくり深呼吸して

フィナーレ!
今までの感情を全部リセットするかのようにwhoo!whoo!叫んで、ムーランの世界をひたすら楽しむ。

だいたい2幕はこんな感じで感情が忙しいのでほんと疲れます。(勝手にやってるだけ)

本当に好きすぎて、恋人や好きな人とは絶対に観に行けないミュージカルランキング堂々の一位は間違いなくムーランです。笑笑
もう親友とか家族とかじゃないと無理。
ヲタクの本能曝け出してもドン引きしない人とじゃないと無理。


プリンシパルはダブルキャストのムーラン。
どっちが好みとかある方いっぱいいらっしゃると思います。
私もがっつり好みが出まして、もう後半は固定しました。

圧倒的ディーバ感と慈愛に満ち溢れるのに溢れる天真爛漫さにとろける平原綾香さん。
もうキャスト発表前から妄想してましたが、あまりのハマり役っぷりに感服して眼福。
毎回登場シーンの美しさに見惚れ、歌唱のかっこよさにとろけ、女優平原綾香っぷりに感動。
歌手として知られていますが、女優としての平原綾香さん大好きです。

クリスチャンは甲斐翔真さん。
もう解釈が完全に一致だし、舞台化される上でイメージするクリスチャンにぴったり。
最初は本人も尊敬するオリジナルキャストのアーロントヴェイトっぽさが残っていたものの、八月観劇時からオリジナルで確立されてて、圧倒されました。ロクサーヌのシャウトも素晴らしかった。
芝居心も素晴らしくて、本当に丁寧に丁寧に演じられてて、観客としてすごく没入しやすかった。
間違いなく代表作になったと思います。

デュークは伊礼彼方さん。
もともとファンですが、あまりにもハマっていた。
まず、セクシーで高貴。本当に魅力的。
一緒に観劇した祖母も完全に伊礼さんデュークに落ちてました笑
2幕の公爵邸でのブチギレシーンは本当に大好き。ただの悪役ではなくて、彼なりのサティーンへの愛、独占欲、嫉妬がすごく感じられるので、主役の2人に集中しがちなこのシーンに彼の存在がじっとりじっくりスパイスになっていて、最高でした。

ジドラーの橋本さとしさん
とにかく、破産寸前のムーランルージュ支配人という立場の説得力!
橋本さんの貪欲に盛り上げてくれるジドラーのおかげで客席も盛り上がりやすかったのかなと思いました。
あと松村さんにも言えることですがビジュが良い!カッコ良すぎる!怪しさ全開!イケオジ最高!

ロートレックは上川一哉さん
年齢的説得力がすごかった。
海外公演で毎回引っかかっていたのが、ロートレックがすごくおじいさんっぽくて、そうなるとサティーン幾つ?って混乱して、なんか掴めなくて。
上川さんのロートレックは34〜35歳くらいな感じで勝手に納得してました。そうなるとサティーンは40手前くらいでしっくりくる。
さらにロートレックの愛情も丁寧なので、すんなり腑に落ちてからのキャラクターに集中できたので今まで見た中で一番好きになるロートレック像でした。

サンティアゴは個人的イメージは中井智彦さん。
あの胸板の厚ーい感じ。低音でガンガン響かせてくる感じ。好き。
シンプルに胸板が厚くて歌が上手い人が大好きって個人的好みも反映してますが、中井さんのコミカルな感じがすごく好きでした。
あとファンサが嬉しかった(チョロヲタ!)

Lady M’sはどっちも好きすぎて、毎回組み合わせを楽しんでたので、固定はなかった…。


もう再演が楽しみすぎますね。
再演の前に観られるところで観たいのですが、一番近くてメルボルン…。
悩む。

年末、ヨーロッパで観られそうなのですが、それでも4ヶ月。
その間にオーストラリア行くか?と悩んでます。


あと最後に、ファンサ自慢させてください笑笑

たまたま当たった2列目のセンター寄り席だった時、ぼっち観劇だったのもあってロビーでスパークリングワインをドーピングしたので。
BW並みにwhoo!whoo!叫んで、楽曲に合わせてノリノリになっていたら、キャストからのファンサがとんでもなくて。
オープニングとフィナーレがやばかった。

目線だけでなく、投げキッスや指差し、ウインクまでも飛んできて、こっちもテンション上がってるので射抜かれた振りとかしてたら楽しくて楽しくて、アイドルのコンサートでファンサを欲しがるヲタクの気持ちがわかりました。
こりゃ楽しい。ハマる。

でも同時に私の2幕のグッシャグシャの顔がもし見えてたらやだなって数日後に思いました。笑


ヲタクな小娘がなんだかつらつらと書いてますが、果たしてここまで読んでくださった方はいたのでしょうか?
きっと2幕の心情言語化でみなさん読むのを諦めたことでしょう。
もしここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございます。そしてすみません。



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