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アート・ライフ-沈むな太陽-

東京は新緑、花が落ち緑は栄えるこの季節みなさまいかがお過ごしでしょうか。

大和は相も変わらず納豆は醤油を入れる前に混ぜた方が粘り気が出るとか、
アスパラガスのバター炒めを作る時少し油を足すとバターが焦げないとか、ペレイラ強すぎとか、
あー今週も全然馬券当たんなーとか、
Cochellaやってたんだ知らなかったわとか、
「俗悪千万な人間関係」ね、なるほどとか、
楽しんごマジもんじゃんウケるとか、
そんなことばかり考えておりました。


そんなこんなで今週の絵を紹介!

Yung Lean

今回の絵はYung Lean!
Yung Lean好きです特にソロ名義のJonatan Leandoer96最高。
Död Markもまじ最高。
Yung Lean名義の最新Bladeeとの共作まじブチアゲだよね。

かっくいー。早くヴァイナル化されないかなー。
ほしいなー。

Yung Leanさんは多分6年くらい前、BIG LOVEに普通に買い物しにいらっしゃったことあってたまたま自分もただの客として(まだ働かせてもらう前だったので)そこでコーヒー飲んでていたのですが、レコードまじ積み上げて爆買いしててウケました。インディーとかギターぽいのめっさ買ってた。

単純にあれだけ他人から見たら成功してて、いろんなものを手にしてもなお音楽が好きで、別に聴いてても得にもならないような類のレコードを買うってのがすごいなって思う。
多分いろんな音楽聴いてるから作る音楽も面白いものになるんだろうね。
なるへそ。


背景は曇天の空の中で水平線に沈んでいく太陽を描きました。特に夕焼け、雲の中で赤く燃えてる太陽を見るといつも居ても立っても居られない逃げ出したくなる気持ちになるのです。

思春期の頃、田舎ではなく都会でもない地元で悶々としていた帰り道に何度も見た風景。トラックが交りかう道路、涸れた林、息を潜めた住宅街、空っぽな目をしてるくせに何かとお節介な大人たちの後ろ姿を赤く染めながら沈んでいく太陽。光を背中にうけながら坂道くだる下校道、絶対こんな虚しい町出ていってやる、こんなちぐはぐな夕景のどこがいいんだ、いつか立ち並ぶビル群に沈む夕日を見てやるとリトル大和は決心したのでした。

しかし憧れの土地に住む大人になったら、その時刻はちょうど働いていてじっくり夕日を見るなんてことはなかったのだけどね。
夕日なんてもう見ない、自分はそれでいいのです。
描きながらそんなことを一人ブツブツ呟いていました。やばいやつやん、そんな感じです。


夕陽といえばちょうどこの前まで読んでいた三島由紀夫の『宴のあと』でも2人の関係の終わりを告げる象徴的なシーンの舞台として使われていました。

最後の一行が鮮やかすぎる。夕から夜へと変化するその一瞬の情景、こんな綺麗な文章を前にするとやはり三島由紀夫最高だって思うのです。
文字だけでその風景が、心情が、目の前にひらけている気にさせる。大和もこんな文章を書いてみたいものですが、まあ多分無理でしょう。



というわけで今週の絵はこんな感じ!ここから下は毎週連載(することに今勝手に決めた)「大和の創作漫画奮闘記-第2話-」。
漫画描くのってむずいね、当然のことを今更気がつきました。

という感じでメンバーシップじゃない方はまた来週!


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