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なぜ日本政府は「医師会に要望したら断わられたので、ワクチン接種はペースを上げられません」と堂々と発表しないのか? そうすれば、国民世論は「医師会が悪いんだ」と盛り上がりますし、心ある医師は医師会に反旗を翻します。●なぜ日本でワクチン接種が進まないのか 厚労省と利権を手放さない医師会が障壁


日本のワクチン接種率は0.93%
感染者も死者も少なく、恵まれていた日本のコロナ戦線だが、急激に綻びつつある。このところワクチン接種が進んだ英米では、新規感染者が数十分の一に激減したが、日本のワクチン接種率は英米のわずか数十分の一。これでいったい、どう戦おうというのか。…
歯科医の参画には医師会が反対
…ファイザー製ワクチンを速やかに打てればいいが、そうはいかないという。
「イギリスのように2回目の接種は後回しにし、1回目の接種を受けた人数を増やすべきだ、という専門家の提言があっても、厚労省は治験同様の、間を空けず2回打つという手順以外でワクチン接種を進めることに否定的です。
立ちはだかるのは厚労省だけではありません。
歯科医にも注射を打つのを手伝ってもらうという政府の提言には、ワクチン接種が利権である日本医師会が反対しています。厚労省は、5月半ばには全医療従事者にワクチンが行き渡ると説明していますが、実態と乖離しています。
【引用終わり】
現在大阪で 一回目二回目の宣言の時と違って感染者が減少に転じないのは、感染力が強い変異株に変わったからです。変異株によって、イギリスでは感染者が1万人→5万人の5倍に増えました。それで、完全ロックダウンの強硬政策を行ったのであります。
ですから、現在の大阪の千人程度の感染は、従来ウィルスの2百人の感染に相当するはずであり、(英国のようにすべてを止める完全ロックダウンをせずに)、もしこれで頭打ちに出来れば、大阪は大健闘をしていると評価すべきであると私は考えます。
つまり。
今はもう、感染力の大きい変異株に置き換わってしまったのです。だから今は、従来の感覚は捨てなければなりません。
そして「大阪で千人、東京は2千~3千人、日本全国では1万人に近い感染が出るはずだ」という前提のもとに、対策を取っていかねばならないのです。
即ち、政府の選択は、次のうちのどれかになるべきです。
1 今まで通りに医療界から「できませんよ」と言われるのを受け入れて、入院できずに亡くなる人が出ても座視する。
2 病院を接収する。
3 自衛隊に野戦病院をつくらせる。
4 イギリスの真似をて、ワクチン接種の間隔をあけて、ワクチン接種者を増やす。                私が このように対策を考えていても、政府は「1 なくなる人を座視する」しかできなくて、国民の方で「これはやばい」と思って、自発的に家に籠るようになって感染が減少するという第2回の緊急事態宣言の時と同じになる気がします。
 なぜならば、日本は前例主義の国であり、それが第2回の緊急事態宣言の時の前例の踏襲だからです。
 そして、今まで通りの利権が前例として保障される国だからです。
 記事にあるように、歯科医師のワクチン接種に医師会が反対しているとすれば、「自分達の貰いが少なくなるならば、ワクチン接種が遅れても良い」という日本医師会は、もはや国民の生き血をすする吸血鬼ですよ。
冗談じゃないです。
何で政府は、日本医師会の要望なんか聞いているのでしようか?
どうも私は、日本政府・専門家・マスコミの人達の、視点(注目すべき点)は、ピントがずれていると思います。
「ワクチンを早く打つという《目的》を達成する」にはどうしたらいいか?→今までやっていた医師に聞いた。→できませんと言われた→早く打てない。            
 こんな思考方法では困ります。
 ワクチンを早く打つという《目的》に対して、医師が接種するというのは《手段》です。
例えば、大工さんが木材を切る時に、電動のこぎりが壊れて動かなくなったとします。こういう時には、普通は別の電動のこぎりを手に入れるか、普通ののこぎりを使うかして、大工さんは木材を切ります。
大工さんにとって、木材を切る事が《目的》で、電動のこぎりを使うというのは《手段》です。ですから《目的》を達成すればよいので、ひとつの《手段》がだめでも、別の《手段》を使うのです。
 この《目的》と《手段》の関係でいえば、ワクチンを早く打つという《目的》が達成できれば、《手段》は医師でも歯科医師でも看護師でも、さらには注射に慣れている血液を採取する医療技術者でも良いのです。
 そして、どの《手段》を使うかを決定するのは、《手段》の方ではないです。《手段》を使う人物です。
壊れた電動のこぎりに、「別ののこぎりを使っていいですか?」なんてきく人は、この世にいません。「今日は仕事を休みます」と電話連絡してきた社員に、「あなたの仕事を別の社員に担当させて、業務に支障をきたさないようにしてもいいですか?」なんて聞く会社は、この世にありません。
 ですから、《手段》である日本医師会の要望は最初から聞く必要が無いのです。
 「あなた達医師だけでは、これしか接種できないそうなので、歯科医師にワクチン接種できるように、法律を変えます」と通告すれば、それでよいのです。
 そして、国会が「コロナワクチンは、歯科医師が接種しても良い」という法律を衆参両院の本会議で趣旨説明だけで採決すれば、一日で、歯科医師はコロナワクチンの接種が出来るようになります。
また「ワクチンの接種間隔をあけて欲しい」とは、私も最初から主張していますが、今ではWHOだって、3週間ではなくて6週間でもOKと言っています。
これに対しても、何で国会が動かないんだ。
国会なら「コロナワクチンは、接種間隔を伸ばしても良い」という法律を 一日で通せます。
今、国会と政府がなすべきことは、ワクチン接種の推進と医療の確保です。
渋谷のスクランブル交差点に出かけて行ってそこにいる人達に「なんで、外出しているのですか?」と聞いて回る事じゃないです。
日本医師会の「できません」に耳を傾けている事じゃないです。
私は、《目的》を達成して欲しいです。
《手段》の我儘に振り回されないで…
というか、医師会の我儘を密室で聞いて心を痛めている必要なんて全くないのに、何でこんなことしているのか不思議でたまりません。
「医師会にこう要望したら断わられたので、ワクチン接種はこれだけしかできません」と堂々と発表してしまえばよいのです。そうすれば、国民世論は「医師会が悪いんだ」と盛り上がりますし、心ある医師は医師会に反旗を翻します。
私には、日本の政府関係者は、異次元の存在なしか見えなくなってきています。

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