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今思えば秀逸な『あだ名』だったのかもしれない

それを言われた当時の私は、今よりだいぶ尖っていたと思う。冷めてもいた。

そんな私だったので、辟易しながら顔面に飛んできた雑巾を拾い上げ、ニヤニヤ笑う同級生に何か冷めた一言を言った記憶がある。

今にして思えば、だいぶ酷い扱いな気がする。女子の顔面に使用している雑巾をヒットさせるとは何事なんだろうか。いや、相手が女子でなくとも雑巾は人に投げつける為に存在していないはずだ。窓を掃除していた男子二人よ。君たち、いまは雑巾を人に投げたりしていないだろうね?

中学生の私は、周りから浮いていたし、鈍臭かったと思う。そんな私につけられて、流行りはしなかったものの思い出深い『あだ名』の話をしようと思う。因みに、そのあだ名をつけたのは先に書いた雑巾を投げつけた男子達だ。

その名は『骨の館』

今にして思えば、なかなか秀逸なあだ名だと思う。それを言われた当時の私は『ガリガリだーって事を笑うためのあだ名かー』くらいに思っていた。私は今も昔も、周囲の人間より貧相な体をしている。たまに「いいなぁ〜、食べても太らなくて」という方がいるが、あなたの健康な胃と腸と、私の栄養を吸収する力の弱くてすぐ痛む胃と腸を、交換してあげたいと思ったりする。多分、どんなダイエットより効果はてきめんだ!

まぁ、とにかく貧相な中学生の私につけられたあだ名が「骨の館」だったわけだ。(つけた男子二人は忘れてしまったことだろう)

「骨の」はわかる。本当に骨だ。肋骨も浮いているし、体育座りすると尾てい骨が床に当たって痛い。硬い床で寝ると背骨にダイレクトアタック!である。

しかし、後半の「館」はどうだろう?館というほど立派な体格はしていない。ひょろ長くはあるが「小屋」のほうがあっているのではないだろうか?

館というと、魔女的なあれだろうか。当時の私は、黒髪ロング。しかも、酷い天然パーマで髪は傷み放題だった。その、おどろおどろしさからの「館」なのだろうか。

とにかく、大人になって冷静に考えると、なかなか楽しげな「あだ名」ではないかと思えてきた。

だって、『骨の館』だぜ?なんか、強そうじゃん。RPGでホラー要素としてありそうじゃん。鬱蒼とした森の中で迷ってたら出会いそうじゃん。ヒィーヒッヒって笑う魔女出てくるやつじゃん。

骨の館ってくらいだから、外観から骨を誇張するのもいいが、土壁に骨が埋まっているみたいな隠し要素とかもいい。森に迷い、疲れ果てて、館に入った相手は自分の末路を想像して、勝手にドキドキする。そこへ、私の登場だ!雷が鳴り響く演出があると、いいなぁ。あと、無駄に飛びさる烏の群れなども追加しよう。何かが煮えたぎる大鍋も欠かせないだろう。

因みに、私が魔女の場合はやる気がない魔女になる予定なので、適当に食べ物を与えて、適当にもてなし、適当に送り出す。旅人よ、勝手に頑張ってくれ。

傷つく人は傷つくであろう。体を揶揄したあだ名だったけれど…

当時、私はそれをさほど気にしていなかった。言われて傷つかなかったのは、きっと心底どうでも良かったからだろう。あと、『骨』というのは『確かになぁ』と納得してしまったからだ。『キモい』と言われても『まぁ、確かになぁ』だから、どう反応していいかわからずジッとしていたら、周りがギャーギャー騒いで煩いなと思った記憶もある。

『骨の館』なんて、生涯ネタに出来る。私は、頭の中で骨の館を増築して、今も楽しんでいる。そして、たまには外に出してみたりする。

残念だったな!当時も私を傷つけることはできず、今も傷つけられなくて!!RPGだったら、無敵だな!というか、攻撃できないCPU相手に虚しく攻撃してくるプレーヤーという感じか。ウケる。

人から言われる事に傷つくこともある

そんな私でも、人からの心ない言葉に傷つく事だってある。でも、私には『まぁ、しかし、[その人から見た私はそういう奴]なんだろうから、仕方ない』という諦め方を持っているし、『あの人は何故そのような言動をするようになったのか。そこには、私の計り知れない何かがあるのかも』と相手を観察して、消化する術も持っているので、なんとか沈み過ぎずに生きている。

深く傷ついた心には、私のような方法は効かないが、深く傷つきすぎる前に試すと少し楽だと思うので、読んでくれたアナタが言葉に傷ついた時の為に『とりあえずの絆創膏』とでも思って心に留めておいてくれたら嬉しい。


というわけで、私の黒歴史な中学生の時の『あだ名』の話でしたー!ここまで読んでくれたアナタよ有難う!また遊びに来てくれたら嬉しいです!


今もホネホネしてるし、小枝やナナフシのような体ですが、ありがたい事に骨折した事はなく、過ごしています。画面の前のアナタの骨も、寿命尽きるまで、アナタを支えてくれる大切な存在だから、どうか大切にしてあげてくださいね〜!!

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。